☆うまいサイコ-の日記☆

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米沢探訪 2005.07.23-24



旅で重要なことは、「一人で行くこと」である。旅は道連れでも良いが、自分のペースで動けなくなるので単独がベストであろう。さらに「金をかけ過ぎてはいけない」である。テレビ番組でゴージャスなホテルに泊まってエステを楽しみ豪勢な夕食に・・・なんてのがあるが、あれは旅ではない。旅行というしゃれたものだ。私はあくまでも「旅」にこだわる。長い時間をかけて、行った事の無い場所、風景、人々の暮らしを見ながら思いをめぐらすのがいい。地元の人との会話も楽しい。

今回の旅行日程はざっとこんな感じであった。

7月23日
東京発  9:XX (鈍行列車を乗り継ぎ一路米沢へ)
米沢着 17:02

7月24日
市内散策
米沢発 13:13 (鈍行列車を乗り継ぎ一路品川へ)
東京着 20:00くらい

旅行中に食べたもの
23日昼@黒磯駅 駅弁
  夜@米沢  チキンカツ定食、鯉のことこと煮、もぎたてトマト2個

24日朝@米沢  チョコレートパン、コーヒー
  昼@米沢  東光の酒蔵でテイスティング
  昼@米沢  駅弁 米沢牛
  夜@移動中 森永キャラメル

ここで気になるであろう駅弁を紹介しておこう。
これは23日黒磯駅で購入したもの↓。

駅弁2

駅弁

乗り継ぎに時間があったので駅の外にでてみたものの、めぼしい店もなく寂れた地方の駅前と言った感じであった。駅前の食事どころには、馬刺し定食なんてメニューも書かれてあったのでこのへんも馬食べるんだななんて思いながら結局駅弁にならざるを得なかった。

24日米沢駅前の駅弁製造直売所(新きねや弁当部)で購入したもの↓。

米沢牛弁当
米沢牛弁当2

米沢にあって、米沢牛を食わずして帰れるものか、さりとて真っ当に食べに行ったのでは資金が底をつく恐れがあったため、駅弁で楽しむこととなった。生まれて初めて製造直売所で買ったため、驚く無かれ購入したのが12:30ころだったのだが、弁当横のシールに書かれてある製造日時は12:00であった。つまりつくりたてほやほやの駅弁なのだ。地方のデパートで時々行われる駅弁大会にていろんな駅弁は食することは可能であるが、作って30分という新鮮なものはご当地でしか絶対に手に入らないものだ。

食べ物の話のついでに、鯉のことこと煮についても触れておく。米沢に着いたのが17:02であったこととはじめての米沢訪問で的を得なかったことから2軒ある鯉の養殖場ともすでに閉店となっていた。鯉の六十里、鯉の宮坂である。ちなみに鯉のことこと煮は市内を自転車で走り回って見つけたスーパー「ヤマザワ相生町店」のお惣菜コーナーで見つけることができた。これは結構いける。かつて鯉は貧血予防に良いとか夏ばてに良いとかいろいろ書かれていたが最近は食レベル向上に伴いわざわざ鯉を紹介した本も見当たらなくなった。このことこと煮を食べてみてわかったのだが、この滋味あふるる鯉の味(おそらく味付けなのだろうが)はなんとも元気の源のような気がしたのだ。遅くなったが写真を紹介しておく↓。ちなみに474円で購入できた(翌日わかったことだが、養魚場横の売店で買うより安かった)。

鯉ことこと煮

さて、本題の市内観光について紹介する。本格的な市内観光は24日の午前中のみであったため、自転車で周る事にした。まずは旧米沢高等工業学校に行った。ここは山形大学工学部のキャンパス内にある。なかなか見事な旧校舎であった。写真↓。

米沢高等工業学校
米沢工業看板

続いて上杉伯爵邸、上杉神社、松崎神社に立寄った。ここで忘れていたあることに気がついたのだ。あの、有名な「なせば成る なさねば成らぬなにごとも、成らぬは人のなさぬなりけり」といった上杉鷹山さんの銅像にばったり出くわした。詳細は忘れたが横にある説明いによると、米国の元大統領(ジョンFケネディー)が歴史上の偉大な政治家として絶賛したことはあまりにも有名とか書かれてあった(恥ずかしながら、絶賛記事を読んだことが無かったため、外人にも絶賛されたお方だったと初めて知った次第である)。この方だ↓。

上杉先生
上杉先生説明文

時間も迫ってきたので、旅の疲れ(歴史のお勉強疲れ)を癒すべく一路温泉に向うことにした。町の北にある平安の湯だ。町の散策マップによると源泉100%、塩素使わずかけ流しとか。やはり温泉はこれしかないだろう。しかも入泉料が300円。行くしかない。上杉神社を出たのが9:00過ぎ、温泉到着は9:15であった。ここで、のんびり30分は岩風呂でくつろがせてもらうことにした。午前中ということもあって、そんなには混んでなかった。ぬるめの外湯は旅の疲れを癒してくれた。この温泉の良いところは、もちろん温泉の質でもあるが、なんせ安いところだろう。風呂上りのジュース自動販売機を見て唖然!なんと缶ジュース1つ50円と80円。こんなことがあっていいのか。

都会ではどちらかというとちょっと高めに設定されることもあるドリンク代、逆に安いじゃないの。すばらしい。残念ながら私はジュースが嫌いなので、入り口にあった地下水をありがたく飲ませてもらうことにした。まずます。

続いて、米沢旅行最大のイベント、酒蔵探訪である。温泉で癒され元気になった体には新鮮な酒が一番でしょう。自転車で一路東光の酒蔵目指してまっしぐら。途中近藤勇の墓なんてのもあって???よくわかりませんが、ともかく酒酒酒だ。

到着した酒蔵はこんな感じ↓。

東光の酒蔵

入館料320円を払い中へ。酒蔵はたいていこんな感じなのだが製造工程と歴史的な酒道具が陳列してあった。

驚いたことに、ここには皇太子、雅子様が訪問されていたようだ。あちこちに訪問当時の写真が張ってあった。さて、説明は聞かなくても

わかっているので見学はそこそこにして売店へ向う。あるじゃないですか。試飲用のお酒。入り口にどうぞご自由に試飲くださいの張り紙と酒の瓶2本。早速、どっかと腰を下ろして試飲開始。お猪口が試飲用に小さくできているのでついでは飲みついでは飲みで結構忙しい。

さりとて「コップ持ってきて」とも言えず、がんばって回数をこなすことに。ただ飲むだけでは面白くないので売店のおばちゃんをつかまえてお酒に関する説明を聞くことに。おばちゃんいわく、「説明なんてできません。でもあっちにもっと別の種類おいてるからどうぞ」。

利き酒

すばらしい。ここは桃源郷か。早速奥に移動すると、ずらーっと各種並んでいた。右端からいって左端まで、それから気に入ったお酒を2順目して味を確かめた。おばちゃんの話によると、皇太子の訪問は極秘裏に進められていていたそうだ。全ての工程が分刻みでしかも売店には寄ってくれなかったらしい。おばちゃんいわく、「きっと1年前から計画されてたんじゃないの、私たちはしらなかったけど」「一ヶ月前くらいからお辞儀の仕方を練習した」「自分はちらっとしか見れなかった」「くるかどうかわからないという説明を受けていた」などなど、皇室訪問のなるほどを垣間見た気がした。

試飲を一通り済ませると、次は仕込み水との比較だ。これが結構大事なのだ。

仕込み水

酒蔵に戻って仕込み水用井戸から流れ出る地下水を飲んでみる。先ほどの試飲酒の味を思い出しながらさらに飲んでみる。「う~ん、これが酒に化けるのか」なんとも不思議だ。一通り仕込み水を堪能したあと、再度試飲コーナーへ。今度はさっきのおばちゃんの息子の話を聞いてあげながら先ほど絞り込んだお好みのお酒を再び試飲。

もちろん、ただで飲んでばかりいるわけではなく、1本購入させていただきました。

いつの間にか、時計は11時。ホテルにもどらねばならない(そもそも足に使っていた自転車はホテルで借りたもの、ちなみに料金は0円)。ホテルに戻り、身支度を整えいざ出発。

米沢駅で駅の写真↓を撮って、駅弁購入へとつづく。

米沢駅

今回の旅では観光に使った、たった半日のできごとを紹介するにとどめたが、行き、帰りの電車の中やふらっと立寄った地方のデパートの中でいろいろな驚きがあった。福島では魚屋で「イナゴ佃煮」が売ってたり、米沢では生きたドジョウが売ってたり、宮城産のホヤは安いが果物が高いなど、さまざま。ちなみに米沢のスーパーでは豚肉ばっかり売られていたように思う。みんな牛肉はあちこちにある牛肉屋さんで買うのかな?などなど。

今回はこの辺で。

おまけ

旅費
交通費 東京-米沢往復特別切符   4600円 (青春18切符です)
ホテル 貸し自転車、コーヒー付き 3900円 (ホテル平成です)
弁当  2回            1900円 (900円+1000円)
温泉                 300円
晩ご飯 吟醸酒、ビール、鯉付きetc.   1383円
朝ご飯 ちょこパン、コーヒー    130円
おやつ キャラメル          105円
合計               12318円

ま、いいたびだったな。


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