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第一章 鏡
この世界は鏡であるとは、スピリチュアルな本や自己啓発系の本を読んだ人は、聞いたことがあるでしょう。しかし、それは比喩ではなく、まさに鏡そのものなのです。
私を写す鏡
他人の嫌いなところは、私の嫌いなことろ。嫌いな上司がいて、転職してもやはり同じような上司のもとにいる。
その上司は、あなただけにいやな顔をし、他の人や上役には笑顔で接する。
別に、上司じゃなくても友人でも親でも一緒。
この状態を、あなたは上司があなたを嫌っていると考えているが、そうではない。
あなたが、上司を嫌っているだけなのだ。あなたの反感を上司が写しているだけ。
あなたが、笑顔で挨拶すれば、必ず、挨拶してくれる。あなたが、笑えば、あなたが打ち解ければ、上司は必ず変わる。だって、他人は、あなたを写す鏡に過ぎないのですから。
短期な人をあなたが嫌えば、あなたが短気を嫌っているだけです。
「彼女かわいい洋服きているわね」とあなたがいうとき、あなたは自分でかわいいと思っている洋服を着ている。
○ 相対の鏡
私が笑えば、あなたが笑う
私が怒れば、あなたも怒る。
私が泣けば あなたも泣く。
おはようと挨拶すれば あなたも声をだして 挨拶する
あくびだって あなたに 写る
おばあちゃんと話すときは、声が大きくなり
赤ちゃんと話すときは 赤ちゃん言葉になる。
「ぼくちゃん、元気でちゅか~」
あかちゃんに なってしまうのだ。
○ 作用反作用の鏡
与えたものが 与えられる
年賀状がたくさん欲しい子供はどうすればいいでしょう?
年賀状を出すことです。
ブログでもコメントが欲しい人は、コメントを書きます。
好きになれば、たいてい好意を持ってくれる
あなたの欲するところを、相手にしなさいという聖書のことばもある。
お金がほしい人は、お金を出すことです。それは、対価なしのもの、寄付です。
個人的には、コンビニがいいと思いますが、自ら財布を開いて、差し出す。
対価の商品をもらっては、かえって来ません。
与えないで、与えられることは一つもないのです。
いまの世の中では、何も出さないのに、「ありがとうございます」「ツイテル」トイレ掃除、積極思考とかやっている。
これは、ウンコを出さないで、おいしい食事をするようなもの。
自分のところだけに 運が良くなったりすることを望んでいる、欲の深さを 強欲という。
手を握り締めたまま、お金を拾おうとしている。
つぼの中にある金貨は、握っていては取れない。
我々は、小学校の頃から競争の概念を植えつけられてきました。クラスで一番になれ、100点をとれ、他の人に負けるなと。
頑張って、いい高校に入り、いい大学に入り、一流の会社に入り、美人の奥さんをもらい、立派なお葬式をする。
そういった、一つの価値観を教育やマスコミを通して植えつけられている。
価値というものが、テストの点数や地位・名声・お金・ブランドのバックや服・車にあると信じる。
そもそも、これらの価値観は本来あったものではなく、刷り込みされてきたものです。すべてのものに、いいと悪いは ない。
我々が恣意的に、比較して、いいと悪いという価値観を作り出している。
私たちはこの世界に生まれて、すぐに自我があったわけではない。脳が発達し言葉を覚え、記憶ができるようになった3歳か4歳ごろです。
幼児は、自分のことを私とよべず 「さっちゃん」とよぶんだね~♪
自他の区別があいまいで、それを、鏡を見ることにより一体化しているというのが有名な ジャックラカンの「鏡像段階」である。
自我の誕生=記憶の発生ですから、自我と記憶を同じものと考えていいでしょう。
自我とは、他我との区別であり、鏡像関係にあります。
ですから、幼児は遊んでいなかった目の前の汽車を、他の子供がとろうとすると、「これで 遊ぼうとしてたんだ」といって喧嘩になります。
自我は、他者の慾望を慾望する ジャック・ラカン
それは、大人になっても テレビでタレントがビールを飲んでいるだけで、ビールを飲もうとしていたんだと思うことと同じです。
慾望の原因が他者にあるわけですから、何故それが欲しいのかといわれても、どうして出世したいのかも、いい学校に入りたいのかも、自分ではわからないのです。
すべての もの こと というのは、ただ あるだけなのです。
それを、いいとか悪いというように、分けている価値観が慾望の原因となっています。
本来完全な自分を 他人と比べることにより、満たされている自分を欠けた、不満足な自分にしてしまっているのです。
巷にあふれる成功哲学・自己啓発の本には、ダメな自分をプラス思考をして変えることが書いてあります。
しかし、それは 押し付けられた価値観に過ぎないのです。
すべては、相対的なもので、10万円の給料を多いと思う人も少ないと思う人もいるでしょう。それが、価値観なのです。
10万円はただ、10万円があるだけです。
変わりたい・成功したい・お金持ちになりたいということも、相対的なことで、しかも、他者の慾望ですから、100万円欲しいとおもってその願いがかなったら、今度は300万円欲しくなるだけです。
この世界は意識の表象なのだと、有名な哲学者のショペンハウアーも言っております。
いま 成功しようとするあなたの強い気持ち・想いが、成功していないいまの現実を創造しているだけなのです。
あなたは すでに 成功しているから
本当に世界は鏡ですから、あなたのまなざしが返って来るだけ
幸せな人は、幸せな世界を見、
不幸な人は、同じ世界でも、不幸にしか思えない。
幸せな世界は、客観的世界にはないんです。
あなたの 世界にしかない!
その世界で、努力して 頑張って 良くなろうと 強く願っているから、
良くならない いま に あなたはいる。
いいとか 悪いとか ないのだったら 変わる必要がないではありませんか。
いまで 問題が無い。
変わる必要が無い。
そして、変わらないでいい、いまのままで満足と 思えると その満足した状態に世界のほうが 変わるのです。
第二節 世界は 私を映す鏡 一人一宇宙
変らなくていいと 意識が変化したときに 初めて世界が変わる。
それが、気づきの
私たちは、現前にあるものが光を反射して、目を通り、脳で解析していると教わってきました。つまり、りんごが見えるのは、りんごが光のスペクトルの赤以外の色を吸収し、赤だけ反射しているということです。
目の前にあるいろいろな事物、りんごでもパソコンでもそれらの光の反射が目を通り脳で判断しているわけです。
現前にあるもの=脳で判断しているもの
見られている世界=見ている世界
世界の事物と脳で判断している事物は一対一の対応をしているのですから、取り替えても同じである。
X=Y、であれば、Y=X
実は、私たちの見ている世界というのは、私たちの心の中にあるということなのです。
量子力学でも、観察者の意思によりその位置が特定できるということが知られています。
我々は、焦点を当てたものしか見てはいないのですが(遠近法的)、広大な世界があると感じている。
点でしかみていないのに、知覚正面と呼ばれる面をみていると思うのかというと、生きている人は眼球細動という眼球を動かすという動作を無意識にしているのです。
よく、テレビなどで死んだかどうかを判断するのに、懐中電灯で目をみますね、あれです。
実際、床におちたコンタクトレンズは、視界にあると思っても見えません。
蚊の音が聞こえても、蚊がみえないのです。
それに、焦点を当てたときのみ、見える。
見ているものは、心の中の出来事であり、幻想なのです。
ですから、意識が変わると世界がかわると感じるわけです。
我々は、広大で無限の宇宙のなかの、ちっぽけな存在ではなく、
私が世界(クリシュナムルティ)なのです。
私と現前する世界が二つあるわけではない。それを、自我の誕生とともに二つに分けてきた。
世界が私と別に存在していると感じているから、他人と比較し、良いと悪いにわけ、良いほうに執着する。
世界は、ただあるがままにある。
それに、いろいろな課t巻を持って対峙するから、いいほうと比較して、そうでないいまを苦しむ。
変わる必要が無い。変わろうとするから、苦しむだけ。
すべては、相対的なものですから、どこで言いと悪いかの線を引くことによって決まる。
いままでの状態が苦しいから、努力して違う自分になろうとしますが、する必要が無いものです。
いま 現在がどのような状態であっても、それを受け入れて変わらないでいいと思えること。
世界はわたしたちの価値観という視線で現前しているから、辛い状態を逃れようとすれば、逃れたいという状態がいつまでも届く。
私たちは、努力して勝利を得られると信じてきました。現状維持は交代として、非難され続けてきました。目の前のにんじんを取ろうとしているだけなのです。
「努力して、変わろう」という価値観を手放すことです。
受け入れること、今の状態がベストなんだと思うこと。
変わらないでいいと思えたとき、
世界は変わり始めます(津留晃一)
多くの方が、長引く不況の中で何とか生活を浴したいと、いろいろな自己啓発書を読んでおられます。
確かに、世界は意識の表象ですから、プラスのことを考えればプラスの出来事が生じるでしょう。しかし、プラスというのは、マイナスがあって存在するものですから、同時にマイナスの状態をも創りだす。 欲が 良くをつくり 四と苦 四苦八苦を創る。
その欲の出所は、どこなのかということ。
テレビでコーラを飲んでいるのをみて、コーラが飲みたくなるわけで、最初から飲みたいわけじゃない。
隣でテレビを買ったから、欲しくなるわけで、隣が買わなければ欲しくもなかった。
しかし、そのように考えない。
もともと、テレビが欲しかったと 隣にテレビがきて 初めて思う。
幼児が遊んでいて、目の前においてあった記者を他の子供がとろうとすると
「それで、遊ぼうと思っていた」といって
取り合いをする。
それと、同じこと。
慾望は、他者の慾望なのである(
第三節 見るものは 見られているもの
第四節 鏡ー我=神
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