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男性論≪1≫



男は世界平和の恒久的実現とか、人口爆発による世界的な食糧問題とか、地球温暖化と環境破壊の問題が国際経済へ及ぼす影響とか、プロ野球の新規参入で「ライブドア」がいいのか「楽天」がいいのか、ライブドアの堀江社長がドラえもんに似ている、とかを人類を代表して憂慮し、検討を重ね、対策を考えているのです。
場合によっては、今季のイチローは軸足の角度が良かったためだ、などの細部にまで踏み込んだ解説を披露してくれたりします。

女性は、はるかに卑俗なこと、今日の運勢、流行りの色、芸能ゴシップ、人のうわさ、などを考え、自分の金の使い方、男の金の使い方、男の行動の仕方について、決定を下し、実行し、実行させます。

このような分担体制をみても、男が有史以来守ってきた誇りの高さが解るでしょう。
男女の違いをさらに明確に示すのは雑誌に掲載される記事です。

女性雑誌で取り上げるのは、ファッション、化粧、旅行、グルメ、ダイエットなどです。
これらは実践的で曖昧な要素が入り込む余地がありません。
(ほかに実践女子大学にも男が入り込む余地がありません)

これと対照的に、男性誌が取り上げるのは、女の裸、女の水着姿、女の下着姿などです。
これらはどれも実用性や損得を度外視した純粋な探求の世界です。
ロマンといっても良いでしょう。

ですが、男のロマンを見る女性の視線は冷ややかです。

雑誌を見る限り、異性に対する関心は男女ともに高いが、関心の持ち方に違いがあります。

異性に対する関心の点では、女性は「どうすればスタイルが良くなるか」「どんなアクセサリーがいいか」「どうすればイイ男を獲得できるか」「どうしたら男を操れるか」という実用的な内容に多くの紙面を割いて、実践的、方法論的に研究しています。

その間、男は女体の美しさを、ひたすら審美的に(何も考えずに)鑑賞しているのです。
これで男が女性の優位に立てるはずがありません。

実際、大半の男は、女体を鑑賞している隙に(何もかんがえていない間に)、何が起こるか判らないまま女性と付き合い始め、これといって思い当たるフシもないのに、いつの間にか不自由な生活を強いられているのです。


ただ、女性がいくら研究しているからといって、男が自分を理解してくれるだろうと期待するのは誤りです。
女性が知っているのは、男を操るのに最低限必要な習性に過ぎず、男の内面(ロクでもない内面なのだが)を理解することには関心がありません。
魚を釣るのには、魚の習性をいくつか知れば充分で、魚の内面まで理解する必要はないのです。


(お気づきの方も多いでしょうが、論旨がブレてるのは、著者が“ロクでもない”男だからです)




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