心の健康
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生き方の哲学ー15 ulalan@ 浦蘭 嶋多朗「みおつくし」5月号より仕事上、私は多くの人と会話をするのですが、最近、気になることがあります。それは、相手が一方的に話しを進めて、一人で言いたい事を言いながら、間を置かずに次々と、話しを自分のペースで進められてしまう場合があります。五種類くらいの話しを、一気に立て続けに、一方的に話すため、アドバイスや意見を述べたくても、分け入る隙が無いわけです。そんな状態で二十分、三十分と続けて、最後に意見を求められたり、アドバイスを求めてくるのです。それぞれに的確な良い意見や、アドバイスがあったにもかかわらず、最終的にトータル的な答えしか伝えられない結果になります。若い頃は五種類すべての話しと、受け答えを最後まで記憶して、最後に述べることも出来たのですが、最近は、つくづく記憶する能力が鈍ってきたことを実感します。物事を忘れっぽくなったり、記憶があいまいになり、思い出すのに時間がかかるとか、物事への執着がなくなり、無頓着になるという事は老いの兆しであると、そんな様なことを三島由紀夫も言っています。歳はとりたくないものですが、現実はそうもいきません。いかに脳の老化を防ぐかを自分なりに工夫し、努力し、心掛けなくてはならないのでしょう。高齢化社会になり、平均寿命も高くなってきた昨今、中高年になったら少しでも、家族への負担を軽減させるための努力も大切です。年齢を重ねるほど、脳に適度な刺激を与えたり、常にリフレッシュさせなくてはいけません。新しい知識を取り入れたり、過去の経験とは違った社会に触れたり、子供の頃の夢をよみがえらせるなど、日常生活の活性化も大事でしょう。自分の人生を、どう生きられるか、どう死ねるのかが、とても気になることです。過去を引きずり、こだわり過ぎてはいけません、未来を悲観したり煩わされてはいけません、今、ここの自分をどう生きるかで人生は決まります。また、長い人生で、失敗や挫折は自分自身の器を広げ、大きく成長させていく為のプロセスと考えたいものです。頭の中であれこれ考え過ぎて臆病になり、何もせずに引きこもりの生活をするより、何も考えず行動をして、失敗を経験する方がましかも知れません。そして、生きていることが馬鹿馬鹿しく思える時は、生きる目標と目的に巡り会うチャンスです。長い人生の道のりは山あり谷ありは当然で、辛さを味わうから楽の喜びを感じられるのでしょう。不幸な時期を悲観的に考えてはいけません、不幸せを経験し、体験するから、たとえ小さな幸せでも本当の幸せを実感できるのでしょう。自分の人生を極端に悲観的に考えたり、ネガティブに捉えてしまうことは、自分で自分の首を絞めることになります。この世は罪悪によって出世する人もいれば、美徳によって没落する人もいる、とシェークスピアが言っているように、あらゆる社会で上へ上へ登りつめるには他人の足を引っ張り、蹴落とさなくては上がれないわけです。何も、そこまでして人生を錯覚的な極上のものに無理矢理する必要はありません。この世的成功者は、今、ここの生き方を出来ないわけですから、偽の生き方、偽の死に方、エゴの生き方、自我意識の死に方になります。偽の死に方ということは、死に場所が不安定で、どこにでもあるわけではありません。今、ここを生きていれば、いつでもどこでも安心の死に場所があるわけです。
2008年04月30日
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