2008年04月28日
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午前中に、難波に出て、カメラやさんに行き、
オペラグラスをゲット。
お昼用に肉まんを買い、帰りに買う夕食用のお好み焼きと塩焼そばを注文して、
劇場に向かった。

NHKホールにつくとすぐに中に入り、階段の横の椅子に座り、
Iさんと、おいしい肉まんの昼食。
少し休憩して、中に入った。

千秋楽の席は、昨日より、一階の少しだけ後ろで、少しだけ、中心よりの通路側。
ここも、良い席です。
今日は、オペラグラスがあるので、百人力。
さあ、暗転、始まりました。

実は、昨日の芝居で、ずっと一緒のカンパニーに出てらっしゃる武田義晴さんと、
女忍び役の松本まりかさんの二人のやりとりの熱演に、
大ちゃん、食われてるなあ…と感じたのだが、
今日は、そんなことはなかった。

アツヒロ君も、さすがに芝居の世界で頑張ってきただけあって、
存在感のある不動役を、リアルに演じていた。
時々、劇中のセリフに「千秋楽だから・・・」とか「最後なんだから・・・」とか入って、
客席から笑いが上がっていた。

昨日のつぼだった、きださんとのやりとり、今日は、大ちゃんが言い返すことはなく、
最後だから・・と、きださんが、
「Free Style」の両手を広げ、足を曲げて飛ぶのを二回続けてしたのに対し、
大ちゃんは、一体、何センチ飛んだの?ってくらい高く飛んだ。
その姿が、とても美しかった。

陽炎とその夫武田さんが、不動の手下に切られ、陽炎が嘆き悲しむ場面は、
大熱演で、思わず、涙がこぼれた。

最後に大ちゃんが、刀を捨てる決意をし、刀の最後のひと振りを、
妹との縁を切るために、振り下ろした瞬間の、
悲しみと怒りに満ちた大ちゃんの顔は、
役の凪そのもの、その悲しみや怒りがこちらにしっかりと、伝わってきた。

懐かしい「センゴクプー」の音楽が聞こえてくるころ、
死んだ虱の船に掲げるはずだった帆を首に巻いてすっくと立ち、
大ちゃんがななめに立ち、遠くの前方を向き、エンディング。
思わず、こっちは、涙、涙。

一回目のカーテンコールに、劇場内は総立ち。
全員が出てきて、全員で「ありがとうございました」。
一旦、幕が下りると、千秋楽恒例の寸劇が始まる準備か、
アナウンスで、「この芝居の応募総数、当日券に劇場に並んだ総数・・」などアナウンスが入ったが、
良く聞くと何のことはない全部「12万8千人」と言ってる(笑)
前回の時は、本当にその数を言ってたのになあ。

「それでは、千秋楽特別公演『センゴクプー』の開演です」
に会場から、悲鳴のような歓声が上がった。
私も思わず「うっそ!」

まず登場したのは、あの胡散臭い、武田さん演じるフランシスコ・ザビエルのような西洋人登場。
会場から、歓声と拍手。
テンションの高い声で、武田さんが適当なセリフを言う。
武田さん、この扮装がお好きなんだろう・・とよくわかった(笑)

次に、松本まりかさんが、「センゴクプー」の時に登場した、たしか?プーから「さる」と言われた女性を
ほっぺにおてもやんのように、赤い丸いシールを貼って登場。
恥ずかしそうにしていたが、思いきり、セリフを言っていた。
この女優さん、本当にすごいわ!

そして、アツヒロ君が、浪人の姿で登場し、「上手のお客様」と言いながら、走って行き、アピール、
そして「今度は、下手のお客様」と走って行き、お客さんから、やんやの喝采。
次々、役者さんが順番に、登場し、
いよいよ大ちゃんが、「センゴクプー」のあのちゃんちゃんこを着て、
トレードマークだったおしゃもじの大きな物を抱えて登場すると、
客席は、もう、大興奮。

もう一回、全員が、舞台の中ほどに並び、全員で「ありがとうございました」。
ずっと「センゴクプー」の音楽が流れていたが、
瞬間、シュポッと音がし、コンサートの最後のように、一階の中心に向け、
キラキラテープが放たれ、落ちた。
そして、一旦幕が下りた。

客席からは、「センゴクプー」の音楽に合わせ、手拍子が起きていた。
スルスルと幕が上がり、
中央に大ちゃんが立っていたが、
思わず、両腕を重ね顔をかくし、座りこんでしまった。
そのまま動かない。
会場から、キャーと言う声と声援が・・。
・・・と一旦幕が下りた。

手拍子が続き、幕が上がっても、大ちゃんは、両腕で顔を隠して座ったままだったが、
意を決し、立ちあがり、
それでも、泣いてしまう自分の顔を、
あの奇麗な女性のような手て隠し、大きなため息とともに、顔を出し真っ赤な目をして言った。
「感情って、止められないもんなんですね」
そこから、ぽつり、ぽつり、話しだした。

「今年になって・・、ものすっご忙しくて・・、個展の準備とか・・で、振り返る暇がなくて・・・」
そうなんだ・・、かわいそうに振り返る暇もなく、頑張ってきたんだなあ・・と思ったら、
こちらも思わず、涙が出ちゃった。
客席の中にも、泣いてる人がいっぱい。
「東京公演が終わって、すぐに、いろいろなことがあって・・・、コンサートのリハとかね。」
うんうん、ニノの日記にもそう書いてあったよね。
大ちゃんは、本当にぽつり、ぽつり、前を向いたり、上を向いたりうつ向いたりしながら、話してくれた。
まるで、一つ一つ、今日までのことを遠い目で思いだしながら。
「今日、千秋楽を終えて、初めて、この芝居を振り返って・・」
また、目がうさぎみたいに、真っ赤っか。
「・・・ほんと、ありがとうございました」
客席から、つぎつぎ、「ありがとう」「御苦労さまでした」と声が飛ぶ。
「また、宝物ができました」と上の方に目をやった顔は目は真っ赤だったが、
さわやかな、笑顔。

「昨日、打ち上げしたんですけど、本当に、良いカンパニーで・・。」
・・・とまた、話出すと、次々、ほかの役者さん達も、舞台に上がってきて、
大ちゃんの横に、並び始めた。

アツヒロ君が泣いている大ちゃんの顔を、近くで見て
「何、泣いてんの」といたずらっぽく言った。
次々、ほかの役者さんも、ごあいさつ。
陽炎のまりかさんは、もう、顔じゅう涙。
妹役の芦名 星さんは、
「私はこの舞台が初めての経験でした。何も解らないところから始めましたが、
大野さんやみなさんが本当にやさしくしてくださって・・。まだ、千秋楽の実感がありません。
多分、2~3時間経ったら、実感するんだと思います」
とういういしい、ごあいさつ。
まりかさんのごあいさつも、涙でぐちゃぐちゃ。
きださんのごあいさつ「大ちゃんが来ると、稽古場の雰囲気がピンとなるんですよ・・
本当に良いカンパニーで、それもこれも、大ちゃんの人柄で・・」
横で大ちゃんは、じっと下を向いて聞いていた。
武田さんは、変な外人の衣装を脱いで、白い、不思議な格好。
武田さんのごあいさつが始まると、会場も笑いに包まれた。
武田さんのごあいさつが終わると・・・、

嬉しいことが起こった。
「WOW」のイントロが流れだし、
しゃもじを持った大ちゃんが、しゃもじをきださんに渡しマイクに持ち替え、
「みんなで歌おう」と歌いだした。
時々、マイクを客席に向け、手を突き出す私達を嬉しそうに見て唄い、きださんがしゃもじでギターのマネをしたり。
劇場中が一つになって、同じ方向に手を突き出す姿は、圧巻。
大ちゃんも、のりのりで、嬉しそうに歌っていた。


曲が終わり、歓声が上がり、落ち着いたころ、武田さんが口を開いた。
「実は今日、内緒だったんですけど、きださんと、大ちゃんにプレゼントがありまして・・。」
スタッフが、何やら、畳んだ布切れを持ってきた。
大ちゃんが、きださんに渡すと、きださんが広げた。
劇中で使われた、大きな「風」と書かれた帆。
それに、カンパニーのメンバーの寄せ書きがされていた。

そして今度は、大ちゃんに大きな板が出てきた途端、
大ちゃんが、少し後ろに反りかえって、爆笑。
「これ、稽古場の机だったんです」と武田さん。
「机がなくて、板で作って、いつの間にか、溜まり場になって、ここで弁当食ったり、休憩したんですけど、
大ちゃんが絵を描いたりして・・・。」
見ると、色々な絵がかいてあり、一目で、「あ、あれは大ちゃんの絵」とわかるものがいくつか。
その裏に、皆の寄せ書きがしてあた。
嬉しそうにしていた大ちゃんだったが、ちょっと持ち上げ、一言
「わっ、重いなぁ」(笑)

そして、また、「ありがとうございました」と大きく言うと、
幕が下りた。
鳴りやまない拍手に、すぐに幕が上がった。

大ちゃん「写真、撮るから」.

そうだ!!、千秋楽はいつも、客席をバックに撮るんだった。
ばたばたと、スタッフや、役者さんが動き、まとまったところで、
「良い?撮るよ!」
はい、パチリ。
「これ僕のカメラです」と大ちゃんがぼぞっと言うと、歓声が上がった。
そうなんだ~、あの「Free Style」の写真もこれで撮ったんだ・・。
そして、最後に皆が、大きく手を振っている間に幕が下りた。

それでも拍手は鳴りやまない。
再び大ちゃん一人登場、「本当にありがとうございました」と泣いた顔はもう無く、
満面の笑顔。
上の方、下の方、端の方、本当に隅々の観客に、両手を揚げ、手を振ってくれた。
そして、最後に、生声で大きく「ありがとう」と笑顔で言うと、
幕が下りた。

素晴らしい、一体感だった。
誰もが、笑顔の最後だった。

大ちゃん、あなたは本当に、素敵です。
素晴らしい舞台、ありがとう。
これだから、舞台鑑賞、辞められません。
今日は、ゆっくり休んでください。

劇場を出ると、Iさんのお友達の姉妹と待ち合わせて、
難波にお好み焼きを取りに行き、蓬莱の肉まんを皆でおみやげに買って、
近鉄の難波の駅に行き、4人で電車に乗り込んだ。
あ~、楽しい、二日間だった。
今回の舞台、本当に素晴らしかった。
なんだか、見るごとに、大ちゃんが、大きくなっていくようだった。

今回、私はもう一度、「センゴクプー」をやってほしかったのだが、
それを上回るくらいの出来だった。
色々な色の布を上手に使い、
水をあらわしたり、炎をあらわしたり、大変演出が良かったように思う。
布の中に入った空気の形で、毎回姿が変わるところも面白かった。
次回は、ぜひ、新しいファンのためにも、「センゴクプー」の再演を切望する。

大ちゃん、ありがとう。
カンパニーのみなさん、素晴らしかったです


画像は、劇場入り口にあった、「ひみつのアラシちゃん」スタッフからのお花と、
パンフレット。
















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最終更新日  2008年04月30日 12時35分50秒
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ありがとうございます(涙)  
辰ママ さん
いっこさん、こんばんは。
とっても細かくて、愛情溢れたレポありがとうございます。
読んでいて、大野くんの表情が目に見えるようで
涙が出てしまいました。
そうですよね。
すごく忙しい中で、よくあそこまで凪になりきれましたよね。
天才天才といわれるけど、影の努力は並大抵のものじゃないことが
大野くんの涙に溢れてますよね。
(2008年05月01日 21時39分47秒)

Re:ありがとうございます(涙)(04/28)  
IKKOtyan  さん
辰ママさん、コメントありがとう。

大ちゃんが、あんなに泣くと思わなかったから、少し驚きました。
多分、今までで一番、大変だったのかもしれないですね。
今日雑誌を色々読んだのですが、
大ちゃんが、いくら飛び上がって着地しても、
殺陣で早い動作をして倒れても、
絶対音がしなかったそうです。
忙しくて、最初から練習に参加できなくても、
後から遅れてきて、木田さんから、説明を受けると、
すぐに消化して、丸で最初からいたみたいに、皆の芝居の中に入り込めちゃうそうです。
これはやはり才能と、
コンリハの合間にも、動きを確認していた…と言うニノの証言のように、
影の努力は、本当にすごいものがあるんですよね。
(2008年05月02日 01時20分48秒)

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