温泉三昧

「文化」とは


■文化の語源
・中国の古典「説苑」に文化ということばが見られる。
・江戸時代の談義本にも「文明開化」という趣旨で「文化」が使われている。
  ・・・目出たい御代故、文化も盛にひらけて
・現代語の「文化」は英語のCulture、独語のKulturの訳語
  原義「耕す」⇒自然をよく耕す⇒文化となった。

■文化とは
・広辞苑
  1.文徳で民を教化すること。
  2.世の中が開けて生活が便利になること。文明開化
  3.人間が自然に手を加えて形成してきた物心両面の成果。
   衣食住をはじめ、技術・学問・芸術・道徳・宗教・政治など生活形式の様式と内容を含む。
・梅棹忠夫氏
 「国民の日常生活におけ『心のゆとり』
    ―実利的な目的から離れた生活のすべて―」
・司馬遼太郎氏
 「魚が魚巣に住むように、サナギがマユにくるまれているように、それにくるまれていると快いというもの。ときに慣習と同義語でもある。」

■文化の日の成り立ち
・昭和23年7月、「国民の祝日に関する法律」が施行され、11月3日が文化の日と定められた。
⇒制定の趣旨  自由と平和を愛し、文化を進める。
⇒国会における説明
 この日は新憲法が公布された日。この新憲法において、世界の如何なる国も、未だかつて言われなかった戦争放棄を宣言。これは日本国民にとって忘れ難い日であり、国際的にも文化的意義を持つ重大な日。そこで、平和を図り、文化を進める意味で、この日を“文化の日”と名付けた。“平和の日”としてもよいが、それは別に講和締結の日を予定している。
・戦前は、明治天皇の誕生をたたえる日で“明治節”
 ⇒昭和2(1927)年制定/昭和23(1948)年制定

■「文化の日」-外国の例
・ブルガリアに1例ある。
  5月24日“Culture Day”
  ※文化の日と訳している(ブルガリア大使館確認)

【文化関連の部署にいたときの同僚、Jさん(故人)が作成したもの】


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