あゝ平凡なる我が人生に幸あれ

京都・沖縄殺人事件

京都・沖縄殺人事件 ~京都・沖縄殺人事件~


推理作家の沢木麻沙子は、本業の傍ら、ニュースキャスターとしても活躍している
持ち前の推理力で事件の推理を番組内で展開したりして、なかなかの好評を得ている

ある日、自宅で原稿を書いていると、大学時代の友人の野上恵子から電話が入る
不倫の恋に悩んでいるという相談の電話だった
恵子は、一時間ちかく自分の悩みを訴え続け、最後に『彼と沖縄へ旅行に行く』と言って電話は切れた

翌日、麻沙子がテレビ局に出かけると、出演している『ニュースタイム7』の特集として、偶然にも沖縄が取り上げられることとなり、数日後麻沙子たちは沖縄へ向かうことが決まる

沖縄出発の前日、テレビ局に出向いた麻沙子に事件の一報が飛び込んだ
那覇の海岸で、不倫旅行に来ていた女性の溺死体が発見されたという
それは、恵子だった…

翌日、麻沙子や番組スタッフ一行は予定通り沖縄へ
恵子殺害事件の取材を総力的に挙げ、その結果、色々な事が判明した
恵子と不倫旅行に来ていたのは、政治学者で社会的地位がある木戸原要一郎
以前、恵子と付き合っていた真野豊は、まだ恵子に未練があるらしく、偶然にも事件があった日、沖縄にツアーに来ていた
恵子に関係のある男性ふたりが、恵子が亡くなった日、偶然にも沖縄にいた

沖縄での取材が続くなか、真野に好意を寄せていた石田由美子の絞殺死体がひめゆりパーク内で発見される…

愛する女性と、愛された女性の相次ぐ死に、真野に疑惑の目が向けられ、麻沙子たちは真野に取材を試みるが、待ち受けていたのは、変わり果てた真野の死体だった…

愛欲のもつれか?
友人の死の真相を追う麻沙子
事件は意外な展開へ向かっていく…



~感想~
読み終えて思ったことは、内容を殆ど覚えていなかった
なぜか印象に残っていない
それは、犯人は小説のなかで名前だけ登場して、主人公との絡みもなければ、セリフも無いのが要因かもしれない
だからラストに、この人が犯人だった…と判っても、唐突というかなんというか、犯人像が見えてこなかったことと、事件の背景に巨大な悪の組織を匂わせつつ、結局ラストは曖昧にさせてしまったので、全体的に物足りなさを感じてしまったのだ

という事で、私的評価は星【★★☆☆☆】2つです



◆この原作のドラマ化作品◆
ありません




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