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2012年11月01日
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カテゴリ: オペラ
 東京文化会館  18:30〜
 4階右手

 ドニゼッティ:アンナ・ボレーナ


 ウィーン国立歌劇場来日公演?知らんね。


 27日に比べると、今回の方が中音域の安定では優位であったかなと。ただ、基本的にはそれほどは変わらないのと、なんとなく仕草で喉の調子があまり良くなさそうな印象だったのだけれど、さて、どうなんでしょう。


 会場で、「凄いねぇ」といった声を耳にしたのだけれど、率直に言ってあまりそうは思っていなかったりします。

 昔、ここでも言及した事があるけれど、今回のチケットは3階席や4階席で大体3万円、4万円します。正直言うと、このレベルのコストになり始めてから、あまりこの種の来日公演には来ないようにしています。お金保たないし。それに、やっぱりこういう値段が普通に付くのは、ちょっとおかしい。だから、以前のグルベローヴァの来日公演でも、オペラ公演は聞いていません。(チューリッヒとかでその代わりに聞いてたし...)前回のロベルト・デヴリューが初めてじゃないかな....
 自分だって結局行く訳だから、そういう公演に行くのを否定する気は無いんですけどね。

 ただ、この種の公演に行くと、何故だか上っ面な言葉を耳にしてなんだかな、と感じる事はあります。そういう言い方はちょっとアレかも知れないけど、「凄い」とか、「オーラを感じる」とか、そういうのを聞かされると、そうじゃないんだよ、とはつい思ってしまうのではあります。
 (そういや今回、主催者の係員がなんだか偉そうな人を「ご案内」しながら「選ばれた方のどーのこーの」とか言っていたのだけれど、思わず「けっ」と思ってしまったのでありました。なんというスノビッシュ、なんたる下品さ。ま、それはさすがにともかくも)

 グルベローヴァが狂乱の場を歌うと、いつしか満場引き込まれて聞き入っている、という状況になっているのは、確かに一種異様なものではあります。そういうのを「凄い」とか「オーラがある」とか言いたくなるのは、まぁ分からんではないのだけれど、それは表層的な印象で語っているだけだと思うのです。
 かつてグルベローヴァが満場水を打ったような強烈な閑けさを引き起こしたのは、オーラなんていう曖昧なものではなくて、明確な音楽的技芸の為せる技だった。まずもって、殆どミスらしいミスなど感じさせない極めて安定した歌唱、というのが初めにあった。その上で、狂乱の場のような、ここぞという聞き所に向けて、歌そのものを、完璧なコントロール下で徐々にテンポを落とし、弱音にしていって、最後には、聞こえるか聞こえないかのような、しかし完璧に会場何処にでも聞こえるようなピアニッシッシモで、完全に聴衆を引き込んでしまう。そういう技を一度でも体験した者なら、グルベローヴァが歌えば条件反射的に引き込まれてしまう。まぁ、言ってみればそういう働きだった。
 決してオーラなんていう怪しげなものではなかった。徹頭徹尾歌唱で勝負する人だった。いや、まだ過去形じゃないんだけれど。

 でも、もうあのコントロールは、ない。あのピアニッシッシモは、もうない。去年のサントリーホールでのリサイタルでは、その片鱗を思い起こさせてくれる見事なものではあったし、今回だって決して悪くは無い。でも、ねぇ。

 決して聞きに行った事を後悔してはいないですけれどね。


 少しは他の事も。

 ソニア・ガナッシは、こないだの方が良かったかな。
 今回の方が良かったかな、というのは、パーシー卿のムケリア。
 それと、ウィーン国立歌劇場管弦楽団。今回改めて観て気が付いたのだけれど、弦5部が10-8-6-4-4という編成。確かに、ドニゼッティであればこの編成でも決して少な過ぎる事は無いけれど、東京文化会館でピットに入ってこの編成で、しかも十分な音、響き。ウィーンででも、こういう場でもいつも思うのだけど、普通に何の懸念も無く聞いているのですよね、この人達を聞く場合。本当に、安心して聞ける。しかも、この編成で、全く無駄な力みも無く、響きを維持しながら十分聞こえる。この辺がやはり「上手い」ということだと思います。日本のオケだと、どうしても力み返って、こうはいかない。

 演出はまぁオーソドックスではないけれど、衣装は時代がかったものを用いて、舞台自体は年代に逆いはしないけれど、やや簡素で決して装置で時代を表現するということはない、という態のものでした。まぁ、特段邪魔はしなかった、という風の舞台でしょうか。






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最終更新日  2012年11月02日 00時45分29秒
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