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今日は、京都の老舗イタリアン「カサ・ビアンカ」にランチをしに一人でいそいそと出かけてまいりました。というのも、このレストランでセカンドを任されていて、今日を持ってお店を辞める倉持君が僕の元同僚にあたるため、彼の未来を祝福するために出かけたというわけです。「いっぺんぐらいは食べにきてください!!」と再三電話を貰っていたというのもアル・・・(^^;)(実は、彼は勤続5年にもなるが一度も行っていなかった)魚介系の冷サラダ、鴨のラグーソース和えキタッラ、的鯛のマスタードソース。カサ・ビアンカさんのランチを食べさせていただいて、彼の成長をひしひしと感じていました。あの頃(同じお店で働いていたのはもう7年ぐらい前のこと)は、彼もいわゆる”ペイペイ”の新米でシェフを幾度となく怒らせてたっけ。それが京都老舗イタリアンのセカンド・シェフである。また、ホールを埋めていたお客さんのほとんどが僕同様に彼を祝福するために来ていた同業者の人たちだったことにも感心しました。彼の温厚で前向きで、友人とのつながりを大切にする人柄が凝縮したホールの雰囲気をかもし出していました。(その中の一人、リストランテ美郷の副料理長、水谷さんとごいっしょできて、初対面ながら、超プライベートな話で盛り上がったことも思い出深い時間でした。水谷さん、ありがとう!)町屋を改装してイタリアンを展開するというのは、カサ・ビアンカさんが初めでしょう。広い天井と深みのある梁の構造と昔ながらの雰囲気は、そこにいるだけで気持ちを落ち着かせてくれました。また、音楽のイベントで使わせていただけたら、とオーナーシェフの那須さんともお話をさせていただきました。堅実で温かみのあるお店です。サービスもソムリエの金子さんがスマートで丁寧な対応をしてくださり安心できますから、本当にトータルで楽しめる稀有なお店だと思います。お店を出てから、御所を散歩しながら、心地よい酔いを醒ましながら帰路に着きました。そこに広がる日本の建築美を堪能して、文化の流れというものの凄さに感動しながらゆっくりと歩きました。途中、女子高生の体育の授業でしょうか、ランニングをしている集団に何度も遭遇するのですが、その集団が放つ"臭い”にも圧倒されたりして・・・(^^;)(変態オヤジのようですが、女子高生の臭いは非常にきついですね・・・。めちゃアニマル!)カサ・ビアンカさんは、本当にトータルな楽しみ方ができるお店です(^^;)倉持君は、これから初めてのイタリア修行に行くそうです。素晴らしい未来が開けてくるでしょう。IN BOCCA AL LUPO!!イン・ボッカ・アル・ルーポ!!「狼に食われてしまえ!」というのは、イタリアにおける「グッド・ラック」でしょうか・・・・。とにかく、身体に気をつけて満喫してきて欲しいものです!!
2007/01/31
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1934年のジョン・フォードによる作品です。南北戦争の傷を引きずる南部アメリカの小さな町の判事を中心にした村の中の一騒動を縦糸に、そこに渦巻く白人の共和党的な独善主義者たちと民主党的なリベラル派の対立や、甥と恋人と南北戦争とのかかわりなどを横糸に、映画はこれといったクライマックスを迎えずに終わります。ジョン・フォードは「我が谷は緑なりき」(1941)で思い切りヒューマンな映画を撮っていますが、その源泉にある人間の温かみがウィル・ロジャーズ演じるプリースト判事に集約されているように思います。大量生産時代の軽い小品といった風情ですが、ハリウッドが乗りに乗った時代の豊かな役者陣というものに凄みすら感じるのは僕だけじゃないでしょう。チャップリンの無声映画を思わせる大柄な女優とか、本当に南部で貧しいままに老いぼれた好々爺のような存在、また現代ならば許されないであろう黒人への差別的な視線、すべてこの映画の雰囲気を形作るニュアンスには、まだグローバリズムの影響が急速な発展を見ないころのそれぞれの土着人の生々しい個人が浮き彫りにされています。ある意味、今こういう映画を観るということは、記録映画を観るような感覚すら味わえるのです。思えばどんな劇場映画だって、すべては記録映画である、ということも可能だと思う。そういう意味で言えば、古い映画を観ることの意味というのは、決してないわけじゃない。むしろ今の時代を形作る何らかの経過点を見ることは、とても面白いこと、今だからこそ有効なものでもあるように思う。
2007/01/28
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ロドルヴォ・ヴァレンティーノとは、1900年代初頭にハリウッドで活躍した南イタリアはターラント近郊出身の俳優ルドルフ・ヴァレンティノのことです。映像には、砂漠の砂とはまるで関係のない粗い砂が入りまくるし、時々カットが飛んだりとひどい状態でしたが、それでもなかなかに楽しめた映画でした。まずヴァレンチノの当時ハリウッドスターだった早川雪舟の紹介で脚光を浴びるようになったらしいのですが、「散り行く花」のリチャード・バーセルメス同様に切れ長の美しい目なんですね。まるで「アーモンドのような目」をしているわけです。しかもアラブ風の衣装なもんで、とても筋肉質な肢体があらわで、当時のアメリカ女性たちがぞっこんになったセクシーさと言うのが何となく分かります。このヴァレンチノの魅力もさることながら、砂漠の丘陵のなかを進む騎馬のシーンはそれはそれは美しいものでした。おそらく撮影したことは考えられないのでセットだとは思うのですが、セットだとしたらこれも凄い!と言う感じで見入ってしまうシーンです。あと、題材はアラブ(ペルシャかな・・・)の王族の王子と踊り子の恋なのですが、脇役の父親との関係が実に良く描けていて、それはあくまでも現代アメリカの理想とするような友人のような父親であったりするんですが、ストーリーの中に綺麗にはまり込んで、話を温かく膨らましてくれます。キートンのシリーズのように音楽は、電子ピアノのような現代にアレンジしたものだったので臨場感には全くかけましたが、当時の風俗や嗜好も知れたし、大量生産されていたであろうハリウッド映画の軽妙さの面白さを堪能できました。
2007/01/20
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ローマ人の物語(3)ティベリウスとガイウスのグラックス兄弟を経て、マリウスとスッラ、そしてポンペイウスと執政官が入れ替わり、イタリア半島内では「ローマ連合」にほころびが出て反旗を翻す都市が現れたり、剣闘士の乱が起こったりしながらも、ローマは地中海沿岸をすべて手中に治めることになった。しかし、完読しても全く頭に入りませんな・・・(^^;)それでも、元老院内での勢力図や市民集会との確執、あるいは奴隷と市民の格差やその人口の比率などの細かく見ていくことによって共和制ローマの姿がありありと目に浮かんできて楽しい。あと語源的なところで面白かったのは、英語で言う「デラックス」の語源がローマ共和制時代の執政官の名前に由来していること。塩野七生さんは明確に書いてはいないけど有能な軍指揮官にして執政官の「ルクルス」がその語源だろう。イタリア語で「デラックスな」という表現を「ディ・ルッソ」というが、ギリシャや西地中海地域で勃発した反乱を抑えた立役者の名前が今でも使われているとしたら、しかも美食の世界で使われているとしたら、興味深い。いわゆる「地中海世界」にローマの覇権が及んで、これからジュリアス・シーザーの登場を待ち帝政に突入するローマの物語がこれからも楽しみ!ローマ人の物語(3)
2007/01/17
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バルバレスコで近年うなぎのぼりに評価を高めているワイナリー「ソッティマーノ」のテイスティングセミナーにお邪魔してきました。もちろんネッビオーロですから血管がよじれるほどのタンニンがあります(^^;)そういう時は僕は、うひゃ~!!フフィフフィ・・・エヘヘ!! デヘヘヘ~~!! ブギョ~~!!!と変態のように喜びます。ただしそんじょそこらのタンニンでは喜びません。果実や花の香りがあり、隠されたようにスパイスの香りが存在して、ミネラルな香りが全体を優しく支配するような嗅覚的な快楽と味わいにある滑らかに巻きつけるようなしっとりとしたロールケーキのような木目の細かい生地の液体を舌で同時に感じないと快感はエヘヘ!!までは何とか行ってもデヘヘ・・・ウフュフュ・・・・という不気味な領域には行きません(^^;)しかし、上のコメントでソッティマーノのワインから撤退する人がいることを僕は望んでいません(^^;)とにかく若々しさの中に深みがあって、バルベーラ以外は樽の強さを全く感じさせない非常にエレガントなタイプで、03のバルバレスコはまだやや樽熟香、つまりブーケが第二アロマから浮いた印象だったのですが、2000のバルバレスコ・ふぁうぞーに7に至っては、タンニンが居心地の良いソファーに寝そべっているような幸福のタンニンを感じることが出来ました。バルバレスコ ファウゾーニ 2000ソッティマーノ醸造家兼オーナーのアンドレア・ソッティマーノさんは、非常に若々しくも凛々しい視線で情熱的にバルバレスコのテロワールについて語っておられました。こういうテイスティングセミナーではどこどこの雑誌でこれだけ評価されたとか、どれだけ売れたとか、そういうことしか話さないマーケティング担当の人もいらっしゃいますが、彼は本当に熱くワインについて話していました。ピエモンテ魂というものを感じさせます。エレガントな極上のバルバレスコを楽しみたい人は是非!!でも、大き目のグラス、または抜栓から数時間たってからのテイスティングは厳守したいところです。ワインの中のワインを楽しみました。バルバレスコ“ファウゾーニ”[2001]/ソッティマーノ個人的には、クッラに最も強いポテンシャルを感じ、パイヨレに最もしなやかなエレガントさを感じました。ソッティマーノ バルバレスコ クッラ[2001]750mlBarbaresco Curraバルバレスコ・パヨレ2002・ソッティマーノ
2007/01/16
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今、僕の書いているメルマガの方でガンベロロッソ誌が選んだ「イタリアを変えた50のワイン」をひとつずつ翻訳して毎日お届けしています。年末から配信し始めて今は第28位まで来ています。よろしければ是非、ご購読ください。イタリアワイン情報をストレートにお伝えしています。もちろん無料です!「エモーション!イタリアワインの極め方」を購読するブログでも50からカウントダウンして、時々お伝えしようと思います。------------------------------------------- 50 VINI CHE HANNO CAMBIATO L'ITALIA『イタリアを変えた50のワイン』 第50位-------------------------------------------ALTO ADIGE LAGREIN ABTEI RISERVAABBAZIA DI MURI GRIES ALTO ADIGEアルト・アディジェ ラグレイン doc アブテイ・リセルヴァアッバツィーア・ディ・ムーリ・グリエス La classicita' del Lagrein la troviamo tutta in quello prodottodall'Abtei Muri Gries, cantina gestita da monaci benedettini, che lo produce da tempi immemorabili. ラグレインの古典性は、このアブテイ・ムリ・グリエスの中にすべてがある。このワイナリーは、ベネディクト修道僧によって経営される記憶をたどれほど遠い昔からワインを生産している。Un grande rosso dal colore scuro e dai profumi speziati, che noi premiamo quasi costante mente( l'unica eccezzione e' quella relativa alla versione del 00, annata un po' atipica per il grande calore estivo). 暗い色をした、スパイシーな香りのある偉大な赤ワインで、我々はほぼ一貫してこのワインに賞を与えてきた(唯一の例外は、2000ヴィンテージのもの。あの年は、夏の暑さがひどく、例外的なヴィンテージであった)Qui chiude la serie, e la cosa potrebbe sminuirne i meriti, ma ricordiamoci che si tratta di soli 50 vini fra i tutti quelli prodotti in Italia.これにて「50のワイン」シリーズは終わる。そして終わってしまうのはもったいないことだが、イタリアにおけるすべてのワインの中のたった50傑であるということをわかって欲しい。Le annate piu' interessanti sono state quelle del '97, del 99 e del 02.50.000 bottiglie / 20euro最も興味深いヴィンテージは97、99、02年。50000ボトル生産、20ユーロ。ラグレインは、イタリア極北の土着ブドウですね。ドイツ語が話されているアルプスの麓で、現地では『南チロル地方』という認識の方が強いようで、つい数十年前までイタリアからの独立運動的な流れもあったとか。楽天でざっと探してみましたけど、ありませんね。輸入されていないのかな・・・。ラグレインの生産者の中ではとても有名なメーカーなんですが、僕は飲んだ記憶がありません。ワイナリーのサイトもないし、「古典性」といわれているだけあって、昔ながらの味わいなのでしょうね、興味をそそられます。もし知っている方がいらっしゃったら、教えてください!info@viteitalia.com こんなラベルのワインです。http://web.tiscali.it/pevarellovini/altoadige/muri/murigries.htmこの修道院の写真を見てみますか?http://www.bolzano.net/convento-muri-gries.htm日本で購入できるラグレインもなかなかのものです!!サンタ マッダレーナ グリエス ラグレイン2006カンティーナ サンタ マッダレーナラグレイン スクーロ タベール リゼルヴァ2004サンタ マッダレーナ/カンティーナ ボルツァーノ...コルネル・ラグレイン“SIGIS MUNDUS”[2003]/コルテレンツィオ
2007/01/10
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「関係の空気」「場の空気」JMMで毎週土曜日にアメリカレポートを送っていただいている冷泉彰彦さんの本。一対一の関係の中で生まれ日本独自の空気を「関係の空気」3人以上の人間関係で生まれる空気を「場の空気」と定義しながら、この恐ろしい決して抗うことの出来ない日本の「空気」について、実に具体的な例文を(時に吹きだしてしまうような名文を)織り交ぜて、解説し、その大きな原因に日本語の持つ実に細やかでデリケートで微妙なニュアンスを多分に含む性質を炙りだして、その上でいくつかの提唱を試みています。「空気読めよ!」と言う言葉が極当たり前のように使われている、日本人の人間関係に濃厚に渦巻いているもの。自分自身の思いを自然に素直に、あるいはそれ以上に表現させるイタリアにあるような「空気」とはまるで対照的であるように思えます。とても興味深かったのは、新聞を賑わせているような社会的問題、いじめや自殺、また虐待やひきこもり問題を「空気に依存した会話が成立しない」「日本語が窒息して関係が途切れる」のような観点で捉えていること。また「日本語は曖昧で云々」といったネガティブな感性で日本語を捉えるのではなく、スピードを加速して変貌する日本語の「空気製造機」にどうやって対処するかを冷静に検証している点です。あととても新鮮だったのは、「ため口」と丁寧語、敬語の捉え方でした。とかく自分の立場や性別、年齢、そして相手の性や歳までを考慮に入れて話さなくてはならない敬語、丁寧語は、実は一対一の関係を「対等にする」ということ。逆に、如何にも親しげで平等感の強い「ため口」は、上下関係、権力の強弱をむき出しにする、ということです。やはり「です、ます」調の言葉遣いは、少々硬いが日本語のとても凄い機能なのではないかと思えました。特に何かしらのトラブルが起こったときに、自分の言葉で直言をする時に、「です、ます」調で話すことによって、感情がやわらげられ、お互いに「冷静に」物事に対処できる。あと幾つかの提言の中に一つ「美しい日本語探しはやめよう」というのがありました(^^;)言葉は道具ですから、グローブを如何に美しくメンテナンスしようが、野球には勝たなければ意味がない。「美しい言葉」ではなく、「どう伝わるか」「何がちゃんと伝わったか」を感じ取ること、心地よい距離感で関係を保てる良い日本語を探すことが大切である、と述べられています。ワインや料理の表現もそうですよね。「関係の空気」「場の空気」
2007/01/09
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明けましておめでとうございます!今年もこのブログをよろしくお願いいたします!秋から年末にかけて色んなタイプのワインイベントで色んな方に出会うたびに「イタリアワインってこんなに愛されていて、生活に近い存在になったんだ!」という感激と喜びを感じる時と「イタリアワインって、まだまだ知られない存在なんだ!生活からは全然遠い存在なんだ・・・」という実感を覚える時との両極端の感情を行き来してきたように思います。多少なりとも、イタリアやイタリアワインに深く関わっている者として、何かしらの貢献ができて、あなたの生活が少しでも楽しく充実したものになるようにベストを尽くして、今年もこの両極端の感情を行き来して行きたいと思います。今年もヴィーテ・イタリアの活動にどうぞ応援よろしくお願いいたします!!ということで、新年会をやりたいと思います。集まってください(^^)って、もうこの土曜日なんです(告示が遅すぎ!)------------------------------------------------- 2007新年会-------------------------------------------------内容: イタリアノヴェッロワイン06品評会と ブラインドテイスティングゲームで遊ぶ!! ※シンプルにゲーム感覚ですのでご心配なく!場所: 大阪吹田 ジーラソーレ http://osaka.qlep.com/shop/3263/日時: 1月6日(土) 17:00~ 21:30ごろの予定参加費: ¥6300(お料理、ワイン、すべて込み)※ ワイン等持込大歓迎です(^^)イタリア大好き、ワイン大好きな方、また ちょっとワインテイスティングに興味があるとか、好奇心があるとか、イタリアに 興味がちょっとあるとか、そういうあなたも大歓迎です。お友達も連れて いらしてください(^^)お申し込み、お問い合わせはコチラへ!info@viteitalia.com
2007/01/04
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