無垢の木材で造作材を作る枠屋の日記

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国産材時代が来るといわれて久しいのに、実際には国産材は売れていない。
なぜ売れていないのか?その理由は木材業界の体質自体にあります。

この本の「まえがき」から引用します。

>林業の苦境は、「安価な外材が大量に入ってきたことで国産材が売れ
>なくなったからだ」との理解が、いまも根強くある。安価が外材の武器
>になったことは確かだろうが、しかし、国産材が売れなかったのは、外
>材安価のせいだけではない。問題は国産材そのものにある。

かつて横行した「空気売り」「分切れ」の話を、私はこの本で初めて知りました。
外材輸入前夜からはじまり、なぜ外材に国産材が負けていったのか、
なぜ集成材に無垢材が負けていったのか、木材業界人として
知っておいて決して損のない、貴重な分析がこの本に書かれています。

東濃桧が始まった経緯、美作産地がなぜ成長したか、
役物に特化した吉野産地の栄華と凋落、などなど
戦後日本木材史はこの一冊でわかってしまうといっても
過言ではないくらい、興味深い文章であふれている本です。

構造材においては、国産材のライバルは集成材だという著者の主張にまったく同感です。
国産材の「失敗の研究」は今後を考える上でとても価値のあることだと思います。

ただ、内装材については、国産材のライバルは外材ではなく、私はプラスチックだと
感じています。内装材としての木材需要が減っていった大きな理由が、
木目調樹脂シートの出現ではないでしょうか。その点にも触れてもらえると
もっと嬉しかったです。

とはいえ、木材業界人として読んでおいて決して損のない本です。一読をお勧めします。

著者は今後の国産材について、構造材は大量生産工場での対応、中小規模の
工場は板材で、人工乾燥機、モルダーをもって対応することを提言しています。

加工精度をあげていくことには賛成です。





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Last updated  2010.05.27 09:11:09
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金沢の材木屋  
chappchapp  さん
私は住宅木材利用としての国産材活用を考えたときに、構造と耐久性(下地材等)に掛るところの仕様は国産材、嗜好に掛るところ(造作材等)は無垢材なら国産・外材を問わないという考え方です。

もちろん、違法伐採の木材使用はご法度ですが。 (2010.05.26 09:43:50)

荻先生ごもっとも!  
いずやん さん
荻先生の主張ごもっともで、吉野産地にとっては頭の痛いところですが、逆に言うとマーケティングにおいて全くと言っていいほどこの50年間工夫がないのが吉野産地です。良い木があるのですから、乾燥・加工度を上げ、マーケットに合わせた商品を作っていけばチャンスは出てきます。(弊社も今後の新しい取り組みの中で取材受けました)
現在、構造材(特に土台と1階柱)を全て赤身の桧or杉で納めている先からはかなり良い評判です。自社の利益だけでなく先を見ていかないといけませんね。 (2010.05.26 16:55:09)

chappchappさん  
本物大好き  さん
私も村本さんと基本的に同意見です。下地材でベイヒバを使うところはありますが。 (2010.05.27 00:21:12)

いずやんさん  
本物大好き  さん
全て赤身ですか。それはいいですね。
いずやんさんのおっしゃる通り、先を見ていくことが必要だという意見に同感です。 (2010.05.27 00:22:11)

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