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◆第87話（Final Season 28話） 人類の夜明け




今回の展開、

前半：ミカサの記憶 をベースに

・「マーレ視察団御一行様」
・戦争難民の人々との出会いと
　全員にとって最後の楽しい記憶
・エレンの問いかけ
・壁の外の人々と世界の現状を知る
・エレンとの別離

というFinalSeason1に至るまでの物語

途中で出てくるキヨミ様のお屋敷が
明治時代JAPANの和洋折衷感があって
さりげなく素敵



その中でもエレンの問いかけの
「俺はお前の何だ」 への
「家族」 というミカサの答えと、


（画像は第87話より）



その回答で正解だったのか

もしかしたらそう答えたからこそ
エレンは「地ならし」を選んでしまったのか

違う答えなら結果は違っていたのではと悩むあたりも
運命の皮肉や重さを感じてしまう…

結局のところこれが
世界のためには唯一絶対の回答だったというね…


（ちょっと今後展開のネタバレあるので一部隠します）
※というのもこれ、
　違う答えの、例えば「愛する人」を選んでしまっていたら
このしばらく後に出てくる想像あるいは「あり得た世界線」の
　「何もかも投げ捨てて二人で逃亡end」ルートになり
　世界vsパラディ島 となった可能性も高い…


そして

後半：エレンの記憶 をベースに

ジーク＆イェレナの意志に従うふりをする
…ことをフロックに打ち明けつつ

エレンの最終的な意志は

「世界を滅ぼす」
「すべての敵をこの世から一匹残らず駆逐する」

という表明。



からの、

ヒストリアとの対話

「憎しみによる報復の連鎖を完全に終結させる唯一の方法は」
「憎しみの歴史を文明ごとこの世から葬り去ることだ」

そして

「ヒストリアに島のいけにえになる子を産ませ
　親子同士を食わせ続けるような真似はさせない」

は、次のジークとの対話の中の
”仲間への思い”から繋がってくる内容ですね。


…そこからのヒストリアの
「私が…子供を作るのはどう？」
が当時もあまりにも唐突に感じられた記憶が…

これは結局のところ
「ヒストリアの巨人化→ジークを食わせる」という
企みには加担しないようにするという
意思の表れ”だけ”だったのでしょうか？



さらに、

ジークとの対話

「ミカサが自分を守ろうとするのはアッカーマンの習性か」
に対して

「ただお前のためなら巨人をひねり殺せるくらい
　お前のことが好きなだけだ」


（画像は第87話より。 ​ここジークがすっごく「お兄ちゃん」顔してて好きです​


で、
「お前はどう答える」に対しての、
「俺は長生きしてもあと4年」に続く、

エレンの左足切断と左目潰すシーンがキツい…

原作でも鬼気迫る表情ではありましたが、
アニメだと動きも表情の変化も
まざまざと見せつけられる感が凄いですわ…


「俺が死んだ後もずっとあいつらの人生は続く
　続いてほしい
　ずっと幸せに生きていけるように」



つまりは”手段を選ぶことなく”

「敵の駆逐を遂行する」
「仲間の幸せな人生を願う」

これが結局のところエレンの心情の二本柱だなということを
しっかりと描かれた回だったんだなと思うわけです…




そして時間は”現在”に戻り、

世界連合艦隊vs地ならしの巨人 の戦闘開始

巨人想像以上に泳ぐの速いー

「巨人がその巨体に比して異常に軽い」って
最初の最初にありましたけれど、
まさかここでそれが生きてくるとは…


あっけなく艦隊は破れ、
陸でさらに迎えうつも
頭や体の一部をふっとばされても進んでくる
地ならしの巨人には何の効果もなく



人類の「進撃の巨人だ」

エレンの「駆逐してやる」「この世から一匹残らず」



で、今Season終了でした…

今回はEDの「悪魔の子」もないのね…



原作よりもエレンの本心の描かれ方が
わかりやすい描写になっていたのではないかと思います。​​​​​​​​​​

「御一行様」の難民キャンプでのおもてなしをされた後
エレンは徹底して無表情を貫いているのでわかりづらいのですが、
試しにこの一話、画面を観ずに会話だけ聞いてみると
思いがけなくエレンの表情が感じられるように思う のですわ

そして​ アニメ公式 ​に情報が来てました

「進撃の巨人 The Final Season 完結編」
NHK総合にて2023年放送 とのこと



映画版でこれの最終回までを2時間に収めてしまうのは
ちょっともったいないと思ってはいたので
TV版決定で嬉しいです


というのも

Final Season Part2 が
原作版117話「断罪」～130話「人類の夜明け」まで14話分を
アニメ版「断罪」～「人類の夜明け」まで12話で制作 されたこともあり

Final Season 完結編 は
原作版131話「地鳴らし」～139話（最終話）「あの丘の木に向かって」の9話分 を
今回と同じアニメ版12話におさめるということになる可能性 があるので

原作では話の流れがわかりづらかった部分や描かれなかった部分、
キャラクターの心情、原作ではあまり注視されなかった場面などまで
濃く描かれる可能性が高いのではと期待してしまうので…


もしかしたらストーリーの大きな流れは変わらないにしても
原作とは異なる形のエンディングが描かれる可能性という噂もありますし、

ともあれ最後の「進撃の巨人」アニメ化が楽しみです

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