とぶわにといっしょに かんこくとあそぼ!

翼を広げろ!閑山島海戦




71話 5月 7日 放映

日本陣営から脱出の折に負傷した伎生チョンニャンは、力を振り絞り亀甲船の危機を告げて気を失った。
チョンニャンを馬に乗せ全羅左水営に急ぐイ・ヨンナム。
しかし、脇坂安治はそれよりも一足先に亀甲船を破壊する精鋭部隊を全羅左水営に急派させていた。
脇坂が水軍に合流するや亀甲船破壊作戦をすすめるとともに、その作戦に投入される精鋭部隊に侍の称号を与えたことが伝わると、豊富秀吉は脇坂をこの戦闘の大将に任命した。
一方宣祖は小西行長の執拗な脅迫に耐え切れず、明に内府するとも言い出す・・・
柳成龍は海は李舜臣が守り、陸地は龍仁戦闘において唯一兵士を失わなかったクォン・ユルを体察使に任命し指揮を取らせれば、まだ希望は残っていると宣祖の内府を引き止める。
チョンニャンから脇坂が南下し水軍に合流したという情報を得た李舜臣は、次の戦闘は単純な局地戦ではなく、太閤秀吉が前面から勝負を挑む戦いになるであろうことを直感した。
李舜臣は亀甲船破壊部隊の精鋭兵達の生首を脇坂に引き取りに来るようクォン・ジュンを使者とし脇坂のもとに送るのだが・・・


72話 5月 8日 放映

脇坂安治は火砲試験発射中、火砲の装填時間が長い欠点を見つけ、今まで火砲の威力で勝利してきた朝鮮水軍を打ち破る新しい戦術に着手する。
しかし、秀吉は脇坂の亀甲船破壊作戦の失敗を機に脇坂を大将からおろす。
陸軍から3万大軍を支援された九鬼嘉隆と指揮権を失った脇坂安治。
この情報を入手した李舜臣は日本の陸軍兵力がこれ以上水軍に流れないように、クォン・ユル始め義兵隊との連携作戦を樹立し、誰よりも「戦功」を欲している脇坂におとりを投げ入れるのだが・・・



73話 5月 14日 放映

7月8日、李舜臣の出陣命令に将校たちは、この日敵側に有利な条件であり偵察部隊は脇坂の仕掛けた罠に過ぎないを反対する。しかし李舜臣は決意をかたくなに見せる。
日本水軍がを通過するという情報が脇坂の逆情報であるとすでに見抜いていた李舜臣。敵も緻密である。
李舜臣は緻密な敵に対抗すべく極秘に新しい戦略を打ち出した。
決戦の日、の出口に一字陣を広げる李舜臣艦隊は、予想通り脇坂艦隊が一歩も動かないのを見て、前衛部隊を送り出す。
オ・ヨンダムとキム・ワンの前衛部隊がに向かうと、ついに朝鮮軍がおとりに乗じたと判断した脇坂は突撃命令を出す。
命からがら退却する前衛部隊。前衛部隊を取り込んだ李舜臣艦隊の一字陣が形を崩す。脇坂は計画通りに一字陣に突撃するが・・・



74話 5月15日 放送

退却命令を出す李舜臣とそれを猛烈に追撃する脇坂!
全速力で逃げる朝鮮軍に打撃を与えながら、脇坂は勝利を確信した。

しかし、その時、朝鮮軍は退却を止め、今まで海上で誰も目にしたことのない陣法が広げられる。

鶴翼陣!

連合艦隊はないと公表していた全羅右水営と慶州左水営は、実は近くに潜み、鶴翼陣の両翼になった。
朝鮮水軍の完璧な連合が完成した瞬間だった。

先頭艦隊が鶴翼陣の攻撃に倒れ、脇坂は朝鮮の大砲の装填時間が長い欠点を利用しようと考える、がその最後の期待も敗れ去るのだった。


75話 5月21日 放映

板屋船20隻を建造するという李舜臣の方針に将校たちは憂慮を表す。
船を建造すれば、搭載する火砲も作らなければならず、3回に渡る出陣で火薬も底をつこうとしていた。日本軍が朝鮮軍に恐れをなしている時なのにそこまでする必要があるのかという不満の声もあがった。しかし李舜臣は戦乱中はいつでも最悪を考えなければならないと、徹底的に出陣準備をするという主張は変わらない。

閑山島での大敗以来朝鮮に駐屯する部隊への伝令を一切中断した。勝利への最後の手段である。伝令が途絶え不安になった将校たちは、それまで個人の戦績のために戦うのをやめ、戦略を共有し合い始める。初めての戦略的共攻で小西行長はピョンヤン城奪還戦に出てきた明を打ち破る。

これにより小西は朝廷を圧迫し、朝廷は唯一連戦連勝をおさめている李舜臣に、即刻日本の本陣「プサン」を攻撃するように命じる。
偵察部隊により、朝鮮全土の日本軍の動きを把握している李舜臣は、プサン攻撃は時期尚早であると、王命は受けられないというのだった。


次は--プサン海戦編--へ


めにゅう 登場人物 1-4話

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