本調子


読書普及協会が主催する、この本を読まずにいられるか!って本やエピソードを紹介する講演会です。

講師は、望月俊孝氏、岡保和秀氏、ゲストに清水克衛氏を招いての講演会。
会場は人数のわりに狭いので、余計に熱気ムンムン、酸素がたりないくらい。。

私は、とことん本無精でした。
一年に1,2冊読むか読まないかという、ホントに本に縁のない人間だったんですが、
今年の7月くらいから、読書にはげむようになりました。
というのも、人から得られる情報と同じくらいの量の情報を本から得られるからです。
しかも、人とちがって相手の都合をきにする必要がないですし、必要な部分だけチョイスすることができるからです。
過去のノウハウから学べることは膨大です。
普通では会えない人や、亡くなられた方の考えや、教えをこうことができます。
そして、それらはたくさんの気づきとインスピレーションをもたらしてくれます。

気づきは非常に大切なものです。
気づくと一生わすれません。
気づくためには、その人に受け取るだけの準備ができてなければ受け取りきれません。
気づきは人生を豊かにします。


さて、講演の内容ですがご自身が感銘を受けた、また、共鳴した本を紹介されていました。
清水氏は子供向けの本で、わかりやすさについて。
本の中には、わざと難しく物事を記して、詳しくはここへアクセス、、みたいなものがあったり、
わかりやすく出来ることをわざわざ難しく書いて、かんだか偉そうな文章にしているものがあります。
子供むけにかかれているものにわかりにくいものはありません。
単純に、簡潔に大切なものを語りかけてくれる本の紹介をされていました。

望月氏は目標達成のコツやスピリチュアルなことについて。
目標達成のコツは
「量をこなす」:ピカソは生涯8万点ほどの作品をのこした、これを日割りすると2~3個/日になる、、すごいです。
「楽しむ(続けられるよう工夫する)」:イチローはメジャーにいく3年まえから、仮想メジャーで試合をしていた。
「違いに気づき、改善する」:うまい人をまねよ、他との違いにきづけ、それがうまくなるコツである。
「エネルギーの出し惜しみをしない」:熱意があふれてくるようなことをやること。

自分の才能の棚卸しをしよう、他人や近しい人の棚卸しもするとおもしろい。
ある程度まで、望むものが決まっていたら、一貫した頑固さをもち、断固とした行動をとること。
とにかく、うまい人のまねをしつつ、量をこなすこと、そうすることでオリジナリティーが確立される。

ポストイットに、次のことを書いて、財布なんかにはさんで頻繁にみる。
私は ~ができて うれしい。
~ができて の部分は具体的に。
例:私は一日一冊、本を読めてうれしい、、など。

岡保氏は本からうけた、感動や気づきについて
フランス料理の偉人がいるんですが、そのひとの目指しているのは、
地元でとれる素材を使ったフランス料理。
別にフランス料理だから、フランス産の素材を使う必要はない。
自分でしらべて、自信をもって紹介できる素材だからこそ、最高の料理が出来る。

たまにはマニアな本を読んでみる。
「剣道日本」、、、。
コラムのなかに、ユニクロCMの武道館の事について書いてあった。
武道館に土足で踏み込む、矢沢栄吉、、。武道館は武道をするところであって、けっして土足であるいていいような所ではない。
などの、ただCMをみているだけでは想像つかないような視点から意見を述べている。
普段、味わえないような気づきをくれる。
たまには、まったく興味のないような本も手にとってみよう。

大きな気づきをもたらしてくれるのは、人と本である。
バランス良く両方から、情報をしいれることで気づきの幅が広がる。
片方に偏ると幅がせまくなるよ。


いまの日本を元気にする!
本を使って元気にする!
調子はどう?
本調子!



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