“お笑い”哲学論のページにようこそ!

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男性論≪4≫


(そして犬であり、猫であり、熱帯魚であり、本であり、音楽であり、映画であり、テレビであり、趣味であり、友人であり、酒であり、満腹である)
(女性以外のほとんどのモノが、男の孤独を癒してくれそうだ)

しかし男にとって、女性は、楽しみと喜びと幸福の最大の源泉です。
たしかに恐怖と不幸の源泉であるかも知れませんが、怖いからといって敬遠するとは限りません。
金を払ってホラー映画を観ることもあるのです。

この世から女性がいなくなったら、ほとんどの楽しみは失われ、人生は味気ないものになってしまうでしょう。

男だけで楽しめるモノと言えば、わずかに、ギャンブル、飲酒、スポーツ、ゲーム、映画、読書、音楽、絵画、文学、学問、平和の享受、安穏な生活くらいなモノになります。
しかも、これらは、女性がいなくても出来る、というだけではありません。
男の注意を逸らす女性がいなくなったら、男はこれらの活動に思う存分打ち込んでしまうでしょう。

実際、女性がいてこそ、人生は刺激的なものになるのです。
女性がいなかったら、楽しみというものは成り立ちません。
(苦しみも成り立ちません)
そればかりではありません。
女性そのものを見ているだけで楽しい。
(とくに遠くから見ているのが楽しい)



考えてみると、男性論などをクダクダと論じるのは、女性にあざ笑われるだけの、みっともない行為です。
男そのものが論じるに値しないうえに、何かを論じるという事が、そもそも男らしくないのではないでしょうか。

男として最もかっこいいのは、(女性には真似の出来ない)孤独な姿です。

私は独りで、ぼんやりと丘の上に立ち、降り注ぐ冷たい雨に肩を濡らしながら、男の孤独をかみしめていました。

しばらく、そうしているうちに、身が引き締まるような緊張感が全身を駆け巡りました。

今日中にトイレ掃除をするように、事務員の女性に命じられていたのを思い出したのです。





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