うめ・まつ・むぎ&はな・あん日記

4”出会い・・・。




≪2003年9月11日 朝~3時頃≫

朝 布団から出て まず仔猫を見に行く。

『あ~。よかった。3匹とも ちゃんと生きている。』

実は夜中も仔猫が気になって
起こさないようにこっそり何度も見に行ったのだが
ミルクを飲んでくれない為 心配で仕方がないのだ。

この日も夫婦2人は仕事。
また仔猫を連れ仕事に行く。

しかし会社でミルクを与えるのは難しい問題である。
お湯がないのだ。

ミルク用はもちろんのこと哺乳瓶を消毒することも出来ない。
しかたなく 水筒にお湯をたっぷり入れ持っていくことにした。

会社に着き 保護した場所に近い出入り口に付近に かごを置き
母猫がやってくるのを待つことにした。

母猫が迎えに来る気配はなく 時間だけが過ぎていく。
仔猫にミルクを与えるが 飲もうとしない。

このまま迎えに来なかったら このこ達には 里親を捜さないといけない。
だけど生きてくれるだろうか・・・。

いろんな不安を抱えた仔猫たちと私たち・・・。

会社のご近所さんたちに 色々と母猫の情報がないかと聞いて回るも
これといった情報はないようだ。

お昼過ぎから 何処からともなく 猫の鳴き声がしてきた。

『母猫かもしれない!?』

声のするほうにかごを置き待ってみることにした。
すると頭のてっぺんが黒い『くろまるちゃん』が元気よく鳴きだした。

もしかして『母猫を呼んでるんじゃ・・・。』と期待は膨らむ私たち。

『くろまるちゃん』の声に引き寄せられるかのように現れたのは 
少しお腹がふくれ気味!?の猫ちゃんでした。


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: