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August 14, 2008
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お盆なんで、真面目な話2つ目(苦笑)

年をとって良かったな~と、しみじみ感じることを
書きたいと思います。
これは、あくまでもあたし個人の経験からなんで、
いろんな人に当てはまる、年を取る良さであるかどうかは
分からないんだけど・・・。

まず年を取ったことで、色んな経験を乗り越えてきて
(勿論だから今生きてる)
すごく大きな問題とか、悩み事っていうのを
どうやってやり過ごして、毎日を送れるかっていうのが、
若かった頃、例えば10~20代前半ではわからなかったのが、
今、少しづつ分かってきたこと。

友達と上手く付き合えない。
人と人の距離感がとり辛い。
上手く振舞えなくて孤立してしまう。
どうしても周りの環境に馴染めない。
すぐ人と仲良くはなれるけど、深く心を通わすことが出来ない。
一番の親友とか出来なくて、やっぱりどこか浮いてしまう。
感性があう友達がなかなか出来なくて、自分の内面の話が出来ない。
乗り越えられない問題があって、それに耐えられない。
辛かったことや悲しかったこととか、そういう経験から逃れられない。

なんて、あれこれあった。

そういう、自分の平和を脅かすような恐怖みたいのがあって
そんなのを上手く対処できなくて、ほんと心労してた。
実際、なんでこんなに苦しいんだろうとか、
生き辛いんだろうとか考えたりしてた。

まぁ、そういうのをあれこれと経験していくうちに、
段々分かってきたのが、
「悩みは尽きないものである」ということ。そして
「尽きないものであるからこそ、やり過ごしたり、
どうにかその重さを耐えて持ち続けていくかっていうのを考えるのが大事」
というのに心底、気がついた。

この気づいたことっていうのは、臨床心理士の先生に
自分の話をしていたときに言われた言葉だったりする。

言われた時にも、ハッと気づくものがあったんだけど、
その言葉の意味が心底響くまで時間がかかった。

何年も前の自分だったら、悩みとか、乗り越えられない問題とか
色んなことがあるたびに、それをResetすべく別のところに移ったり
それを「終わり」になるような環境にしなくては、
そこから逃れられなかった。
それって、単純に「逃げる」だったんだけど、
でも、その時の自分では、そういう『逃げる』ことでだいぶ救われたと思う。

その「逃げる」1つしかなかった手段が、年を取ったことで、
色んな経験をして、そこから問題対処の手段として、
「踏ん張る、現状維持する、やり過ごす」が加わったと思う。

これは、単に自分自身に我慢する力がついたり、
耐える力がついたっていうのもあるかもしれない。

どうにかやり過ごす方法として、ある問題にぶつかって、
耐えられないほど苦痛を感じるなら、それの代替手段というか、
どうにかそこで生き延びられるように、自分の得意分野を見つけるとか
自分の中で価値観を移動するとか。

例えば、学校に馴染めなくてクラスメートとも仲良くなれなくて
学校生活が楽しくない、けれど学校に行かないといけない、とかなら。
「友達なんか出来なくても良い」とか
「友達と遊ぶために学校に来ているんじゃなくて
勉強するために学校に来てるんだから」と、猛烈に勉強してみる。
勉強しているうちに、段々、勉強が出来る自分っていうのになっていくし、
それで、学校での居場所、クラスでの居場所が出来る。
孤立してても、ある意味、居場所があるんだったら、そこに行ける。

それとか、クラスメートと馴染めない、でも友達が欲しいっていうんだったら、
別で友達を見つける。趣味が同じとか、別の場所でも
友達は見つかるわけで、無理してクラスメートに合わせなくても良い。
学校では友達いなくても、学校外だったら、親しい友達がいて
きちんと話も出来るし、楽しい時間を持てる、っていうんだったら、
そこまで、学校に友達がいないことが悩み事にはならないと思う。

目の前の問題にばかり心をとらわれてしまって、
それを解決しなくては!って思って行き詰るより、絶対良い。

他の方向に視点を向けたら、問題を思う気持ちが軽くなったり、
自分の中で整理がついて軽くなることもあるというのが
わかってきた分だけ、色んな経験して年を取って良かったと思う。
若かった頃より、今の方がだいぶ生きやすい。

「こうであるべき!」とか、自分の理想とか、
「こうあって欲しい、自分の周りの環境」とか、
思い描くものを絶対的に追いかけると、やっぱり行き詰る。
行き詰る前に、行き止まりで袋小路に入ってしまう前に
曲がってしまうやり方を覚えたって言うのかな。

すぐに問題から逃げてしまわず、そこで自分なりに踏ん張る方法を見つける。
そして、周りを崩さずに自分自身を維持する、っていうのを
まだまだ完全に出来てるわけじゃないけど、
少なくても、ちょっと昔よりは上手になっていると思う。
その大事さっていうのは、生き辛くて苦しくてしょうがなかった頃を
乗り越えた、というか、その先まで我慢して生きていたからこそ
凄く分かる。凄く大事だっていうのが、身に染みてわかる。

まぁ、年を取って良かったことの1つが、これかな。
問題をやり過ごして、耐えれるようになったってこと。

そして、あと1つの良かったことっていうのは、
他人のペースが分かるようになってきたことだと思う。
自分以外の人たちもそれぞれ成長しているってことを
きちんと、わかるようになってきたってこと。

なんか、ややこしい話かもしれないんだけど、
あたしは、あたしの中のペースっていうのがあって、
その自分尺度でしか、相手のことを測れなかったのが、
「待つ」力がついたからか、相手のペースを見守れるようになってきた。

それぞれ、皆成長しているんだけど、
その成長っていうのは、一緒じゃなくて、未熟だなぁとか
どうしてこう子どもなんだろう、って思うようなことを
誰か、自分と同じような年代や近くの人に感じたりする。
そういう時に、
(ああ、でもこの人はこの人のペースで頑張っているし
それは凄く努力していることで、あたしの尺度で測るもんじゃない)
って素直に思えるようになったこと。

あと、誰かが一生懸命やっていることが、
自分から見たら当たり前、簡単に出来ることがある。
そういう時に、このことを自分の目線から
「簡単なのに、なぜ出来ないの?」って思うのをやめたってこと。

勿論、その反対もある。
あたしが努力しても出来ないことっていうのは一杯あって
(例えば、仲のいい友達を作っていつも楽しくとか)
そういうのを簡単にしてしまう人を見ていると、
なんであたしは出来ないんだろう、って思うこともある。

でも、それって、人それぞれ得意不得意があるわけで、
そんなんで人を羨んだり妬んだり、侮ったり馬鹿にしたりするんじゃなくて
「それはそういうもんなんだ」って受け止められるようになった。
あたしはあたしだし、他人は他人だし、っていう
線引きが出来るようになったからか、自分のペースと、
相手のペースが違うこともあるっていうのが、素直に受け止められる。

これも、ひとえにアレコレと30年近く生きた経験からで分かったこと。
あたしは、これくらい年を取らないと分からなかったことなんだけど、
まぁ、他の人からしたら、「それって当たり前でしょ」ってことかもw
んだけど、これはあたしのペースで、あたしなりに成長してるってことで
良いんだと思う。


あれこれと、書いてきたんだけど、
ほんと、最近、年を重ねるのも悪くないよなって思ったりする。
年を重ねることで分かることが増えてくる。
それで生きやすくなるし、リスク管理が出来るようになって、
自分を追い詰めてしまわない方法も見つけれるようになったし。

長々と駄文ではありますが、とりあえず旧盆なんで
真面目に、年を取って良かったなと、自分自身を振り返ってみました。
たまにはね、こういうことを考えるのも良いよね。





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Last updated  August 14, 2008 01:22:40 PM
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