2008年11月13日
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今月の末、姑の三回忌をする。
正直、仏事に関することは、何も知らない。
お仏壇も、パパの実家の物を持ってきただけ。

昔、仏壇らしい、金きらの仏壇だったそうだが、
亡くなった姑が、今の家具調の仏壇にしたそう。

家を建て替えた時、新しい物を購入しようと思っていた。
あまりにも、仏壇らしくなく、
折角仏間を作ったのに、そぐわないと思ったし、
代々、大切にされてきた仏壇なら、私も長男の嫁として、
引き継ぐつもりだったが、
金きらのが厭で、いわば、姑の我ままで買った仏壇を、
どうして私が引き継がなくちゃならないのか…という思いが、
とても強かった。

姑に対する、認知症になってからの辛い思い出が、
この仏壇をみるたび、思い出し、
このお仏壇にたいする嫌悪感がとても強かったのも、
正直な気持ちだった。
パパも、「守っていくのは、お前だし、お前の良いようにする」と言ってくれ、
新しい物を購入するつもりだった。

しかし、姑が亡くなり、私の気持ちの整理もついて来て、
お仏壇に対する嫌悪感も薄くなってきた。

そしてもう一つ考えたのは、
我が家は娘が二人。
どちらも、養子さんをもらうつもりはない。
そんな時代じゃないし、
娘たちには、本当に好きな人と結ばれて欲しいと思っているし、
お嫁に出るのは、必至だろう。

・・・・となると、お仏壇を守るのは、私の代で終わりだ。
他家に嫁いだ娘たちの負担になるのは嫌だ。
事実、私の実家のお仏壇は、500年前の物で、
代々引き継がれてきたが、
案の定、今は、母が守っているだけで、
母が亡くなったら、その歴史も終わるだろう。
何せ、修理してもらおうと仏壇屋さんに相談したら、
もう、修理できる職人さんがいないとの事で、そのままになっている。

押入れ一個分もある、大きな、大きな仏壇を、
この先、誰が守ろうか。

そう考えると、
ここで、百万円以上もする仏壇を買うのは、間抜けな話だと思った。
で、今月末の三回忌には、姑が買ったお仏壇ですることになった。

さあて、それからが大変だった。
何せ、姑もぜんぜん詳しくない人だったので、
中に入る物を、いい加減にしてあった。

パパと仏壇屋さんに行き、相談した。
実家の仏壇を見てくれた仏壇屋さんだったので、
ぶっちゃけた話をして、相談に乗ってもらい、
我が家に見に来ていただいた。

買う・・と言ってあったので、申し訳ないなあと思っていたが、
一目、我が家にあるお仏壇を見て、仰った。
「買わなくて大丈夫ですよ、これ、とても良い物です。これで十分三回忌をここでできますよ」
そうなんだ。
何だか安心した。

仏壇にこだわっていること自体、とても愚かで、愚の骨頂だなあ・・・と、
自分でも、十重わかっていた。
形じゃなくて、気持ちの問題だということも解っていた。
亡くなった人を、毎日、大切に思うのに、形は関係ない。
でも、見栄じゃなく、やはり、姑が買ったことが、私の中で、
「お義母さんが好き勝手で、代々のお仏壇を代えたのに、
どうして私が従わなくちゃならないの?どうして、私も同じ事をしちゃいけないの?」
という、気持ちでいっぱいだった。
それほど、私の中での姑に対する嫌悪感が強かったのだ。

だが、姑が亡くなって2年経ち、酷かった鬱もだんだん良くなり、
今日に至った。
私の中で、このお仏壇を受け入れられるようになったのも、事実なのだ。

足らなかった物を揃え、
奇麗な緞子の布地も代え、
すっかり見違えたお仏壇を前に、
「さあ、これで、三回忌ができますね」と仰った仏壇屋さん。
ありがとうございます。
多分、私の代で、終わってしまうだろうお仏壇だけど、
死ぬまで、大切に守っていこうと思う。

さあ、三回忌、までに、あと3週間足らず。
頑張って、片付け、続行です。





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最終更新日  2008年11月19日 09時35分53秒
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