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June 9, 2010

最近クラシック愛好家を中心に、ステキなシニアとお知り合いになることが多い

戦前の生まれで中学高校の頃にクラシック音楽と出会い、少ないレコード・演奏会・ラジオ・ＴＶ放映などを丁寧に聞いてきた方たち
ご自身では演奏しなくても、本当に詳しい
私は最近でこそ、しょっちゅう演奏会に出かけるけど、余程でないと出演歌手の名前も覚えないのに
何年の、どこの歌劇場の、誰の指揮の、◯というオペラの、◯の演奏は素晴らしいと
その記憶力たるや、モバイルパソコン並み

逆に情報が少なかった時代だからこそ、知るための努力が楽しかっただろうし
クラシック音楽に造形が深いことが一種のステイタスに作用したし
同じ趣味の仲間と語り合うことが楽しみだったのでしょう
今はネット環境があれば、世界中で誰でも情報が手に入るから、便利だけどツマンナイね
日本のクラシック業界はこの年代の方が支えているといっても過言ではなく、高齢化が進んでいるので、この先バラ色とは言い難い

それではクラシック好きを増やすにはどうしたらイイ？
昔は「知ること」自体が「能動的」な行動だった
今は情報が溢れているからここに魅力はない
それでは「演奏すること」をやってみるのはどうかしら？
「能動的」な行動が伴なうと、出来ないこと・苦労することがあり、達成感が得られる
中でも「歌」は体が楽器なので、何の用意も必要ないし

そしてただ練習しているだけでは上手にならないので、発表の場は絶対必要
先日、大倉山記念会でコンサートを経験してみて、こういうボランティア活動もいいかもしれないと思った
指導者としての声楽家とピアニストをアレンジして、歌いたい人を募って、何回かレッスンまたはピアノ合わせをして、会場を確保して、本番まで一緒に楽しむボランティア
出演者には実費（おそらく２万～３万円）を負担してもらいます
仕事や子育てで忙しい私と同世代に余裕ができる頃にやってみたいかも！

何でこんなこと考えたかというと、お世話になっているH本さんが、ご自身で音楽鑑賞サークルを２つも運営していらっしゃるのを見て
楽しそうだけど、私の世代には難しいと感じたから

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