韓国生活＆子育て日記

アーちゃん誕生記

結婚して半年後のことだった。
当時私達夫婦は中国で生活をしていた。旦那は大学を卒業したばかりで職探し中。私はたまたま中国人の知り合いのおかげで日系企業で働き始めていたが、SARSの為帰国していて、中国に戻ってきたばっかりの時だった。

正直、まだまだ仕事したいのにどないなるんやろ～って思った。旦那は喜んでいた。（私が３０になる前に、結婚、出産せな！と思ってたからやろか。。）
おかげさまでつわりもなく、通常通り仕事はやっていけた。ただ、一時期日本料理が食べたくてよくお昼の弁当を会社で食べずに日本料理屋さんへ走ったなあ～。
心配してたのは、仕事上工場と事務所を行ったり来たりしていたんやけど、この工場というのが、溶接やプレスの工場だったのでそのニオイと音で赤ちゃんがどうにかなってしまわないかと不安に思ってた。
周りの人達に気をつかってもらいながら、７ヶ月までお仕事させてもらった。
もともと中国で出産をしようかと考えていたが、うちの家族が初産やし、何かあったらやっぱり心配とのことで日本で出産をすることに。
それまでは体重はそんなに増える事はなかったけど、やっぱり日本へ帰ったら家の食べるもんはおいしいんやろなあ～一気にブクブクと太った。
出産直前なんかはあまりにも体重が増えるからおかゆを食べてたもんや。
冬やったけど、散歩もできるだけするように心がけてた。

出産予定日は２００４年３月１１日。
予定日より早くなりそうだったので、旦那にも早い目に来てもらっていた。
が。。。やっぱり初産ということでなんか、予定日まで出てこうかやれともしてなかった。
予定日前日ちょうど検診があった。
予定日ゆうても所詮予定日やなあ～、まだ出てこうかやれともしてへんわ。
また次の検診もこなあかんやろなあ～と余裕で病院へ。
そして、内診。そこで破水してしまった！
先生「あっ破水してしもうたわ。今日か明日には産まれます。」
「僕も内診して破水したん初めてやわ～」なんてお気楽なこと言ってる。
私はというと、えっ？？今日か明日に産まれるて心構えしてへんのにどうしよ～恐い～！！を連呼してた。もう心臓がバクバクしてたわ。
家が近かったのでとりあえず家へ帰って入院の用意をとりにいった。
そして、陣痛室へ。これが破水しても陣痛なんてなかなかこない。
朝１０時に入院して、陣痛がきたのは夕方６時半頃。
私の姉は陣痛がきて４時間後には出産したし、私も結構いい感じで陣痛がきてたから今日中には産まれるかもって思ってたのがバカやったわ～。
２，３分間隔での陣痛がずっと続いてたんやけど、子宮口が開いてないということで結局朝までその苦しみに耐えていた。
旦那もずっと腰をさすってくれてたわ～。
朝になって、二人ともクタクタになってるところへお父さんがそこで焼きたてのパンあったから買ってきたで～ってお気楽に陣痛室へ入ってきた。
こっちはパンどころではない！！
朝になって２，３分間隔の陣痛がだんだんと遠ざかってきた。
えーーー、こんだけ陣痛に耐えてきたのに陣痛なくなったらどないなるん？ってほんま不安に思ったなあ～。。
結局、陣痛は遠ざかってきたけど、いきみたくなってきたのでこのままいきんでいけるようなことを看護婦さんが言ってきたのでいきみにはいった。
その頃にはうちの家族もみんな陣痛室で私の出産を見守ってくれてた。
私には姉がいるので、出産前よく出産はどんな感じかというのを聞いていた。姉いわく、もう～どでかいう○ちをきばるような感じよ～。
丁度いきみにはいって、私がいきんでる最中に姉が横で「ねッどでかいう○ち出すみたいやろ～？！」って聞いてくる。こっちはそれどころじゃないので、普通やったらわらけてくるようなこの言葉も正直イライラした。
結局、そこからはスムーズに。分娩室にはいって、何回かいきむとアーちゃんが出てきた！
私の陣痛は間隔がかなりあったので結構余裕で時計を見たり、助産婦さんが何をしてるのか見たり、先生と話したりしてたので、安産やったと言えるんやろうか。
ともかく、アーちゃんをお腹に乗せられて顔を見た瞬間パパそっくりやったんで感動というより笑ってしもうたわ。
もっと感動するもんやと思ってたけど、無事健康体で出てきてくれた安堵感でいっぱいやった。

こうして、アーちゃん予定日の日丁度にこの世に誕生しました。

おもしろい話が、母親学級で知り合ったママ友が３人いたんやけど、もちろん予定日もバラバラで私が１号やったんやけど、私が産んだその日に１人のママ友が破水して入院。翌日夜中に出産。この翌日にもう一人のママ友が入院、その日に出産。もう一人のママ友も結局同じ日に出産したのでした。
こういう訳でみんな個室でもなかったので、みんな一緒の部屋やったし、授乳も一緒にできたので楽しい入院生活送る事できたのでした！

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