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2006年10月22日

重賞回顧（菊花賞ほか）

テーマ：競馬～レース回顧・反省(1897)

カテゴリ：競馬レース回顧

■ 第67回菊花賞回顧（予想）

1着：△ソングオブウインド
2着：△ドリームパスポート
3着：○アドマイヤメイン
－－－－－－－－－－－－－－－－－－
4着：◎メイショウサムソン
12着：▲アペリティフ

58.7-63.5-60.5で、3.02.07のレコード決着。どういうわけか好タイムレース連発の馬場状況から、どうもメイショウサムソンにとっては、雲行きが怪しい感じでした。

最後方から追い込んでのレコードタイムという偉業の勝ち馬。アグネスデジタルがいきなり芝G1馬になったマイルチャンピオンのイメージでしょうか。鞍上の気楽さはあったものの、ステップ3着から確実に順位を上げてきたあたり、相当強いと考えるのが正しそうです。

マイラーと踏んでいたドリームパスポートが惜しい2着。ダービーでラスト止まったのは、レース中の骨折が相当影響していたと考えるべきでした。メイショウサムソンをいつでも捕まえられるという位置取り、石橋騎手に、まだ行かないの、もう行った方がいんじゃないとでも、言いたげな感じの仕掛けから抜け出しと、素晴らしい騎乗だったと思います。さすがに後ろから差されるとは考えていなかったことでしょう。

アドマイヤメイン、最初の入りは速過ぎる印象でしたが、引き離して逃げるには仕方のないところ。途中13秒台に落とし直線で再加速。この馬の力は出し切ったという印象です。それにしても、直線で抜かされるとき、メイショウサムソンじゃないこと、横山騎手はまだしも、弟が並んで行ったのには、豊騎手も驚いたのではないでしょうか。

メイショウサムソン。前走の+10kgに加えての+6kgと、3000mを走るにしては、少し大事に仕上げられたかもしれません。少し外目の枠からでは、あの位置取りが精一杯だったでしょうか。できれば、豊騎手について行くぐらいが良かったかもしれません。また、動くに動けない状況だったとは思いますが、ドリームパスポートに脚を使わせたいところで、仕掛けがワンテンポもツーテンポも遅く、むしろ横山騎手に促されるような進出だったような気もしました。また、楽な立場での積極的な騎乗で強さを見せて欲しいものです。