温泉三昧

ねぇきみ・・・・


          ねぇきみ・・・・

                           坂本光男

          ねぇ、きみ、お母さんを知ってるかい。
          君が生まれたとき、病んだとき
          眠らずにじっとそばにいて
          心を痛めていたのがお母さんだ。


          ねぇ、きみ、お父さんを知ってるかい。
          夜中にどんなに遅く帰っても
          きみの寝顔をそっとみて
          黙って床についたのがお父さんだ。


          ねぇ、きみ、友だちを知ってるかい。
          平気でいつも楽しそうだけれど
          誰もが1つ以上の悩みをかかえ
          こらえながら頑張っているのが友だちだ。


          ねぇ、きみ、自分を知ってるかい。
          たとえ勉強やスポーツが苦手でも
          必ず2つ、3つは自慢できるものがある。
          それに気づいていないのが自分なんだ。



          ねぇ、きみ、生きるって知ってるかい。
          きみのなかにある、その自慢できるものを
          どれでもいいから輝かせてごらん。
          それがきみにとっての生きることなんだ。


          ねぇ、きみ、生命って知ってるかい。
          きみがもし死んだら親も友だちも泣く。
          かけがえのないタカラモノだから
          生きられるだけ生きてこそ生命なんだ。


          ねぇ、きみ、未来って知ってるかい。
          どうなるかわからないこれからを
          きみの知恵と力できりひらく
          そのわくわくする冒険が未来なんだよ。



    坂本 光男(さかもと みつお)さん
     1929年、埼玉県秩父市に生まれる。埼玉師範学校卒・中央大学法学部卒。
     小学校・中学校・高校・大学いずれの教師も歴任。
     現在、日本生活指導研究所所長・全国生活指導研究協議会会員。


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