たぬきぶたの日記2

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門司機関区での検査



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門司機関区での検査



さて、九州での撮影は終わりにしようと思ったのですが、めずらしい写真があるので

アップします。

29日はもう一度筑豊に戻って撮影していました。

でも、もう帰りたくなっています。フィルムも最後の1本となり、行橋から門司港へと

向かった。

この年は高校2年ですから、修学旅行に北九州を回った。その時に若松で昼食だったが、

それも食べずに機関区へ写しに行った。門デフを生産した工場はどんなところだろう。

そこで門司機関区へのあこがれがありまして、そこに立ち寄りました。

そこでの貴重な写真です。

SLは全般検査が4年ごとにあります。自動車でいうところの車検ですね。

中間検査が2年ごとにあります。全般検査では完全にばらして、ボイラーの中の

管までもが取り外すらしいです。今回は中間検査だと思いますが、その現場に遭遇

しました。どうぞ。


S47-3-29門司工場04給水.jpg

D51と9600が運用されていました。



S47-3-29門司工場05D511021.jpg

左にC11が見えます。実はこの機関区が門司かどうか確信がない。

周りに山が見えるし、はたしてほんとうに門司なんだろうか。違っていたら

ごめんなさい。場所を特定できるものを撮影するべきですね。

かろうじて、SLの運転席の下に所属を表す「門」の文字と配属車両から

門司だと判断しています。それに検査する工場は限られていますからね。

関西では鷹取工場、鳥取の後藤、長野工場など限られています。



S47-3-29門司工場08車庫.jpg



S47-3-29門司工場10ターンテーブル.jpg

どこにも場所を判断する文字がない。ぐすん。ここにはアップしていないが、

構内に架線が張られているから若松ではないし、D51がいるから後藤寺

でもない。やはり門司しかない。一応調べたのですよ。

車庫に写っているD51250号機は門司機関区所属で最後となっています。



S47-3-29門司工場16D51182.jpg




S47-3-29門司工場11検査テンダー.jpg

テンダーとよばれる後ろの部分です。水と石炭(豆炭)を載せます。



S47-3-29門司工場12キャブ.jpg

キャブとよばれる運転席です。投炭扉が見えます。



S47-3-29門司工場14主連棒.jpg

動輪をつなぐ主連棒がはずされています。SLは総重量が約100トン

ぐらいあります。それを持ち上げる設備は初めて見ました。

鷹取工場が近かったので一度は行くべきでしたね。でも当時は

そんな時間があれば動くSLを写したかった。

最後の一枚、動輪です。



S47-3-29門司工場13動輪.jpg

この動輪も検査されます。ひびが入っていないか、外周にはめ込まれている

鉄のすり減り具合は適切かなどです。播但線を走っていたC57の中には

他のSLの刻印がある動輪や先輪を付けているものがありました。

やはり耐用年数がありますね。人間も50を過ぎればガタがきます。

山口線を走っているC571号機はいつまで持つのでしょうか。いつか、終わりが

くるでしょうね。その前にもう一度撮影に行きたいものです。

これで、今回の九州撮影旅行は終了します。

剣道部の練習をサボリ、勉強をサボリ、趣味の写真のためにアルバイトに

励んでいたアホな高校時代でした。




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