成毛式実践マーケティング塾

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成毛式実践マーケティング塾

<著者>
成毛 眞

<内容>
第一講 利益を生み出しているのは誰?
いい商品をつくるために頑張るより、今あるものをもっと高く沢山売る工夫(マーケティング)を。
全社的プランを立てるのは実態を知っているマーケターであるべき。 実態から離れ、数字しか追わない経営企画室は廃止すべき。
マーケターは数字に強くなれ。

第二講 マーケティグは楽しい戦争だ
マーケティングは戦争そのもの。 戦争論を読もう。
戦う前に目標を決めよう。
二正面作戦はやめよう。
まねは悪くない、先行企業のお客の不満から学ぶ。
取引先や消費者が「勝手連」になってくれる「外部ネットワーク」
「人間関係」というベネフィット
中古市場は敵ではない。 中古市場が作り出す信頼感。
市場は小さくとらえよ。 「山手線ブランディング」

第三講 時間をムダ使いさせよう
時間を損したと思いたくないから買う心理
さまざま実例と二次効果(ひとが人を呼ぶ)
ちょっとだけ専門家が増えている。専門用語、専門媒体での訴求

第四講 隠れ中間層を探せ
日本に厚く存在する中間層、男の半隠居、小金持ち父さん、障害者市場
男の40代、女の20代の頃の遊びを再現する。

第五講 魔法とファンタジーに注目しよう
むき出しの技術を処理する事とファンタジーの合体
非日常感
観光:道中のすべてをマーケティングせよ
銀行の役割

第六講 ITとかねと頭は使いよう
成毛氏の現業インスパイアの説明、プライベートエクイティ
大企業のノウハウを中小企業へ
眠れる特許の活用
企業の社会貢献
オールドエコノミーはITで蘇る

<感想>
うちの会社にもある「経営企画室」確かに屋上屋です。

「外部ネットワーク」「時間を損したと思いたくないために何か買おうとする」という話は実に深く消費者の心理を読んでます。

その他にも「マーケットを小さく絞ってそこで勝負する」「山の手線内ブランディング」「新中間層を狙え」「小金持ち父さん」など鋭い視点をユニークなネーミングで表現していて、非常に実践的なマーケティングのアイデアをいくつも授けてくれるだけでなく読んでいて楽しい本です。 

「市場を小さくとらえよ」は泉田式メルマガで紹介されている考えとも共通点がありますね。 (ビジネス成功法!泉田式mag2ID0000116791 まぐまぐ http://www.mag2.com)

<勝手にレーティング>
納得度:4.5
オリジナリティ:4.5
実用度:4
アマゾン:4.5
合計:17.5

<他の作品>
新世代ビジネス、知っておきたい60ぐらいの心得
トーキョー金融道 ?トーキョーの、ニッポンの、世界の金融のイマがもっとも過激にわかる本。
(共著)

crown2 殿堂入りの本を買う crown2


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