2006年01月の記事
全31件 (31件中 1-31件目)
1
-
春節点描
春節も今日が3日目、帰郷していた人たちがまた都会へ引き返し始めました。鉄道運賃もまた今日から上がります。今日は春節に関する話題をいくつかお伝えします。白雲観 ここにある猿の石像をなでれば、福が来て健康に過ごせると言う言い伝えがあるので、朝早くから人々が詰めかけ、5時には門前に行列ができました。外国人も多く、午後4時までに4.5万枚の入場券が売れたそうです。 白雲観というのは、道教のお寺で、西太后まだ若かった頃ここへ遊びに来たというエピソードがあります。なお、ここではコインを投げて穴を通り抜ければ幸運になるという運試しも有名です。雍和宮 地下鉄の環状線の駅名でもあり、交通は便利です。元々は雍正皇帝が皇太子の頃住んでいた所で、その後ラマ教の寺院になり、とても大きな大仏様があります。 ここへは焼香をするために大勢の人が集まってきます。朝6時半に開門した時はすでに1,000人もの人が並んだそうです。開門と同時に一番に焼香しようと天王殿までの数百メートルの距離をダッシュ、当然若者がトップになりました。廟会 日本で言えば縁日みたいなものですが、北京だけでもずいぶん多くの場所で開かれ、新しい所も増えています。昔からの伝統的な地壇廟会には8万人が訪れたとありました。ここは上述の雍和宮から近く便利です。 廠甸廟会は一時途絶えていたのが数年前に復活したものです。骨董品で有名な琉璃廠を通り、昔の下町の廟会です。ここでは非物質文化遺産保護項目を集中展示したとありました。 大観園の廟会はオリンピックがテーマで、5つの巨大なオリンピックのマスコット「福娃」が飾られ、オリンピック選手も出席したそうです。 頤和園では蘇州街に高々と宮灯、真っ赤な中国結が飾られ、20人が宮灯で巨大な龍を形作り、勇壮な踊りを見せ祝日の気分を盛り上げたとありましたが、数年前には頤和園の廟会など聞いたこともありませんでした。ゴミ掃除 爆竹のカスが458トン 地方によっては元日の朝は掃き掃除をしてはいけないところもあるようですが、北京では大晦日の爆竹や花火のカスを元日の早朝から掃除しました。10,000人以上の清掃工、236台の清掃車を出動させ、朝8時までに458トンのごみを収集したとありましたが、こうした人たちには春節の休みがないようです。 花火、爆竹解禁はこうした関係者には莫大なビジネスをもたらしたことは間違いありません。
2006年01月31日
コメント(0)
-
シーバス12年 中国のは本物？
春節を間近に控えた頃、「シーバス12年のコストはわずか25元」の報道が流れ、大騒ぎになった。シーバス側はすぐに「シーバスに対する全く無責任な報道に驚愕し、強烈な不満を感じざるを得ない」との声明を発表した。シーバス12年ものは本当か？ シーバス販売総監は、「シーバス12年高級スコットランドウィスキーは全てオークの樽で少なくとも12年間寝かせた多くの種類をブレンドして作ったものだ。1988年のスコットランドウィスキー法案に厳格にしたがって醸造されている」と述べた。 北京のある有名バーの責任者は「報道では『シーバスの瓶には12年の酒が少し入っているが、残りは2年、4年などの酒がミックスされ、国内には本当の12年ものの酒はない』と書かれているが、これは普通のことだと思う。国内の多くの銘酒だって大多数は20％の原酒に別の酒をミックスしてできている。だとしたら洋酒だってそのようにして不思議はない」コスト25元は本当か？ 販売総監は「どんな洋酒でもコストには生産、輸送、保管、販売コスト、税金などが含まれる。だからシーバス12年もののコストが25元など話にならない。税金類を合わせただけでもそんな金額にはおさまらない」。シーバス12年ものは多くのスーパーで200元足らずで小売されているが、コストについては「会社の商業機密で、明かすわけにはいかない」 前記のバー責任者は「うちのバーでは、普通はシーバスセットで売るが、シーバス1瓶、緑茶4瓶、果物1皿で550元だ。当然、これにはシーバス以外に店のコストも含まれている」。この店では一晩に120セット売れると言うが、シーバスをいくらで仕入れているかは答えてくれなかった。どこでボトリングしているのか？ 販売総監は「シーバスには国外にはボトリング工場はない。中国にもない」と言い切った。しかし、よく高級洋酒を飲む不動産屋は、多くの高級建材が国内で生産され、海外のマークがつけて売られていることから、洋酒もそうではないかと疑っている。 「シーバスは知らないが、バーやカラオケで飲む数百元から千元以上の洋酒でも本場でボトリングされたものは少ない。大部分は国産だ」とある洋酒販売店主はいう。国産洋酒が国内市場の8割以上を占め、それらは海外から桶買いして国内で瓶詰め、あるいはそれをベースにミックスして作り、ニセ酒まである。業界ではこれらは全て「ＯＥＭ」洋酒と呼ばれている。シーバス旋風が英国本土にまで 1月25日、スコットランド・ウィスキー協会、ペルノ・リカール（中国）、英国シーバス・ブラザース有限公司が上海で連合記者会見を開き、中国市場のシーバス12年ものは本物だと再度表明した。今回は上記三者以外に、英国駐上海領事館、ＥＵ駐華代表も出席し、この事件に注目していることを示した。
2006年01月30日
コメント(0)
-
新春快楽、歳々平安！ 党、政府からのメールが全員に
昨日（28日）は大晦日、今日は春節（旧正月）で、年間最大の祝賀の季節に入りました。今年は北京市でも爆竹が解禁され、ネット上には賑やかそうな光景の写真がたくさん流されています。 省エネのため、今年から室内の暖房温度は18度（最低でも16度）と決められ、例年よりはやや温度が低めに設定されています。18度もあれば十分だと思うのですが、気象台は春節期間に寒波が襲い平均気温がマイナス5度と予報しており、この期間温度を1-2度上げることにしました。春節は暖かく過ごさせてやろうと言う心遣いです。 心遣いといえば、今年は共産党委員会と政府が連名で北京市の携帯電話全部に祝賀のメールを送りました。祝賀といっても、今年から解禁された爆竹の注意の呼びかけのようなものですが・・・。 発送したメールが1,000万を超えるというのですから驚きです。中国は昨年の携帯メール数が3,000億通を超えたという報道がありましたが、こんなに大量のメールを発送していては当然ですね。 でもこれだけの数を発送するには相当時間がかかります。これが短時間に届けられるようになれば、政府のメッセージを全国民（携帯電話を持っている人だけですが）に直接届けられるようになりますから、送信速度のアップがこれから追求されるようになるでしょう。 27日の午後から、北京の1,000万人以上の市民の携帯電話に年賀メールが届いた。他のメールと同じように目出度く、暖かいメールだったが、送ったのは中国共産党北京市委員会、北京市人民政府であった。 「北京市委、市政府は全市民に新年のお喜びを申し上げます。ここで特に休日の安全に注意し、爆竹安全管理規定を守るようお願いします」。ここには安全注意が喚起されているが、それほど堅苦しいものではなく、市民にも好評であった。 北京市政府の職員によると、今回の新年メール発送は指導者たちが言い出したものだという。目下、北京市の1,500万人以上の常住人口の中で、すでに携帯電話やＰＨＳの数は1,300万近く、この新年挨拶と安全注意の呼びかけは、伝達範囲が広く、かつ直接個人に届くので、深い印象を残すことができる。 しかし、発送量が巨大であり、全員にメールを届けるには相当の時間がかかる。それで28日の大晦日の前までに全て届くように、27日の午後から発送を始めた。
2006年01月29日
コメント(0)
-
復旦大学2005年卒業生就職白書 女子の方が高就職率
もう春節の休みの期間に入り、就職戦線も一休みですが、上海の名門校・復旦大学の昨年度の就職白書の記事がありましたので、ご紹介しておきます。 復旦大学就職指導センターが2005年の同大学卒業生を追跡調査して5,607サンプルを得て、2005年復旦大学卒業生就職白書を作った。これによると本科生の平均就職率は95.3％、特に通信工学、財政学、高分子材料・プロセス、メディア学など16の専門では就職率が100％に達した。女子の就職率が男子を上回った 過去には、男子生徒の方が就職では有利と広く思われていたが、今回の調査では、男子生徒の就職率は93.1％、女子生徒の就職率は98.0％と、女子の方が4.9％高かった。 同センター主任は、男女の卒業生の就職への取組みで女子の方が上だという。先ずは心構えから始まり、学生時代の能力育成の努力、さらには仕事の実習、社会実践活動などへの参与の状況から見て、女子生徒の積極性が男子よりも明らかに高い。このことが就職の際にもはっきりと有利に働いたのだと見ている。給料の期待値と実際の差が拡大 調査によると、企業と卒業生の間で、価値の認識の差がさらに開いたとしている。2005年の卒業生の実際の給料水準は平均で3,232元であったが、期待していた平均額は4,875元であった。 細かく見ると、高職生の実際給料は1,400元、期待値は2,507元、本科生はそれぞれ3,270元、4,299元、修士卒は4,377元、5,955元、博士卒は3,883元、6,803元で差は3,000元近くもあった。地方による給料の差 報告書は各学歴の卒業生の地区別の実際の給料のランキングを発表している。本科生の場合、新疆（4,100元）、陜西（4,000元）、広東（3,512元）、上海（3,309元）であった。博士の場合はトップ３は、北京（6,194元）、上海（4,197元）、四川（4,000元）。 このことからも、人材を引き付けるために、各地区はそれぞれ異なった優遇条件を出していることが分る。だから卒業生は目を少し遠くまで向けた方がよいようだ。
2006年01月28日
コメント(0)
-
特大大潮が珠江デルタを襲う 飲料水は大丈夫
広東省の珠江を海水が遡ると言うニュースは昨年の秋ごろに報道されましたが、その時は私はあまり気にもしませんでした。その後、何度かダムの水を流したとの報道がありましたが、旧正月にまたまた大潮がくるそうです。 このまま雨が降らないと、水道水にも影響が出て大変なことになりそうです。これも異常気象の影響でしょうか。 広東天文学会は、天文、水文、気象の影響を受けて、1月25日から30日にかけて、珠江デルタ地域に特大の大潮が発生すると予告している。磨刀門水道の大涌口水門には今後連続数日、1リットル当り6,000ミリグラムを超える非常な濃度の海水が出現する見込み。 しかし、1月中旬に珠江では海水を薄めるためにいくつものダムの放水を行い、また十分な淡水を貯蔵しているので、珠海、中山、番禺の水道給水と飲水の安全には影響はない。 今回の大潮の天文学的要素は、1月28日、月が地球の南回帰線の上空にくるため「回帰大潮」になり、1月29日、太陽、月、地球が一直線になるため「朔望大潮」に、1月30日は月が地球に最も近づき「近地大潮」になる。これら三つの大潮が連続して発生、相互作用を起し、特に珠江に顕著に現れる。 気象学的要素は、去年の9月から今年の1月まで、連続5ヶ月間例年よりも雨量が少なかったことである。さらに去年発生した台風は、大多数が浙江省、福建省沿岸に上陸し、広東省沿海はほとんどなかった。このため沿海での降雨量が少なく、海水の塩分濃度が高まった。 水文学的要素は、珠江上流から来る水の量が激減したことである。このため海水が逆流することになった。 この特大大潮は1月31日以降は減衰すると予想されるが、将来の状況がどうなるかは珠江流域の降水量次第である。
2006年01月27日
コメント(0)
-
水素動力自動車 今年後半にタクシーで試験開始
今年初めでしたか、小泉首相が慶応大学が開発した電気自動車に乗ったというニュースを見ましたが、中国でも電気自動車の開発は色々とやっています。 今回のニュースのプロジェクトリーダ・万鋼さんはかつてドイツのアウディで企画開発に携わっていた人で、2001年に中国政府から、燃料電池自動車の開発責任者になってくれと言われ帰国したと、以前、見たことがあります。 同済大学などが担当した電動自動車プロジェクトの燃料電池乗用車が科学技術部の専門家グループが行った検収に合格した。プロジェクト責任者である同済大学校長の万鋼は、これはガソリンではなく水素を使ったもので、5年間の努力により、我国の燃料電池自動車の研究開発は世界の先進レベルに達したと述べた。技術的特長（1）燃料消費が少ない。現在の自動車は100キロ走行に約10リットルのガソリンが必要で、値段が42元かかる。燃料電池だと、15元の水素1キロを消費するだけ。エネルギー消費は海外の同類製品の半分。（2）組込み式設計になっていて、技術を広く応用でき、技術移転がスムーズ。わずか1年でこの技術は上海汽車のＭＰＶ、フォルクスワーゲン、奇瑞の製品に搭載した。現在、紅旗、中華、長安などと合作の交渉中である。（3）分散型制御システムがネットワークで統合。燃料電池、モータはチップが管理し、フィールドバス技術、カーエレクトロニクスのレベルは国際的にトップクラス。（4）燃料の水素は全て工業副産物、コークス炉ガスを精製して製造。これまで燃焼に使用していたのを、99.99％に純化、循環利用で経済的。 万鋼によれば、次のステップで研究成果を自動車工業のレベルアップ、経済建設の流れに乗せることだと言う。現在、これを動力とした10台の「超越三号」がすでに35,000キロ以上の無人運転を行った。最高時速は120キロ、1回の水素充填で230キロ走行可能。 春節後、10台の「超越三号」は6ヶ月間の信頼性、耐久性試験を始め、下半期には、タクシー、公用車として試験を続ける。2007年には100台クラスの生産規模となり、2010年以降は1万台の規模で、コストは最初の100万元から22万元にまで下がると期待される。価格は伝統的な車よりも30-40％高いが、燃料コストは３分の１ですむ。
2006年01月26日
コメント(1)
-
春節の贈り物の新しい傾向
日本でもお歳暮の進物を何にしたらよいか頭を悩ますことがありますが、中国でも同じようです。普通の人はどの程度贈り物をするのか知りませんが、会社が贈るケースが多いような印象を持っています。 もうすぐ年末、贈り物をやり取りする時期になった。今年、伝統的な贈り物であるタバコ、酒、菓子、お茶はやはりよく売れ、保健品、デジタル製品も人気がある。 その他に今年はフィットネスクラブのカード、美容カード、保険証券、劇場の切符などの新しい贈り物が流行している。 北京のある映画館の入口の受付では入場切符を受取っている人の姿がいつも見える。今年は春節の贈り物に映画の切符や劇場の切符を贈るところが少なくない。年末の公演は非常に多いので、多くの企業が切符を買って顧客に贈り、これらの座席はいい席が普通で、最高のＶＩＰ席も多いという。 あるＰＲ会社のマーケティング部の人は、自分の所のお客さんは相当な身分の人ばかりで、春節になるといつも頭を悩ましている。派手で中味のないものは金を使ってもよい結果にならないので、高級な公演の切符のほうが新味があっていいという。 また、人を食事に招待するよりは、汗を出してもらって健康になり、美しくなってもらうことを贈るのがここ数年の体面のよい贈り物となっている。ある美容院によると、最近、美容カードを注文してくる会社が多いという。美容カードは特にご婦人に歓迎され、年間使用可能なカードが大量に売れていると言う。 保険証書、電話カード、図書カード、新聞講読カードも多くの人が贈り物に選んでいる。ある保険会社によると、ここ数日売行きがよく、損害保険などは実用的で、受取る人も心にかけてくれていることを感じてもらえるという。 ある会社で贈り物を担当している人は、「現在、家の中に不足しているものはないし、場合によってはダブってしまうこともある。同じ値段の電話カードを贈れば、どうせ使うものだからいくらあってもいい」という。
2006年01月25日
コメント(0)
-
全く新しい「動物ロボット」の研究に初めて成功
この題目を見たときには、ソニーの「アイボ」のような動物型ロボットのことかと思ったのですが、全く違っていました。 これはロボットと言うよりも、生体の外部からのコントロールと言った方が正確でしょう。脳のどの部分を刺激すると、生体がどのような反応をするかの研究は世界中で行われていると思いますが、実際に動物を思い通りに動かした例が他にあるのかどうか、知りません。 こんな研究が進むと身体障害者にとっては役に立つことがあるかもしれませんが、運動だけでなく、その内には精神の働きまでコントロールされるようになるんじゃないかと心配です。 2005年12月31日、山東科技大学ロボット研究センターで、一匹の小さな白鼠がパソコンの指令にしたがって、ほとんど100％近い正確さで左回り、右回り、前進、その場回転など指定の動作を行った。 これは同大学の蘇学成教授が行った科学基金プロジェクト「動物ロボット」の現場実演であった。この電子装置と生きた動物神経系を統合した「動物ロボット」は専門家によるプロジェクト評価の鑑定をパスした。 中国科学院院士など専門家はプロジェクトチームの技術報告、手術と脳切片の試験検査報告、実験報告、文献調査報告を聞き、実験室見学と実験用マウスが電気信号によって行動がコントロールされるのを観察した後、この研究成果は同じような研究で国際先進水準にあると一致して認めた。 専門家は、「動物ロボット」は電気信号で神経系統を刺激し、動物の行動を制御するという全く新しい創造的な成果で、自動化、電子学科と神経学がクロスした分野で重要な貢献をしたものだという。 ネズミの脳の中に複数のマイクロ電極を埋めこみ、それらにコンピュータで生成した一定の規律の電気信号を送り、特定の機能を持った神経グループを刺激し、この神経グループが実験ネズミの運動を制御する。 このために研究グループは多チャンネル無線リモートコントローラーを開発し、電気信号をそれぞれ3組のマイクロ電極を通して、必要な神経グループに加えた。 蘇教授はこの研究の成功の意義は、人が電気信号で動物の活動を制御したと言うだけでなく、もっと重要なことは、この種類の研究が成熟すると、人工の電気信号が脳内、あるいは体内の実際の電気信号と基本的に同じ地位を占めるようになることである。 その時には、この種システムは標準化、汎用化、産業化され、必要に応じて人類あるいは各種動物のに使われ、神経科学、医薬科学、障害者の快復に対して大きな理論的、実用的価値を持つようになる。
2006年01月24日
コメント(0)
-
年末で質屋おおはやり 自動車を担保にボーナスを出す会社も
昔はいたるところに質屋があったものですが、最近はほとんど目にしません。最近、中国では質屋が流行しているようです。天津でも見たことがあります。質屋で自動車や不動産を扱うというのは、私の質屋のイメージとはだいぶん違います。 でも、自動車や不動産を質に入れなければボーナスを払えない会社なんて大丈夫でしょうか？ 年末を前に北京の各質屋は最も忙しい時期を迎えている。質入する人と掘出物を探す人で一杯である。俗に「借金があっては年を越せない」と言われるが、年末に回転できる資金がない人にとって、すぐに現金になる質屋はとても便利だ。 昨日開かれた質屋業大会で、多くの質屋の主人が、多くの企業が年末のボーナスを出すために、自動車、住宅、パソコンなどを抵当に金を借りていると話していた。 サービスする相手の80％は中小企業で、銀行に比べて手続きが簡単なことが理由で、会社にお金が入ればすぐに質草を引き出すと言う。この時期は普段よりも仕事が多く、春節にも客があるので休まない。自動車、住宅のような大物は特に年末に多い。 質屋業が好調なので、北京の質屋は2003年までの4軒から、現在は48軒にまで増えた。質屋協会の統計によると、2005年の1月から10月まで、取引件数は73,311件あり、取引金額は13.4億元、国家へ674万元納税した。最近も11の質屋が認可申請をしており、年内には60軒程度になる見込み。目利きは奪い合い 株式、不動産に続いて、宝石や芸術品が質草として増え、同時に騙される事件も時々発生するようになった。それらを鑑定できる人材がいないためで、時には大きな利益が見込めても、取引をあきらめることがある。全国には貴金属、装飾品を扱う質屋が1,700軒あるが、鑑定できる人は1,000人もいない。北京では民間にあるお宝の数量が全国トップで、目利きを探し出せば、質屋はどんどんもうかる。利用者は若者が多い 質屋協会の統計によると、質入をする人は、30歳以下が30％、30-40歳が38％と多くが占め、同時に質流れ品を買うのも若者で、中古のデジタル製品の売行きがよい。人気の高い製品は棚に出すや否や売切れてしまう。
2006年01月23日
コメント(1)
-
台湾からの春節直行便が上海に到着 磁気浮上列車で市内へ
この時期には春節に関する話題が非常に増えていますのでそういった話題をいくつかご紹介します。最初は普段は直行便がない台湾との間の春節特別便の話です。この便の切符の売行きがよいことは別に書きました。 中台間の春節直行便は2003年に始まりましたが、確か翌年はなかったので、今年は3回目だと思います。上海-台北間だと、普段の香港経由に比べると距離短縮は明らかで、時間も短いし、航空燃料も減り環境にもよくなるので、よいこと尽くめです。 私は最初は、中国大陸で働いている台湾人が台湾へ帰るためだけかと思っていたのですが、逆に台湾から家族が大陸へ来て一緒に春節を過ごす人もいて、さらには観光に来ることも可能になりました。片道無駄に飛ばすような馬鹿なことはしませんよね。 20日午前10時半、台湾「中華航空公司」の飛行機が上海浦東空港に到着し、2006年春節特別便の最初の飛行任務を果たした。今回は特別便の乗客の身分制限を緩くしたので、乗客が増え、エアバスＡ330-300には298人の乗客が上海へ到着した。 これらの人々の中には中国へ働きに来た人、学習、親類訪問、観光、春節を大陸で過ごしたいと言う人などがいた。12時20分には台湾へ帰る乗客304人を乗せて離陸した。 最初に降りてきた張医師は、同僚に会うためにやってきたという。「私は平均1ヶ月に1回は上海へ来ているが、特別便に乗るのは初めてだったけど、とても速いね。7時45分に台北を出発したら、10時25分には着いたんだからね！」 香港やマカオを経由しなくなると非常な時間の節約になる。上海で投資している楊さんは「少なくとも4時間は早いね。いつもこんな便があればいいんだがね」 乗客の制限を緩めたため、観光に来た人も相当いた。台湾のある旅行社が募集した団体旅行には15人が参加し、1週間で蘇州、杭州など周辺の都市を訪問する予定。別の旅行社のツアーにも20人ほどが参加していた。 最初に到着した人々には、磁気浮上列車が無料で招待した。この列車は台湾でもよく知られており、乗客たちは喜んで、たくさん写真を撮った。
2006年01月22日
コメント(0)
-
中国の「幸福都市」 3位は上海
これまでにも色々なランキングをお伝えしてきましたが、今日は「幸福都市」です。幸福都市というと聞きなれませんが、要するに住み易い都市ということでしょう。 この記事は上海の新聞に載っていたものですから、上海以外のことは書いてありません。 16日公表された「2005年中国都市および生活幸福度調査報告」によると、10大都市の全体幸福度のランキングで杭州、成都、上海がトップ３に入った。上海はさらに吸引力が最も強く、金儲けの機会が最も多く、人々が最も行きたがる都市に選ばれた。 この調査は半年かけて、中欧国際工商学院の訪問教授、シカゴ大学ビジネススクールのChristopher K. Hsee 教授が主導して行ったものである。北京、上海、天津、重慶、成都、杭州、南京、瀋陽、西安、広州の10都市で調査したもの。報告は都市幸福度の調査と生活幸福度の調査の2部分に分かれている。 今年の調査では、上海は去年の5位から3位へと順位を2つ上げた。杭州の市民は最も幸福と感じているが、人々がもっとも住みたい都市は上海で、次が北京である。 全体的な幸福度以外に、市民が10大都市の人情、金儲けの機会、便利さの程度、自然環境、文明程度、娯楽、生活のリズム、交通面での生活幸福度をどう感じているかも調査した。上海はどの項目でも比較的上位にあり、金儲けの機会、便利さの程度、娯楽生活の面でトップに立った。 一般的に言って、生活リズムが速くなると幸福感は下がるが、上海人は生活のリズムが速いことに非常に満足している。このことは個人の生活リズムの満足度は単にリズムが速い、遅いで決まるのではなく、そうしたリズムの受入れ度によることを示している。 同教授は報告書で、人々の生活幸福度と最も関係のある要素は、自分の住宅を持っているかどうかであり、その次は決まった仕事があるかどうかだと指摘している。 調査によると、住居面積が大きい人は確かに面積が小さい人よりも幸福度が高いが、面積が大きくなるにつれ、両者の関係はだんだんと弱くなる。この他、高収入の人は低収入の人よりも幸福であるが、収入がふれるに連れ、両者の間の関係も徐々に弱くなる。
2006年01月21日
コメント(0)
-
インターネット利用状況調査 インターネット人口1.11億人
まだ急速に発展中のインターネットの状況が分ります。 中国インターネット情報センター（ＣＮＮＩＣ）の最新統計情報によると、2005年12月31日で、インターネット人口は1.11億人に達し、2004年末よりも1,700万人増加、インターネット普及率が8.5％になった。しかし、世界平均の15.2％よりは低く、このことからも中国のインターネットはなお継続して発展の勢いを継続するものと見られる。 基礎通信費で見ると、全国のインターネット利用費用の規模は1,000億元の規模を突破し、利用者が毎月実際に使う費用は103.6元（サービスプロバイダーの費用は含まず）である。（データには完全に公費を使っている人の数は含まない） 電子ビジネスでは、インターネット支払いが主流の支払い方式になり、インターネットで買物をする人の61.5％はインターネットで支払い、36.1％が品物が届いた時に引き換えで支払っている。 インターネット利用時間が歴史最高記録を作り、平均毎週15.9時間利用し、前年より2.7時間、20.5％の伸びとなった。 普及率の高い人の特徴は、男性、若者、高学歴、高収入の人たちである。その中でも若者の普及率は非常に高く、特に18-24歳の年齢段階の人が、全国の人口では10％を占めているが、インターネットの普及率では28.6％と高くなっている。 大専以上の学歴での普及率は84.8％にも達している。しかし、総人口の４分の３を占める高卒以下の学歴の人々の間では、普及率はわずか1.8％である。個人の月収が2,000元以上のインターネット利用者は1,749万人から3,230万人に増え、増加率は84.7％に達した。 注目すべきは、27.8％の人がファイル交換のＢＴ（ビットトレント）ソフトを利用したことがあるということで、これを利用してソフトをダウンロードしたことがある人の数は3,000万人を超えた。 設備の方面では、デスクトップパソコンが絶対主流であるが、ノートパソコンも急速に増えている。ノートパソコンでインターネット接続する人は18.2％になった。 ブロードバンドがインターネット接続の主流になり、利用者は6,430万人、2004年に比べ2,150人増加し、増加率は50.2％。ブロードバンド接続のコンピュータ台数が初めて電話線接続の台数を抜いた。 中国内地のＩＰアドレスは世界3位になり、サイト数は70万近く、.CNドメインネームは100万を突破し、アジア第一となった。世界ランキングでも年初の13位から6位にまで上昇した。
2006年01月20日
コメント(0)
-
個人信用データベースが全国ネット化 プライバシー丸出し
こんなものを作ると言ったら、「個人情報保護法」まである日本では大騒ぎになり、政権が倒れることになるかもしれませんが、中国では平気でできてしまうのです。このデータベースは自分のデータを自分で見ることができますから、かつての「档案」とは違いますが、プライバシー無視もいいところです。 銀行システムを守ることは重要ですが、そうした「公」のためには「私」は考慮しないという社会主義時代の考えが今も為政者の中にはありそうです。最近、中国でもプライバシーが言われていますから、問題だと思っている人はいるはずです。そうした人たちが声を上げないのは奇妙なことですし、あるいはもし上げられないとしたら怖いことです。 16日、中国人民銀行は、個人信用基礎データベースの全国ネット化が完成し、今月から正式に運用すると発表した。将来、個人の公共料金の納入情報もデータベースに入れられ、電話、水道、電気代などを期限通りに納めないと、全国の商業銀行に「信用不良」が知らされることになる。 過去には、不良ユーザの情報が各銀行に分散し、一部の不良ユーザは銀行信用管理の抜け穴を利用して、別の銀行で金を借り、多額の損害を与える例があった。個人の信用情報を調査するのは難しいので、中央銀行が個人信用情報システムの建設をしたもの。 目下、データベースに収録された個人信用金額は2.2億元で、全国の個人消費ローン残額の97.5％をカバー。収録されている人数は3.4億人、その内、貸付記録のある人数は3,500万人。すでにこのシステムを利用して個人情報の調査をする量が毎日11万件前後に達し、多くの銀行が貸し付け前に審査する時の決まった手順になっている。 現在データベースに入れられている情報は、（1）姓名、年齢など個人の基本情報、（2）個人の銀行からのローン情報、いつ、どの銀行からいくら借り、いくら返済しているかなど、（3）クレジットカード情報、どれだけのクレジットカードを持ち、引出しオーバー額がいくらかなど、（4）個人情報が調査された記録、コンピュータはいつ、どんな原因で個人情報が調べられたかを自動的に記録している。 将来は公共情報もその中に含まれ、個人の社会保障情報、銀行の口座開設状況、個人の住宅積立金の情報、期限通りに電話代、水道代、電気代、ガス代などの公共事業費用を払ったかどうかも入れられ、さらには、裁判所の民事判決の結果、税金滞納状況も入れる予定だと言う。 中国人民銀行は、（1）個人が良好な信用記録を保つには、クレジットカードを作るなどの時、銀行に正確な情報を提供し、変更があれば連絡すること、（2）時々、自分のデータをチェックし、間違いがあれば訂正の申請をすることを薦めている。 現在の所、データベースチェックは無料でできる。不良情報が記録されていると、住宅ローン申請の際などに不利になる。
2006年01月19日
コメント(0)
-
中国版ナスダックオープン 先ず二社の株取引が可能に
昨日も北京はハイテク産業に力をいれていると書いたばかりですが、ハイテク産業育成には資金獲得のメカニズムが必要です。このためハイテクのメッカともいうべき中関村で新しい株式市場のモデルケースが試行されることになりました。 株式のこともよく知らないので、下記の抄訳には間違いがあるかもしれません。「市場」「上場」という言葉は使われておらず、「譲渡」という言葉が使われていますが、選ばれた二社の株式がここで取引され、二社が資金を獲得できることには間違いありません。 最初に「上場」された会社がどんな会社か簡単な紹介がありましたので、ついでに書いておきました。 1月16日午後4時、この時刻は中国に多層の資本市場が建設された歴史的な時になるだろう。昨日、中関村科技園区非上場株式有限公司が株式の取引モデル地点になることが正式に認可され、世紀瑞爾と中科軟の2社が最初の取引モデル株に選ばれ、幸運児となった。 証券監督委員会の副主席は、今回のモデル地点の意義は、中関村園区の会社の融資環境を改善し、会社の発展を促進し、創業資金の退出メカニズムを整えるものだと述べた。 今回の株式取引システムは業界で「三板市場」と俗称され、「ゴミ箱」とも呼ばれていた。それは与えられた職能が、歴史的に遺留されてきた法人株と、主要市場から退場させられる企業の株式に限定され、新しい会社の上場機能は認められていなかったためである。 モデル地点が始まった後は、「ユリカゴ」の機能を持ち、その地位は「中国のナスダック」というところで、主要株式取引所の成立、中小企業株式取引所の誕生と同じ位の重要な意義を持つものである。モデル会社：世紀瑞爾 北京世紀瑞爾技術株式有限公司は1999年設立、登録資本4,000万元。システム開発の技術型企業。製品は交通、電力、石油、石油化学、水処理、智能ビル、電信など多くの業界に渡り、主に生産プロセス制御と意思決定支援情報処理領域のプラットフォームとソリューション方案を提供。モデル会社：中科軟 中科軟科技株式有限公司は中国科学院ソフトウェア研究所が知識革新プロジェクトを実行したときの産物で、2000年に成立した。登録資本は7,500万元。コンピュータソフト開発、応用、サービスの知能型ハイテク企業で、大型応用ソフトウェア開発とコンピュータ統合システムが核心。
2006年01月18日
コメント(0)
-
2005北京ハイテク産業10大経済事件
新年前後から春節にかけては、前年度の総括をする○○10大ニュースの類が色々と発表されます。それぞれの分野での代表的な出来事がまとめられていますからできるだけ紹介します。 1月6日には国内10大ニュースを紹介しましたが、今朝のニュースには「院士が選んだ10大科技ニュース」がありました、いずれ紹介するつもりです。 今日の話題は北京市のハイテク産業に関するものです。北京市は政治、文化都市であり、伝統的な産業では韓国の現代自動車を誘致したりしましたがそれほど優位にあるわけではありません。首都鋼鉄のように公害問題から河北省へ工場を移しているところもあります。 しかし、北京市も経済発展はさせなければなりませんから、中国有数の大学、研究機関を抱えている強みを生かして、ハイテク、バイオなど新しい分野に力を入れているのです。 市発改委が2005年北京ハイテク産業10大経済事件を発表した。発改委が十分調査研究し、専門家や関連部門の意見を聞いた上で、リーディング力が大きく、業界への影響も大きいものを選んだ。１．閃聯標準が中国で初めての３Ｃ標準になった （訳注：閃聯標準とは情報設備資源共有協調サービスプロトコル標準のこと）２．百度がナスダック上場 （百度は中国のインターネット検索エンジン、グーグルの中国語版みたいなもの）３．中星微星光デジタルマルチメディアチップが国家科技進歩一等賞を獲得 （訳注：中星微電子公司というのは、シリコンバレーから帰国した人たちが作った会社で、各種半導体チップの開発、販売をしている）４．徳信無線が国内の携帯電話設計業界で、ソフト、トータルの方案設計の最大のサプライヤーに （訳注：中国の携帯電話メーカの生産量は急増しているが、設計はほとんどが買ってきたもので、国内での設計力の強化が課題とされている）５．北京のハイテクメーカの総生産額が2,000億元を突破６．ノキア首信がグローバル企業として初めてリストラ成功（星網工業園の快速発展）７．通信グローバル企業の巨頭がＲ＆Ｄ基地を望京（電子城）に集中８．中印（インド）ソフト産業合作が急速に進展９．華旗諮訊公司が急速に発展（愛国者デジタル製品が有名ブランドに） （訳注：この会社はディスプレー、パソコンケース、デジカメ、ＭＰ３などのメーカ。以前は『愛国者』ブランドのパソコンがあったと思うが、最近のホームページにはパソコンはない）10．人用鳥インフルエンザワクチンが臨床研究段階に
2006年01月17日
コメント(0)
-
年末は転職のピーク 春節後が職探しの大チャンス
日本でも最近は若い人の転職が増えているようですが、中国ではきちんとした会社の正社員の転職が日本に比べて相当多いように思います。例年話題になりますが、春節は転職の季節で、また結婚式も割合たくさんあります。 春節前後、一年一度の社員と企業の間の転職と引留めの攻防の時期がやってきた。某グローバル企業で管理の仕事をしている劉さんは、最近、別の会社と契約を結び、春節が終ったら転職する計画である。「今の会社は望む職位につけてくれないから、転職するんです」。 「元旦からずっとすごく忙しいよ」、昨夜8時、あるヘッドハンター会社の社員は残業して、一方で会社のために適当な人材を探し、一方では社員に転職を勧めている。「春節前には多くの人が転職を考えるし、そのチャンスに人を取ろうとする会社もあるんだ」。 「智聯招聘」の求職情報によると、北京地区の一部業界では求職者が1ヶ月で20％も急増した。去年11月の財務関係の求職者数は19万人だったのが、1ヵ月後には23万人近くまで増えた。 春節後に転職を考えている李さんによると、彼女はすでに新しい会社と契約しているが、退職届は年末ボーナスをもらってから出すつもりで、今は仕事をきちんとやっているという。 多くの会社が春節に、これまでの1年間の経営業績に基づいて、ボーナスの分配を決め、これが年間で最も多いものとなることが多い。このため多くの人は転職を考えていても、ボーナスを順調にもらうまでは転職のことはおくびにも出さずに、働き続ける。 大多数の経営者にとっては、社員の転職、離職はいいことではなく、少なからぬ商業秘密を持った人材が同業へ移るのを見たくはない。ある調査統計によれば、2004年から2005年の外国企業の社員の平均流失率は16.5％で、ＣＥＯたちが合理的と考える水準を超えている。 「智聯招聘」のヘッドハンター部の責任者は転職者の理由はみな違うと言う。転職の理由には、報酬、職位、発展の見通し、環境など多くあり、中には家に近くなることが目的ということすらある。
2006年01月16日
コメント(0)
-
年夜飯の話題 家族揃って食べる年越しの食事
日本の正月料理といえば、年越そばとお雑煮、おせち料理と言うことになりますが、年夜飯というのはそれらとは違います。どのように訳したらよいのか分りませんが、旧暦の大晦日に家族揃って食べる食事のことです。 北方では大晦日に餃子を（もちろん餃子だけでなくほかのご馳走も一緒に）食べると、以前学校で習いましたが、最近は有名なレストランで豪華な食事を食べる場合も多いようです。遠く離れた人も帰ってきて一緒に家族一堂に集まって食べる食事ですから、財布の紐もゆるみ、当然、個室が喜ばれます。インターネット予約が盛んに 春節までは間があるが、年夜飯の予約が盛んになってきた。例年の電話予約と違い、今年はインターネットでの予約が増えている。これまではどの店を選ぶか口伝えで、知人から紹介を受けていたが、インターネットで気に入ったレストランを探して予約すると、簡単だし、割引もある。 昨年、食事、飲酒、遊びをテーマにした中国請客網（http://www.qingke800.com/）が開通し、最初に始めた活動が年夜飯の個室予約であった。これには全聚徳、便宜坊、湘臨天下、湘鄂情、鮑魚先生など北京の有名なレストランがたくさん名前を連ねている。レストランにとっても宣伝費用の削減になる。 淘宝網も年夜飯の個室予約に興味を示し、今月15日から22日まで、中国請客網と共同で個室の入札活動を実施する。それぞれが20ずつのよい部屋を提供し、落札すると、大晦日の夜にその部屋でその価格以上の食事をすることになる。杭州では豪華年夜飯が話題に 杭州に19.8万元の年夜飯が現れ話題を呼んでいる。料理店の主人によると、50年かけて集めた珍しい材料を使ったもので、今ではいくら金を出しても買えないものを使うから、金でははかれないと言っている。 フカヒレ、燕の巣、アワビなど最高の素材が使われるようですが、19.8万元というと中級車が買える値段ですから、どんな人が食べるのでしょうね。もちろん、限定素材だから1テーブルだけでしょう。 なお、上記のウェブサイトを見ると、どのレストランのどの程度の大きさの部屋だと、最低料金いくらで予約できるか相場が分り、面白いですよ。
2006年01月15日
コメント(0)
-
ホテルの部屋 警察の勝手な立入り検査を禁止
日本ではホテルの部屋に警察が踏み込んできて検査するなどということは、何か犯罪捜査の時くらいしか考えられませんが、中国のニュースを見ていると警察の立入り検査が割合たくさんあることが分ります。 中には、大学生の男女がホテルの部屋にいるところに立ち入られ、不法淫猥行為だとして高額の罰金を科せられたり、夫婦の部屋に立ち入り検査が行われたりということもありました。 私にはそんな経験はありませんが、話を聞くだけでも嫌な気持ちがしていましたから、今回の浙江省のような規則が早く全国に広がることを願っています。 改定後の「浙江省旅館業治安管理方法実施細則」は浙江省内の中国人、外国人が宿泊するホテル、旅館、招待所、浴室、リゾートなど全てに適用される。 この新しい規定では、宿泊登記の際に示す身分証明としては、従来の身分証だけに限らず、運転免許証、パスポートなどでもよい。各宿泊施設は24時間の当直を行わなければならず、ガードマンは人員の出入を把握し、必要な時には来訪者の身分証の提示を求めることができる。 また新しい規定では、警察が勝手に部屋の立入り検査をできないこととし、警察が公務を執行する時は、有効な身分証を示す必要がある。客が宿泊している部屋の検査をするには、県級以上の人民政府公安部門の出した許可状を示さなければならないことになった。 なお、ホテルの24時間当直は現在も行われている所が多いのですが、当直がいても実際には寝てしまっていて、朝早くチェックアウトする時など、ぐっすり眠っている人を起さねばならず、気の毒な思いをしたことがあります。 だから、どの程度来訪者を管理できるかは疑問もあります。警備員を交代させる余裕のないようなところは、一定時間門を閉めたほうがいいようにも思うのですが・・・。
2006年01月14日
コメント(0)
-
金で運転免許を買うのは公然の秘密
ニュースに載っていたから本当だと思いますが、タクシーの運転手まで正式の教習を受けていない人がいるというのはヒドすぎます。許昌へ行った時は十分気をつけてください。 こうして公表されてしまって、許昌市の公安の中は大騒ぎになっているのではないでしょうか。 「オレは3月前に免許を取ったばかりだけど、たった1,500元だったよ」。河南省許昌のタクシー運転手が記者に語った。彼は闇商人を探して、何の授業も試験も受けずに、有効な運転免許証を手にした。許昌の運転教習所の校長も、金で免許を買うのは公然の秘密だと言う。告発の手紙 本紙は昨年12月初め、許昌からの告発の手紙を受取った。「2002年以来、数万人が授業も試験も受けずに運転免許を取っており、交通死亡事故の危険な存在になっている」。 「ここでは一般に『特権』を享受している正規の教習所から金で買うが、登記もしていない闇の教習所やどこにでもある車輌証書の代理店でも買える。いずれにしても公安局免許試験センターの職員の力が必要である。そうでないと試験を受けずに正式の免許証を取ることなどできない」。 手紙を受取ってから、記者は2回に渡って許昌を正面からの取材と身分を隠しての取材をした。現地調査 許昌市、および管下の長葛市、禹州市などで、身分を隠して免許証を買うと言う名目で10数箇所の運転教習所や車両証書の代理店をランダムに訪問した。 12月15日、許昌市創新教習所の窓口係は、小型自動車の免許証は、講習、試験を受ける場合は1,630元、受けない場合は2,000元だと言った。「科目１、科目３は試験が必要ありません。しかし科目２の試験の時はどうしても試験場に来なければなりません。来さえすれば、運転がどうであっても大丈夫ですよ」。 正規に講習を受ける場合は、理論学習と技術訓練を受けなければならない。その後、理論試験、バックの倉庫入れの試験、道路走行技能試験があり、それぞれ科目１、２、３と呼ばれている。 「どうして科目２だけはどうしてもここへ来なければならないの？」と聞くと、「現在、試験センターのパソコンは全国ネットとつながっていて、受験者は必ずここへきて写真を撮り、拇印を押さなければならないんです」ということだった。 この窓口嬢によると、許昌市には正規の教習所が18校あり、創新はその一つだとのことである。
2006年01月13日
コメント(0)
-
観光関連株式は座っていてももうかる 2019年には世界一の観光国に
この記事には観光関連株がいいと書いてありますが、本当かどうか私には分りませんし、責任も持てませんので・・・そのつもりでご覧下さい。 国家旅遊局局長が、2019年になると中国への旅行者が1.37億人に達し、世界観光機関の予測よりも1年早く、世界一になるだろうと発表した。アナリストは、2008年のオリンピック、2010年の上海万博を契機に我国の観光業は黄金期を迎え、観光関係の株式はよい成績をおさめるだろうと指摘する。世界の観光大国の地位を確立 2004年、観光総収入は6,840億元に達し、ＧＤＰの5.01％を占め、これ以降、連続5年、ＧＤＰの5％以上となっている。統計によれば、2004年の観光外貨収入は257億米ドルと、2003年よりも48％増大し、世界7位となった。 2005年1-9月の海外からの観光客は8,963万人と、前期比12.2％の伸びで、外貨収入は219.9億米ドルと18.2％の伸びで、世界の観光大国の地位を確立した。 同局長は、（1）2006年から2010年の中国への海外からの観光客（入境者と宿泊者）は年平均8％で伸び、外国人と国内の旅行者の数は年平均9％、12％で伸びるだろう。（2）観光外貨収入と国内観光収入は年平均で12％、10％で伸び、観光業の総収入の伸び率は10％に達するとの予測を示した。 第11次五ヶ年規画でも「サービス業を発展させる政策措置を制定し、金融、保険、物流、情報および法律サービスなど現代サービス業を強力に発展させる。そして文化、観光、コミュニティサービスなど需要潜在力の大きい産業を積極的に発展させる」とあり、これからも観光業は将来の発展の重点の一つだと分る。ＱＦＩＩが観光関係株に注目 2006年の投資理念をリードするＱＦＩＩが、すでに観光株式に布石を打った。2005年の第3四半期までに、ＱＦＩＩは漓江観光に介入し、その流通株の第3株主となった。日興ＡＭ中国人民元Ａ株母基金は、錦江酒店を大量に買い込み、259.7万株、流通Ａ株の第2の株主となった。Ｂ株では、黄山Ｂ株が多くの外資機関から買い増しされ、錦江Ｂ株にも新しい外資株主が現れた。 多くの機関の2006年レポートでも、観光株に対してよい見方をしている。国泰君安証券は、重点的に注目されている観光地類の上場会社、華僑城、峨眉山Ａ、黄山旅遊、首旅株式などの株式はすでにＰＥＲが20-30倍のレベルにまで低下しており、たとえ10株当り3株程度の平均配当を考慮しても、権利落ち相場でのＰＥＲはさらに低下するであろうと見ている。
2006年01月12日
コメント(0)
-
脳白金の広告台州で禁止に 効果を誇大宣伝
中国でテレビを見ていると、「脳白金」の広告をよく見ます。年寄に黒い髪が生えてくるなど、ウソに決まっていますが、親孝行な子供たちが、この薬を買って親に贈ることが多いのです。なぜもっと早く、全国的に取締れないのか不思議に思っていました。 「浙江省・台州市で、脳白金のテレビ広告は消費者を惑わすものだとして、市工商部門が放送停止と罰金を命じた」との報道が流れた。工商部門は広範な消費者にこの虚偽の広告の治療効果に惑わされないよう注意を呼びかけた。 台州市工商局に電話で確認すると、「調査の結果、脳白金の広告内容は虚偽で、保健食品の効能を誇大宣伝し、消費者を騙している」として、広告費5,000元を没収し、5,000元の罰金をかけたとのこと。 調査によると、上海黄金搭档生物科技有限公司は、脳白金保健食品の広告で1）毎日脳白金を服用すると、若い状態に戻る。2日間服用すると睡眠が深くなり、3ヶ月経つと白髪が黒くなり、病気にかかる率が大幅に減る、長期に服用すると同年齢の老人より元気で、長命、健康になる。2）全国に1,000万人以上の老人が5年間以上服用しており、彼らの身体に奇跡が起り、熟睡できるようになったばかりでなく、新しく生えてくる頭髪が黒くなった。とあった。 実際、脳白金の広告に対する疑問はずっとあった。 以前、北京のある医学専門家が「脳白金の言うことのある部分は完全に医学の常識に反している」との文章を発表したことがある。 例えば、広告と製品の説明文に「大便が人体の腸内に12時間以上滞留すると、タバコ3箱分に相当する毒素を出す」とあるが、便通が1日1回でも2日に1回でも正常である。この他、全国各地で脳白金に対する投書もやむことがなかった。 記者が脳白金の寧波支店を電話取材すると、台州事件は競争相手がでっち上げたもので、全部ウソで、製品の売行きには何ら影響がないという。 本社の上海黄金搭档生物科技有限公司に電話をかけいくつかの質問をすると、返事をする責任者がいないといい、返事をしなかった。インターネットで見ると、脳白金のサイトでは、台州で禁止された効能宣伝の広告がトップページに依然としてあった。
2006年01月11日
コメント(0)
-
「国家突発公共事件緊急対応全体プラン」を発布
表題は長いのですが、要するに「危機管理の対応プラン」といったものです。ＳＡＲＳや最近の吉林省の石油化学工場の爆発による松花江の汚染は世界的なニュースになり、中国の情報公開が十分でないことが問題になりました。 この他にも炭鉱事故や汚染事故など、中国国内でも国に報告されず、下で処理してしまうという問題はたくさんありました。今回のプランは、こうした問題に対処するためのものです。 昨年9月には、自然災害による死亡者総数および関連資料の秘密扱いを解除しましたから、段々と情報公開の範囲も広がるのでしょうが、報道機関が自分で取材するのではなく、権威筋から情報を発表する現在の体制では、中央がからむ問題についての公表は難しいでしょう。 国務院は8日、「国家突発公共事件緊急対応全体プラン」を発布した。この全体プランは省級行政区画を超えた、あるいは事件発生した省の処置能力を超えた特別重大な突発公共事件に対応するものである。 全体プランでは、突発公共事件を、自然災害、事故災難、公共衛生事件、社会安全事件の4種類に分類している。各種類の事件の性質、重大さの程度、コントロールできる程度、影響範囲などから、それぞれをさらに１級（特別重大）、２級（重大）、３級（やや大）、４級（一般）の4級に分け、それぞれ赤、橙、黄、藍で表示する。 全体プランは、１級と２級の突発事件は必ず4時間以内に国務院へ報告しなければならないとしている。突発公共事件の重要な状況について報告が遅れたり、ウソの報告だったり、隠したりした場合は、あるいは緊急管理作業で職務上の怠慢、過失、涜職があった場合は、責任を追及する。 また、全体プランは、事件発生の初めの段階で情報を発表し、民衆が事件の真相を了解し、誤った情報が伝播しないようにすることを要求し、これにより人心安定を図るとしている。
2006年01月10日
コメント(0)
-
多額の現金引出しには護衛
中国の紙幣の額面の最高は100元ですから、だいたい日本円で1,500円くらいなものです。ですから、少し多額の現金を持つと財布に入りきらなくなります。 私はそんな大金を持つことはないのですが、一度だけどうしても20,000元を運ぶ必要があり、カバンに入れて持ちましたが、強奪されたらオシマイだなと思っていました。でもこれぐらいの額だと護衛をつけるほどじゃないし・・・。 なお、このニュースにある義烏というのは、100円ショップが商品をたくさん調達している場所です。 2005年12月29日、浙江省・義烏市で鞄類のビジネスをしている温州人の鄭さんは、仕事の上で、朝早く銀行から60万元の現金を引出す必要があった。 そのために2日前、鄭さんは義烏市の保安サービス会社に電話して、護送を依頼した。義烏にある200余りの銀行の店舗には、どこにも保安会社の護送の宣伝が出されている。 依頼を受けた保安会社では、平均年齢23歳の4人の護衛を派遣し、この任務に当らせた。彼らは迷彩服と防弾チョッキを身につけ、頭には鋼鉄ヘルメット、手には防護シールドと電気警棒を持ち、ＧＰＳを搭載した警備車に乗って護送任務についた。 彼らは鄭さんを銀行まで送り、周囲を警戒しながら銀行に送り込んだ。窓口で手続きをする間も見張りをし、現金を引き出した後、金を特製の暗号つきのカバンに入れ、鄭さんが鞄を持ち、護衛が左右を警備しながら、すぐにまた車に乗せ取引場所まで安全に送った。 義烏は世界最大の小物商品の調達基地であり、現在も依然として現金取引が行われている。ここにある223の銀行店舗では、金額がいくらでも予約無しに現金を引き出すことができる。 毎日の現金流は15億元に達し、浙江省全体の現金流の20％を占めている。義烏では2004年1月だけで、銀行から現金を引き出した人をつけて、強奪した事件が7件あり、被害額は100万元に達した。
2006年01月09日
コメント(0)
-
羊頭猫肉： 上海・屋台の串焼きに猫の肉
昔から「食在広州」といい、広州ではなんでも食べるので有名で、猫も「虎」という名のついた料理になると聞いたことがあります。私は道端の屋台で串焼きを食べるのが好きですが、猫肉があるかもしれないと聞くと、ちょっと気持ちが悪いですね。 上海では冬になると野良猫が大量にいなくなり、ある調査によると多くは殺されているとのこと。 上海小動物協会は、1年かけて、行方不明になった野良猫の調査を行った。猫獲り人が普通は真夜中に各団地の緑地などを回って捕まえ、成年猫なら1匹平均15元で屠殺業者に売り渡す。 屠殺業者は数分で猫を皮と肉にばらし、猫肉は1匹分3元程度で安く売る。儲けるのは猫の皮で、買値よりもはるかに高く売れる。冬は猫の毛皮が最もよい時期で、このため冬に野良猫がいなくなるのだ。七浦路には半分公開で猫皮製品を売っている店がたくさんある。 昨年12月、あるボランティアが浦東・羅山新村付近の焼肉屋台で、自分の犬に食わせるからと言って「羊肉」を売ってもらった。その肉をＤＮＡ鑑定した結果、猫科動物の肉だった。肉の組織からも猫科と判定された。 上海地区には専門の猫養殖場はないが、野良猫を捕まえるのは容易だという。この冬になってから「猫挟み」が野良猫の多いところによく仕掛けられている。これは猫の足を挟むので猫の皮を傷つけることはなく、以前の猫を捕まえる籠に比べるとコストが安い。 猫肉を羊肉の代りに焼肉にしていると言ううわさは昔からあったが、今回、一箇所だけだが、証明された。その他でも、加工肉販売の店が猫肉をウサギ肉と偽って売っているという。 猫肉の串焼きを作るには、先に羊の骨を鍋で煮て、そこへ猫肉を放り込み、密封容器の中で空気を抜いて羊の油脂を猫肉にしみこませ、羊肉の味にする。これに辛い香辛料をかけると普通の客にはまず見分けがつかない。
2006年01月08日
コメント(0)
-
中国の総合国力は世界6位 日本は7位
5日中国社会科学院が発表した国際情勢に関するベージュ・ブック「2006年：世界政治と安全報告」は、軍事力、自然資源、技術力など9項目で世界の主要大国の総合国力を評価したもので、中国は6位であった。 米国はほとんど全ての項目で絶対優勢の1位で、総合国力はその他の国を引き離したダントツ1位のスーパーパワー振りを示した。英国、ロシア、フランス、ドイツがそれぞれ2位から5位を占め、日本の総合国力は7位であった。 中国の強みは豊富な労働力資源、十分な資本資源、長期的に安定な国内環境、安定の中で進歩を求める政府の政策方針などなど。弱みは低い技術レベル、労働力の質の低さ、情報力の遅れ、創造体系を支援する制度、環境とインフラが十分でないことなど。 中国の国力で、外交力、軍事力はやや強く、政府のコントロール能力も第4位にあるが、国力のバランスがよくない。国際石油価格の予想： 反落の可能性 このレポートでは、世界経済成長速度がにぶり、数年来の原油の高値の影響で石油消費の伸びが減少しており、供給側の圧力が減少すると予測している。 主要産油国の生産が増加、ＯＰＥＣは2006年の石油生産量は毎日210万バーレル増加、その内軽質油が49％と予想している。その他、各種国際協力により石油価格の高止まりを阻止しており、これらの原因で2006年には適度に反落する可能性がある。世界の経済成長は緩やかに 昨日の発表会で、世界経済・政治研究所の副所長は、2006年の世界経済に対する全体的な予想を発表した。彼によると、2006年の世界経済の成長速度は、2005年を基礎としてやや緩やかになり、4.0－4.3％の間と予測している。 その理由は、（1）世界の石油価格はやはり高い値段を保ち、（2）先進国の不動産市場が軟調になる可能性があり、（3）先進国の通貨管理当局が連続して利上げをする可能性があるからだ。これらは石油価格の上昇、不動産市場のバブルに関係があるだろう。
2006年01月07日
コメント(0)
-
2005年中国国内10大ニュース
この10大ニュースは昨年末に発表されたもので、順番は時間順になっています。新華社が発表したものですから、国選というか共産党選というべきものです。それぞれに詳しい説明がついていましたが、大部分はタイトルだけで分ると思います。１．中国共産党が全党で共産党員先進性教育活動を展開２．胡錦涛主席が新しい情勢下での台湾関係の４つの意見を提出３．中国人民抗日戦争および世界反ファシスト戦争勝利60周年を盛大に記念４．第10次五ヶ年計画の主要目標を達成、中共中央が第11次五ヶ年規画を制定５．青海-チベット鉄道全線貫通６．神舟6号有人宇宙飛行が円満成功７．松花江で重大な水汚染事故発生８．我国の人用鳥インフルエンザワクチンが臨床研究段階に９．第1次全国経済センサス円満に終了 2004年の我国ＧＤＰは15.99兆元10．税制の重大改革実施 全国人大常委会は農業税条例廃止を決定
2006年01月06日
コメント(0)
-
南京大虐殺を証言した日本の老兵・東史郎氏死去
東史郎氏の訃報は昨日の夕刊に載っていましたので、ご覧になった方が多いと思います。しかし、中国での取上げられ方は日本をはるかに上回っていたので、ご紹介しておきましょう。 3日、「東史郎裁判支援実行委員会」秘書長から南京虐殺記念館館長に電話があり、東史郎氏が京都で病気のために死去したとの連絡を受けた。享年95歳。同館はすぐに弔電を打った。 東氏は1912年生れ、元中国侵略日本軍第16師団20連隊の兵隊で、1937年に応召され中国侵略戦争と南京大虐殺に加わった。戦後、人間性を回復し、自分の加害行為を非常に後悔し、心から中国人民に反省謝罪し、日本各地でも講演を行い、日本軍の南京大虐殺の暴行を暴露した。 1987年、東氏は自分の戦中日記を公開、南京大虐殺発生50周年には南京へきて反省謝罪をした。その後高齢も顧みず、南京、北京、瀋陽、上海で証言、反省し、加害の歴史を述べた。 「南京大虐殺は自分が実際に経験した間違いのない事実であり、日本はそれを直視し、その歴史を認め、中国人民に心から謝罪をしてこそ、本当の日中友好関係ができる」。 4日、南京大虐殺史の専門家、生残り代表などが江東記念館に集まり、追憶会を開いて、この歴史の真相を勇敢に認めた正義の人、東史郎氏を追想した。参加者たちは遺影に黄菊をささげ、南京市政府は彼に「南京大虐殺記念館特別貢献賞」を授与した。 南京市政府と対外友好協会は遺族に弔電を送り、南京市政府はさらに人を派遣して葬式に参列する予定である。葬式は1月6日に行われる。
2006年01月05日
コメント(1)
-
利益のために法を忘れた病院 院内感染で9名が眼球摘出
「医は仁術」という言葉は元々は中国から来たのではないかと思いますが、そうでない例を日本でも多く見ますが、本家中国でも悪質な事件がたくさん起っています。 12月11日、安徽省宿州市立病院で重大な医源性感染事故があり、10名の白内障の手術を受けた患者にひどい感染が起り、9名は眼球摘出手術を受けた。 初歩的調査の結果、驚くべき原因が隠されていたことが分った。病院は利益のため、医療とは関係のない科技貿易会社と長期契約を結び、病院から会社へ患者を提供し、会社は外来医師を集めて手術を行っていた。 全く素人の科技貿易会社が専門性の高い病院の仕事をし、病院はブローカーの役をつとめるという奇怪な現象が起きていたのだ。少し前に、国家衛生部長が一部医療機関が「利益のために義を忘れている」と痛罵したが、今回の事件はさらに「利益のために法を忘れている」へとエスカレートした。 「薬で医者を養う」ために、病院には「小さな病気を大きくして、軽い病気に非常な検査、治療」をするが、これらはまだ道徳的な問題の範囲である。しかし、先日のハルピンの巨額医療費事件や今回の事件は、一部の医療関係者が順法意識さえなくなっている驚くべき状況を示した。 今回の事件では多くの違法行為があった。手術費用は2,800元前後で、会社が2,100元を取り、残りを病院が取っていた。雇われた医者も自分の病院の休みなどに、病院へ届けず勝手に治療に行っており、彼らがきちんとしたやり方をしていれば事故を防げた可能性が高い。 病院の利益本位の経営思想を変え、関係部門が新しい方案、規則を作り、政府が責任を持って、医療関係者の管理監督を強化し、制度面からこうした悲劇の再現を防がねばならない。 これには後日談があります。1月2日に新聞に投書が載りましたが、それによると、この病院の院長は免職になったけれど、市の衛生局の副局長と言う地位はそのままなんだそうです。 なんと驚くことに、この元院長は、眼球を失った患者と家族の慰問の会に、副局長の肩書きで出席したと言うのです。ここまで来ると、この人は一体なにを考えているのだろうと思いますが、本人は悪いことをしたと思っていないのでしょうね。 さらにその翌日の新聞には、こうしたことが起きる背景として、幹部任用制度の問題について解説がありましたが、長くなるのでここまでとします。
2006年01月04日
コメント(0)
-
2006年 オレの9つの小さな願い
この作者は東北の寒い地方の人だと思います。１．仕事に波風を立てないでおくれ やるべきことをやるだけでは、今は十分じゃない。本職の仕事のほかに、今日はレポート、明日は総括、さらには提案、各種各様の改革などなど、寝る時にいびきもかけやしない・・・。２．ＬＰＧの値段が100元の大台を超えないでおくれ 政府は95元以下に抑えるというけど、ちょっと油断すると100元を超えるんじゃないの？３．水道代、電気代を上げないでおくれ 天然ガスの値上げは決まったし、「エネルギー価格はみんな上るぞ」と聞こえてくる。こんな話を聞くとブルブル震えてくるぜ。４．バスを高級にしないでおくれ バスがよくなることはいいことだけど、エアコン車の運賃は普通の2倍だぜ。５．李毅中と趙鉄錘を辞めさせておくれ 新聞を見るとき、この二人の名前を見るのが怖い。二人の名前が一緒に出たら、きっと鉱山の作業者に犠牲が出ているんだ。 （訳注：李毅中は国家安全生産監督管理総局局長、趙鉄錘は国家炭鉱安全監察局局長で、大きな事故が起きると必ずメディアに出てくる人。事故が起きる前に何の手も打たず、起きた後に、炭鉱の安全管理がなっていなかったなど批判するだけとの評も）６．オレの家のテレビをそのままにしておくれ デジタルテレビがアナログに取って代わるのは時間の問題だと聞くけど、オレ思うんだ、今のテレビっていいじゃない？どうしてデジタルにしなきゃいけないの？７．残留農薬の試験を簡単にできるようにしておくれ 野菜作りに農薬を使わないのは無理なこと位オレは知ってるさ。知りたいのは買ってきた野菜が食えるかどうかなんだ。偽札検査機のように簡単に野菜を調べる機械はないもんかね？８．頼むから寒さに凍えさせないでおくれ 供熱改革は必然だというよね。改革はきっとよいことなんだろうけど、心配になるぜ。どの改革も値上げがつきものだったけど、供熱改革だけは例外にできんもんかね？９．全部はとても言い尽せないよ 教育、住宅なんかはみんな天命に任せて、何も言わない・・・。しかしだね、オレは値上げは悪いとは絶対思わないけど、そんなに使える金はどこにあるんだ？
2006年01月03日
コメント(0)
-
携帯電話実名制 全国に拡大
8月29日に、上海で携帯電話の実名制が始まったと書きましたが、いよいよ全国に広がることになりました。前にも書いたと思いますが、匿名性を利用して多くの詐欺行為が行われていましたから、少しはましになるでしょう。 でも携帯電話を少しでもたくさん売りたい店の中には、審査を甘くする所が出てくる可能性がありますし、身分証の偽造ということもありますから、どこまで実効が上るかはやってみないと分らないでしょう。 統計によれば、大多数の携帯電話犯罪は実名制でないプリペイド式携帯電話を使って行われる。信息産業部部長は12月27日、携帯電話犯罪と不良メールを退治するために、2006年から全国で携帯電話実名制をスタートさせると述べた。 しかし、3.8億人の携帯電話利用者と各移動通信事業者の膨大な販売ルートに関係し、その実行は各方面に大きな影響がある。特に膨大な「神州行」「如意通」プリペイドユーザにとっては影響は大きい。 まだ詳しいやり方は明らかでないが、新しく携帯電話を買うときには有効な身分証明を厳格に登録し、古いユーザについても徐々に実名制に変わって行くことになる。 多くの携帯電話ユーザがプライバシーが保障されるのかどうかを心配している。個人情報保護法の起草に参与した中国社会科学院法学研究所の周教授は、この法律は電話番号、家庭住所など個人情報を立法で保護するもので、正式に発効すれば、他人の情報を侵害すると、行政、民事、さらには刑事責任を問われることになると言っている。 実名制に対して、中国移動、中国聯通の両移動通信会社は低姿勢を示している。実名制が始まると技術、設備上で改造が必要で、最初はコスト負担を強いられる。しかし、長期的に見ると、実名制は会社にとっては利益が大きい。 先ず、ユーザが料金滞納をするリスクが減少する。次に、ユーザを正確に管理することができる。すでにユーザ資料は電信事業者にとっては核心競争力になっており、実名制はその正確な情報を握るチャンスとなる。
2006年01月02日
コメント(0)
-
謹賀新年。 戌年の中国はベビーブーム？
明けましておめでとうございます。本年もどうかよろしくお願いします。 昨年は春の反日デモから始まり、潜水艦の領海侵犯、東シナ海のガス田と緊張が高まり、その後、小泉首相の靖国神社参拝があり、中国、韓国は非常に反発しました。年末に近づいた頃、吉林省の石油化学工場の事故があり、発表、処置が遅れ、さらに、上海領事館での1年半前の自殺事件、新京報の報道管制問題と、中国の秘密体質や暗い面が浮き彫りになりました。 こうしたことも重なって、最近の世論調査では中国を嫌いだと言う人が非常に多くなっています。私も今の共産党による一党支配体制には問題があり、このままでいつまでも続くとは思えません。しかし今の中国を統一できるのは共産党しかないのも事実で、急激な変化を望むべきではないでしょう。 将来的にどのような政治体制になろうとも、13億の人民が経済力をつけていることには変わりありません。将来のアジアを日本と中国がリードしていかなければならないのも確かでしょう。そして非常に多くの中国人たちは日本人に友好的なのです。 だから、頭から嫌いだというのではなく、お互いに知り合うことが大事だと思います。近い国だからすぐに行くこともできます（その割には航空運賃は高いのですが・・・）。「ニーハオ！」と話し合えればいいのですが、言葉が通じないことは確かに問題です。 それで私はなるべく政治的でない、普通の中国人に関する話題を紹介しているのです。しかし、もうだいぶん続きましたので、ちょっとマンネリ気味になったかなという感じがしています。もし読んで下さる方の中で何かご意見があれば、ぜひご教示ください。 以下は犬年にちなんだ話題です。 「家の年寄りが戌年の子供は賢くて、正直で温厚だというから、夫と相談して戌年の子供を産むことにしたの。それが本当とは思えないけど、生れる子供が健康で可愛い子であるように、妊娠前に検査を受けたわ」とまもなく出産予定の黄さんは言った。 酉年の終り、まもなく戌年というときに、妊娠検査の予約をする人数が少なからず増えている。これに対して専門家は、子供を産むのに迷信の干支に殺到しないように、後日、託児所、入学、就職のラッシュで大変になるよと忠告している。 「酉年に春なし、結婚に不適」という迷信があり、申年の年末には駆け込みで結婚登記をする人が激増し、その少なからぬ人が戌年に子供を生むことになる。結婚準備中の李さんは、「うちの年寄りは酉年の結婚はよくないというので、戌年の初めに結婚し、それから積極的に子供を作り、年内には可愛い戌年の赤ん坊をなんとか産みたいよ」。
2006年01月01日
コメント(0)
全31件 (31件中 1-31件目)
1
-
-
- 旅のあれこれ
- 台北で泊まったホテルとＣＮＮニュー…
- (2024-11-30 10:30:51)
-
-
-
- ちいさな旅～お散歩・日帰り・ちょっ…
- 【都内紅葉散策】Let's 豪徳寺2024
- (2024-11-30 20:07:24)
-
-
-
- ☆留学中☆
- これからの米国を占う11月5日
- (2024-11-06 05:33:29)
-
