「大団円」

「大団円」TULIP2005“hope”ツアー

メンバーがステージに現れると、会場全体が明るく。
あの曲の登場!?もう、終わり・・・。

24.「魔法の黄色い靴」 (1972年シングル)
この曲を最後に持ってくるというのが、お決まりのパターン。
今回のツアーのあリ方にも賛否両論あるだろうけど、
この曲を最後にみんなで大合唱するということにも、意見がわかれるだろう。
私としては、お決まりで構わないと思う。大合唱、結構。
途中からのTULIPファンとしては、世代を越え、時間を越え、同じ歌をみんなで一緒に
歌えるということが嬉しくてたまらない。この曲が出た時からのファンのような気さえする。
財津さんは、そんな会場の様子を楽しんでいるようだし、客席が大合唱している間、
自分はちょこっと休んでいるのかもしれない。

この曲、客席の1列目、特に真ん中当たりの人は財津さんにマイクを向けられ、一人で歌うという
大舞台が待っている。そういうことがなかった公演もあったようだけど、歌い終わったあとは、
頭をぐしゃぐしゃに撫でられたり、握手してもらったり。
ツアー後半からは、財津さんがシャツの上に着たツアーTシャツを脱ぎ捨て、渡していた。
なぜ、後半になってから・・・。
緊張もせずに、きっちり歌える人を見ると、すごいな~と思う。

演奏が抑えられ、ドラムのリズムの中、財津さんは歌わず、客席みんなの声がしっかりと耳に入ってくる。
♪Oh~そうだよ・・・と、歌いきった時、少しの時間、声を出し、拳を振りあげただけなのに
力が抜けてしまった。
曲数が少ないことは残念だけど、TULIPの頑張りということは称えたい。

財津さんは最後までハイテンション。白いお腹をこれでもかと見せてくれる。
にこやかな安部さん。汗など、かいていない様子。丸1曲歌って欲しかった。
キラキラまぶしい姫野さん。肩にかけていたタオルを客席な投げたり、ピックを投げたり。
達成感いっぱいという感じの上田さん。確実なリズム。衰えというもが感じられない。
宮城さんは、終始控えめ。それでも、べーシスト、ヴォーカリストとしての力、存在感は大きかった。

メンバー全員がステージの真ん中に集まって、時には手をしっかりとつなぎ、時には肩を寄せ合って、
頭を下げ、バンザイをする。
その晴れやかな表情に客席の多くの人が“ありがとう”という気持ち。

ステージの明かりが落ち、コンサート終了のアナウンス。
また、いつの日か逢えますように・・・。

<終>


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