株で大儲けできる条件 2009/6/13(土)
短期間(1~2年程度)のうちに株で大儲けできるのは、初心者かまだ経験の浅い投資家が多いと考えている。なぜなら、経験の浅い(数年程度の)投資家の場合、たまたま上げ相場にはまった時、自分の選んだ銘柄が調子よく上がるもんだから、恐いものなし状態になって、すべてプラス思考で考えるようになり、まさにイケイケ状態になる。好調な相場に乗っかって大きなパフォーマンスをあげる。
経験が浅いと、上昇相場において、自分の保有銘柄の上昇がいつまでも続くような気がするので、そのまま中長期的に好調銘柄を保有し続けることができる。なかなか利益確定はしない。人によっては、馬鹿みたいに信用害のレバレッジをかけることが出来る。それによって馬鹿みたいに資産が増える。
つまり、経験の浅い投資家は、たまたま好調が続いているのを、自分の実力と勘違いする事が出来るので、うまく上昇相場にはまれば、1~2年程度で驚異的なパフォーマンスを挙げることがある。こういった人たちが、だいたいその時の上げ相場の終焉あたりで、本を出したり、投資顧問的なことを始めたりします。
一方、株式投資経験が長くなり、上昇相場とともに大きな下落相場を何度か経験すると、経験値が増えて、それがかえって大胆な投資戦略をとりづらくする。経験が長いとその分慎重になり、利益確定が早まる。つまり、驚異的なパフォーマンスを得ることのできる手法(中長期保有、集中投資、レバレッジなど)が行いにくくなる。
これらを克服する方法はあるか?実は、ある(笑。
株式投資以外の生活を充実させること。つまり、毎日の仕事および家庭生活を良好なものにすることによって、心に余裕が出来、株式投資において大胆な戦略をとれるようになる。つまり、株がうまくいかなくても、大して凹む条件にはならない状況を作っておくということ。株でリタイヤしてる人には不可能な話ですが。
(現在の)僕で言えば、今戦略を練っている住宅ローンの繰上げ返済。これを行うことによって、毎月のキャッシュフローが10万増え、毎月出来る貯蓄額が大幅に増加する。そうすることによって、いままで心につかえていた毎月決まって引き落とされてしまう住宅ローンという重荷から開放される。もし、株で失敗しても、投資資金もなくなりローンは残っているという最悪の状態はなくなる。
メンタル的には、仕事から帰ったら毎日かわいい子供達の顔を見ることができて、幸福感に包まれる瞬間が多々ある。すばらしい(笑。
こういった工夫によって、株暦の長い投資家でも、初心者が馬鹿みたいに儲けることのできる精神状態と同等なレベルで株で勝負することができる。
そして、それがたまたま上昇相場と重なれば、大きなパフォーマンスを得る事ができて、さらに初心者とは違うので、自分の実力と勘違いすることなく、大きく増えた資産はその後も大きく減らすことなく、維持できるという結果になるのではないかと期待している。