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一昨日、出血と下腹部痛がひどくなったため、病院に行きました。所見では、まだ緊急性はないとのことで自宅で安静にして様子見となりました。今日夕方まで、生理3日目位の出血と強めの生理痛のような痛みが続いていましたが、今はすっかり治まりました。乳が張っていたのも消えたので、流産が終わりかけてるんだと思います。お医者によるとどうやら左卵管の卵管妊娠のようです。実際、左腰から左太ももまでの奥の方がずっと痛いです。何かが神経に触っている感じ。しn自分が子宮外妊娠になって、いろいろ調べてみました。子宮外妊娠には、卵管妊娠、卵巣妊娠、腹腔(腹膜)妊娠の3種類があって、全妊娠の1%、発生頻度としては流産の約10分の1だそう。初産比べて経産に多く(80%)、特に1回経産婦が最も多いとのことです。まさに私は1回経産婦。子宮外妊娠のうち卵管妊娠が98%を占めるそうです。そもそも妊娠というのは、最初から子宮の中で受精卵となり着床する訳ではなくって、卵巣から腹腔内に排卵された卵は、手のひらのようになっている卵管につかまれて、卵管の中を通って子宮に到達します。この間に受精しなければ、生理となり排出されるのですが、この間に受精すると妊娠となります。受精卵は、順調であれば1週間位かけて子宮内に降りてくるそうですが、受精卵に着床する能力が備わってもまだ子宮に到達していなかったり、どこかで迷子になってたりすると、そこで着床してしまう。これが子宮外妊娠です。知ってた?私、知らなかった。卵巣から排卵されて卵管を通って子宮に降りてくるのはしってたけど、受精は子宮の中でするんだと思ってた。こういうのを知れば知るほど、妊娠って神秘。子宮外妊娠の原因はいくつかあるそうです。クラミジアや淋病、あるいは妊娠中絶後などにより卵管自体あるいは卵管周囲に炎症が起こることが原因となる場合や、子宮内膜症による卵管周囲あるいは卵管を巻き込んでの癒着が生じた場合、卵管に憩室や発育不全、奇形などの異常が見られた場合などにより起こりうるそうです。この他、受精した卵が一度卵管を飛び出して、対側の卵管から侵入すること(外遊走)が原因となる場合や、卵管から子宮内腔を経て対側の卵管内へ侵入すること(内遊走)が原因で起こる場合もあるそうです。しかし、原因がはっきりしないケースもかなりの割合を占めるとのことなので、卵管の通過性自体に問題があるような特殊な例を除いては、子宮外妊娠を事前に予防するということはきわめて困難なことなんだそうです。要するに、誰にでも起こりうること、なんですね。子宮以外の場所に妊娠すると、もちろん妊娠を継続する事はできません。受精卵が発育するための環境が整っていないからです。いずれ限界に達すると、その場所で流産が始まるか卵管破裂が起きます。症状としては、卵管流産の場合は不正出血と下腹部痛。卵管破裂の場合は、腹腔内への出血量に応じた症状(少ない場合は卵管流産と同様の症状、多くなるほど腹痛が激烈となり、ひどければショック状態に陥るようになります)が現れます。特に卵管破裂の場合は数時間の間に腹腔内へ2000~3000mlもの出血を来すこともあり、輸血を必要とすることもしばしばで、放置すれば当然死に至る可能性があるという恐ろしいものです。どのくらいの妊娠週数になると流産したり破裂したりするのか?これは、妊娠週数と卵管流産・卵管破裂が起こる時期との間には相関関係はなく、早い時期に破裂に至る場合もあれば4ヶ月以降まで流産徴候もなく発育する場合もあり、一概には言えないとのことです。子宮外妊娠の診断はものすごく難しいそうです。子宮外妊娠の診断に必要なのは、当たり前だけど、子宮内に妊娠していない、もしくは子宮外に妊娠していることを確認することです。これが簡単なようでとてもやっかいだそうで。まず、子宮内に妊娠していないといっても、超音波で胎のうが確認できるのは妊娠5週目以降が一般的。だけど生理不順などで排卵が遅れていたり、発育不全(要は流産)で確認できないということもありうる。妊娠初期は、正常であっても異常であっても、出血することや下腹部痛はままあることなので、子宮内に確認できないとか出血とか下腹部痛があるからといって、一概に子宮外妊娠とは言えない。また、胎のうらしきものが確認されても、子宮外に排出された妊娠ホルモンによって形成されたものが子宮内に胎のうのようなものを形成している場合もあって、初期妊娠の判断というのは本当に難しく経過を観察するしかないそうです。さらに、子宮外に妊娠している証拠をつかむと言っても、卵管が通常超音波では描出されず、卵管周囲には腸管があるために子宮外妊娠部分が存在してもなかなかはっきりとは見えないこと、ある程度以上の大きさにならないと描出されにくいことなどの理由により、むしろ子宮の中に妊娠していないことを確認すること以上に難しいことなのだそうです。実際私がこれだけ結論を引き延ばされているのもこの理由からだと思います。治療法は、抗がん剤による薬物療法と手術の2種類あります。抗がん剤による治療は、抗がん剤によって妊娠組織を消滅させるのですが、副作用が強いためあまり一般的ではないそうです。一般的なのは、開腹手術か腹腔鏡手術で、内容は卵管切除や妊娠組織が癒着している臓器の切除です。卵管流産で、もしきれいに妊娠組織が流産してしまった場合は、手術の必要はないけど、妊娠ホルモンの値がゼロになるまで定期的に血液検査でのチェックが必要です。この場合、卵管に妊娠組織が残っていたら、その卵管はもうふさがれてしまうので閉鎖されている状態となってしまいます。すると、子宮外妊娠の再発率が25%と高くなるそうです。ただ、手術をした場合も癒着が少なからず発生するし卵管を1本失うので、妊娠率自体が7割程度となり、再発率は10%になるそうです。以上子宮外妊娠情報でした。
2009年09月22日
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