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頭痛と戦う

-頭痛と戦う-

頭痛には、もらった薬が少し効く程度でした。
診断は筋緊張性頭痛で、この時もらった薬は、たしか鎮痛剤とデパスという筋緊張緩和作用のある精神安定剤でした。
もらった薬のどれかが結構強い薬で、この頃あまり外に出られませんでした。
陽に当たらず、お化粧もしないので、お肌だけはすべすべになりました。

だーりんが帰ってくると元気になるのですが、独りでいるときは、もうダメ。

携帯とか電話の音がヒジョーにきついので音を消していました。

そんなときであっても、父からは仕事の電話がバンバンかかって来ていた。
ともすれば、心配している風なことを言う。
まあ、親だし、一人娘でもあるから、心配していないなんてことはないとは思うけれど、はっきり言って、顔も見たくないし口もききたくなかった。

電話が鳴るたび、話をするたび、心が体が病んで行く気がしていた。

もう仕事のことなんてどうにでもなれ、何とでもなってしまえ、具合悪いんだからどうでもいい状態なのだけど、やっぱりあまり無責任なのも・・・と思って、たまには、休んでいるながらも会社にとって本当に大事なことだけ、やっとの思いで仕事を数件片付けたりしていた。
そんな感じで私的には必死にやっているつもりでしたが、何をやっていないこれはどうなったあーだこーだと父親に一日に何度も怒鳴られた。

私はこんな状態で、あたまも朦朧としていて、ひとつのことを片付けるのがやっとなのに、更に追い詰めて何が楽しいの!と叫びたかった。

家中のガラスを割って、包丁をテーブルにぶっ刺したい衝動に駆られたけれど、やっとの思いで思いとどまったりした。

そんなことを散々言っておいて、今度は猫なで声で、「オレがいるんだから、お前はリラックスしてあまりプレッシャーを感じたりしなくていいんだよ。」とか言う。

私は、会社の状況からも、いろいろな外交関係においても、何のプレッシャーも感じていない。

私の病魔の巣はあなたなのだよ。

そう面と向かって父に言ってやれたらどんなに楽だろう。
そんなことを来る日も来る日も布団の中で思った。
顔を見て話をするのも嫌で、思ったことを手紙にぶつけてやろうと思い、筆を執ったけど、恨み言しか書けず、いくら精神的にきつくてもこれはないよなーというような内容にしか、何枚書いてもならない。
結局、思いは伝えられないまま、寝ている日々。

自分の今後の身の振り方について、父親と話をしようと思っていたけれど、いつまで経ってもできなかった。

置手紙でもして逃げるしかないのか。
でも、手紙もろくに書けなかったしなあ。
今、本当にここを捨てるときなのかもしれない。
無責任でも、誰に何と言われようと。

けど、やっぱりいろいろなことを考えてしまって、その一歩が踏み出せず、また私は日常に戻るのでしょう。

そんなことをぐるぐるぐるぐる考えていた。

かと思えば。
逃げたい逃げたいと思いながらやってたって、何もうまく行かないし、楽しくもない。
そう思って、どうせやるなら楽しんでやろう、とがんばってきた。
それでも、何度もくじけそうになり、心の中で様々な罵詈雑言を叫びながら、ここに踏みとどまってきた。
今回もう限界かなと思った。

逃げるのも必要。
逃げることは必ずしも悪いことじゃない。
自分の人生と心身を大切にしないと。

だけど、いろいろ考えたけれど、でもやっぱりしばらくは続けよう。
きちんと結果を出して、業績をあげて、みんなが本当の笑顔を取り戻せた時、私はここを去ろうと思う。
それまではがんばろう。
泣き言も今まで以上に言うだろうけれど、がんばろう。

それが私のプライドだ。

と思い直したりもした。

この時、とにかく願っていたのは、とりあえず痛いのだけどうにかして欲しい、ということだった。
あの痛みは生きる気力を奪う痛さだった。



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