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超好意的女性論概説≪3≫


(比較文化人類学的にみて、男は買う側です)

それだけに、比較する能力には優れています。
こっちの品物の方が十円安い、こっちの男の方が背が高い、こっちの男の車の方が高い、等をいとも簡単に見抜く能力があります。

通常、女性は選ぶ側にいますが、選ばれる側になる事もあります。

しかし、女性は年齢を重ねるごとに、必ず(厳しく)選ぶ側にシフトしていくのです。
そして、男に選ばれることはなくなり、若い女性のような恋愛に関する悩みから開放されていきます。

中年女性が本当に問題意識に直面するのは、“中年になってから”厳しい目を自分自身に向けた時です。

若い頃は自分にも厳しい目を向け、ウエストが太い、でも食べたい、足が太い、でも食べたい、等とちょっとした事にも悩むものです。
それだけに、中年になって気に入らない部分が増えるのは、とうてい許される事ではないのでしょう。

そうなった時、女性は厳しい目を自分に向ける代わりに、周囲に向けるようになります。
そして自分を批判する代わりに周囲を厳しく批判しつつ、商品と男を厳しく選び続けるのです。

その結果、中年女性は存在感を強めてゆき、一人で何人分もの存在感を周囲に与えるようになります。

「中年女性が百人いる」とあなたが感じたら、一人はいると思った方がよいでしょう。



≪注記≫
今回は(ことに中年の)女性に対して辛辣な内容に思われるかも知れませんが、これは、ひとえに私の表現力の未熟さによるものです。
女性の方々は、皆さんの近くにいるロクでもない男に怒りの矛先を向けて頂いて、私には優しい視線を向けて頂きたい。




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