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原付バイクによる惨めな信州旅行でしたが、最終結論はまだ先です。
3年後の出来事を後日談の仕上げとします。
自分の青春に別れを告げた思い出です。
いつ書こうかと思っていたのですが、やはりこのまま一気に書き上げた方がいいのかなと思いまして、頑張って書きます。
あの頃、ひかるは体調を崩して実家に帰っていると聞いていました。
精神的な悩みでもあったのかなと心配であの時、訪ねてみようと思ったんです。
実は事前に電話をかけていました。でも、名前を告げたとたんに電話が切れた。
かけ直してもダメ。会いたくないならはっきりと断る人ですから、何も理由を言わなくて連絡を絶つのは不自然に感じます。
会って話がしたかった。話が始まると終わりが無いくらいに話題が尽きない二人。
睡魔が襲って目が閉じても話し込んだ二人。別世界に育った二人がお互いを知り合うのに時間はいくらかけても足りなかった。
悩みが有れば聞いてあげるし、心が病んでいれば手を握って元気を与えたい。
そんな気持ちでバイクを走らせたんです。
面会拒否という仕打ちを受けた自分ですが、なおさらひかるのことが心配でした。
心配ではあったが、こちらのショックも結構大きくて、立ち直るに時間がかかりました。
信州から帰ってから違う職場で働くことになり、自分の生活が変化しました。
仕事は正社員ではなく、臨時雇用の状態でした。
次の春にめでたく正採用となって、責任ある仕事を任せられるようになった。
新人として何度も研修会に参加するなど自分の仕事を覚え、こなしていくのに力を注いだ。
だから、ひかるさんのことは暫く考えないことにした。
手紙も出さないようになった。
あの日から3年の月日が流れた。