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昔は暴力を振るうような精神病患者は座敷牢に入れられていたのでしょうが、今はどうなんでしょうか。閉じ込めなければならない家族の方も大変つらいことです。何かいい治療法ができて欲しいものです。 普通の人には重度精神病患者の薄暗い、錯乱した精神世界を想像することは難しい。 この病気は人を怖ろしい、わけの分からないものに変え、理由もなく父親、妻、見知らぬ人を殺す。手の施しようがない身内は患者を自製の檻に閉じ込めたり、警察に監獄に入れてくれと頼んだり、あるいは精神病院へ遺棄し、もう会いに行こうとしない。 中国の重度精神病患者の数は膨大で2009年に1600万人を超えた。一方彼らを救う精神科の医師は2.05万人、看護師が3万人、医者と患者の比率は世界の平均よりもはるかに低い。 医療のインフラも不足し、彼らは仕事上および心理上の非常なプレッシャーを感じながら働いている。医療条件が最もよい北京でさえ、精神病のベッドは数ヶ月から半年も待たねばならない。 今日から本紙(新京報)は6回に渡って、家に閉じ込められ、病院に遺棄されている現状、精神病院、地域の治療、精神科医が直面している困難を報道し、最後に権威者を取材して解決の道を探る。 檻に閉じ込められたり、鎖に繋がれる精神病患者はたまに事件のニュースで見るが、取材するとそれは膨大な数で、河北省だけで約10万人いる。中国には約1600万人の重度精神病患者がいて、その10%程度に暴力の傾向があり、その多くが檻に入っている。 精神衛生法が5月1日に施行され、自由を制限する手段は法律で禁止された。だが経済的条件や家庭の保護が不十分のために、あるいは周囲の精神病患者への恐怖などの原因で、鉄の檻が大量の重度精神病患者の住まいになっている。 河北省唐山市の深井村で、52歳の劉躍貴は部屋の中の檻にいた。鉄筋を溶接して作った檻の高さは1メートル半、立つことはできず、座るか横になるだけ。重度精神分裂病の彼はここでもう10年生活している。 邢台市の頻繁に人を傷つけた精神病患者は窓に鎖でしばりつけられている。2009年に病院が助け出した時には、彼の手の傷口からは骨が見え、蛆虫がわいていた。写真:http://news.nfdaily.cn/content/2013-07/11/content_73221320.htm
2013年07月15日
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考えただけで身震いしそうな怖い事故ですね。1,500度もの溶けた鉄の塊が飛んできたら、人間の身体なんか難なく突き抜けるでしょうね。原因究明はこれからですが、地方政府の調査を止めさせ、中央が全てをやるようだから、公正な結果が出るのではないでしょうか。 4月18日7時45分、遼寧省鉄嶺市清河特殊鋼有限責任公司の新設ラインで、溶けた鉄を入れた「取鍋(とりべ)」が脱落する事故があり、32人が死亡、6人が負傷した。この取鍋は巨大な球形の鍋で、直径約2メートル、容量30トン。 鉄嶺市清河区の責任者によると、当時はちょうどシフト交代の時間で、溶けた鉄を入れた取鍋がビレット(鉄鋼の塊)を作る台の上に移動した時、突然、取鍋全体が脱落し、1,500度以上の溶けた鉄が近くに飛び散ったという。(写真はhttp://www.bjd.com.cn/zttp/200704/t20070419_264457.htmより) 18日夜9時頃、国家安全生産監督管理総局の副局長・孫崋山を長とする調査グループ10余人が事故現場に到着し、取鍋脱落事故の原因調査を開始した。 孫崋山は18日の夜、この事故は新中国成立以来、鉄鋼企業で発生した最悪の事故だと述べた。国家の調査グループが到着してからは、地方政府は一切の調査活動を中止し、それまでに把握した状況と資料を全て国家調査グループに提出するよう求めた。 記者が会社側に、オペレーターの操作ミスという噂があることについて聞くと、否定し、さらに取鍋を吊っていたワイヤにも品質問題はなく、原因は調査中だという。同社は今年1月19日から「100日安全無事故活動」をスタートし、各部門間で安全競争をしていた。なんと18日は99日目だった。
2007年04月20日
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ケンタッキーやマクドナルドで食事をする時に、使った油は大丈夫だろうかなどと私は心配したこともありませんでしたが、中国では大きな記事になりました。結論は大丈夫のようです。 中国の朝食に食べる油条とか、肉や魚を串を揚げるのにも、もちろん食用油を使いますが、そんな油の方がよっぽど危ないんじゃないかと思います。使用時間以前に、最初から油自体が疑われるからです。でもそんなことを気にしたら中国では生活できません。 ケンタッキーはフライドチキンを作る油を長時間、何日も替えないので食品安全の問題があると報道されたのに対し、同社は食用油は全て検査し、国の「食用植物油の使用過程での衛生標準」を完全に満足しており、問題はないとの声明を発表した。 「証券日報」が、ケンタッキーは、フライドチキンとフライドポテトを作る油を毎日変えておらず、中には4、5日そのまま使っているところさえあり、食品安全と健康を脅かしていると報道した。 同社は、油には厳格な使用規定があり、毎日使用した油はろ過して残渣を除き、同時に専用の試験用紙で油の化学成分の変化を監視し、限度に近くなれば、すぐ放棄しており、国の標準に完全に合致していると回答した。 記者は客として店で話を聞いた。「うちでは油は毎日は変えませんが、毎朝検査し、使うかどうかを決めています」と店長が正直に答えた。毎日の検査結果と油の使用時間は記録しているという。 彼は試験用紙と検査用の色見本を出し「色がこの範囲なら合格、ここを超えれば交換します」と色を示しながら説明した。時間の長短ではなく、色が規定範囲にあるかどうかが重要だという。記者がその試験用紙が検出しているのは何かと聞くと、店長は答えられなかった。 「揚げ油の使用時間と食品安全には直接の関係はない、だがそれは油の使用に期限がないことではない」と中国農業大学の沈教授はいう。我国の衛生標準では、カルボニル価、酸化、極性化合物などで判断するが、やはり長期に使うと質が落ちる。 上海の食品部門は、レストラン、ファーストフード店、食堂などの揚げ油の使用期限は3日を超えてはならないと今年6月に規定、また累計使用時間が12時間を超えてもいけない。 この規定では、食用油の購入、検収の責任者を決め、記録を残さなければならない。購入先の正式の許可証、製品の検査合格証明などをきちんとチェックしなければならない。
2011年08月15日
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私は今日から台湾へ行きますのでしばらくブログを休みます。 豪邸では防犯対策も十分しているのですが、それでも盗賊には敵わないというのです。中国人の盗賊は日本へも来ますが、陸続きの香港はすぐに行けますから、お金持ちは大変でしょうね。 10月11日の夜、HSBCアジア太平洋地区の行政総裁王冬勝の山頂の豪邸が盗難にあった。 場所は香港の富豪が集まるビクトリアピークにあり、面積は約1000平米、2メートル半の壁や金網で囲われ、盗難防止のセンサーと20台の監視カメラがあった。 11日の夜は王さんは夜7時から9時ごろまで家族と外出して食事した。ところが盗難に遭いヴァシュロン・コンスタンタンやパテックフィリップなど8個の時計や宝石などが盗まれ、金額は合計245万香港ドルにおよんだ。 警察は録画を調べ、少なくとも4人のマスクをした盗賊が外壁から侵入し、2階に上って窓をこじ開け屋内で盗みを働き、その後プールのそばから逃げたことが分かった。付近と山中を捜索し、白い手袋とプールのそばの金網が破られた痕跡を発見した。 昨日、24歳の内地の男が手の血が止まらないと病院へ来た。警察は最初不法入国者かと思ったが、負傷の原因を説明できず、盗難事件の犯人と分かった。同郷の3人と事件を起こしたことを認めたが、仲間の名前や盗品の行方については黙秘した。 香港警察によると、近年内地の窃盗団がしばしば香港の豪邸区域に目をつけ、何度も豪邸を攻略してうまく逃げている。今年4月にbossini創業者の孫娘を誘拐、身代金2800万香港ドルを要求した事件が起きたが、その核心メンバーは内地からきていた。 今の盗賊の装備は高度化していて、以前調べた犯人はダイヤの鑑定設備などを携帯し、その場でダイヤの価値を調べていたと思われる。去年9月に逮捕した2人の内地の犯人は飲料缶に仕込んだ警報装置を持ち、誰かが缶を蹴ると警報が出るようにしていた。今年になって内地の盗賊に目をつけられた香港の豪邸 7月、大嶼山の別荘が盗難にあい、200万元の現金と800万香港ドルの宝飾品が盗まれた。3人の容疑者の内2人は24歳の内地の男で、2人は100万人民元と100万香港ドルの現金を持っていたが、今に至るも残額の行方はわかっていない。 4月、内地の7人の盗賊が飛鵞山の豪邸に入って盗みをし、さらに娘を人質にした。彼らは2800万香港ドルの身代金を要求、父親が自分で車を運転して100万香港ドル入りの袋を28袋運び、盗賊が本物と確認してから娘を釈放した。最後は内地と香港の警察が共同で9人を逮捕し、2100万香港ドルを取り返したが、残りは未だに分からない。 同じく4月、19歳の内地の男が一人で闇にまぎれて李嘉誠の豪邸に入ろうとして、保安に見つかり、警察に逮捕された。李嘉誠の豪邸は警備が厳重で入れないので、盗賊は付近を狙い、2013年には付近の3つの豪邸に盗賊が入り、合計88万香港ドルが盗まれた。写真:http://gd.oeeee.com/html/201510/13/299248.html
2015年10月20日
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ここ数年、中国の不動産はものすごい値上りです。それで日本の「バブルの経験」も伝えられていますが、生かされるのでしょうか。こんな文章を読むとちょっと懐かしいですね。 1980年代、日本の自動車と電気製品は全世界に広まり、東京の株価指数は38,915、地価はピークに、日本はアメリカ国債の最大の保有国となり・・・、だがバブルは1990年3月に破裂した。 20年後、日本の債務はGDPの180%、日本の品質の象徴とされたトヨタの問題、去年日本の経済は5%以上萎縮・・・。バブルを思い起こすと、狂ったような銀行業は疑いもなく最もよい縮図である。気狂いじみた銀行:貸付に手段を選ばず 64歳のMは小さな財務コンサルティング会社を経営している。だが20年前は、当時の第一勧業銀行の支店で営業課長をしており、毎日彼の手から出される貸付は最高では10億円に達した。 80年代、銀行トップは「これからは考えを変えて下さい、これまで銀行は貯蓄を増やす努力をしてきたが、これからは貸付を増やす必要がある」、銀行は全員に毎月何億円かの貸付けノルマを与えた。銀行幹部が貧乏人の家へ説得に 「土地活用」が貸付理由となり、当時の流行語となった。これは土地を持っている人に、銀行は土地を担保にして、貸し付けた金で建築をし、あるいは拡張することである。 空き地で借金をしたのは金持ちだけでなく、貧乏人も、70、80歳の老人もいた。「大銀行の支店長や課長が家まで来て、30-40億円出せるという、そんな誘惑を断れるだろうか?」とMは言う。年金生活者も放さない Mは「今なら、銀行は絶対に年金生活者に金を貸さないだろう。だがあの時分、そんな人が貸付の対象だった。しかもその返済期限は30年、返済する前にあの世へ行く可能性が高かった」ヘリコプターで土地を選び、その場で契約 借金をどのように使うか、銀行はだんだん相手任せにしていった。住友銀行の元支店長は、客は融資が決まると、ヘリコプターで空中から見ただけで、ゴルフ場を作ることとして土地を購入した。 しかし実際に地上から見るとゴルフ場には全く適していなかった。だが彼は銀行員として黙って金を貸し付けた。こうした売買ゲームで、日本の不動産のバブルはどんどん膨らんでいった。破裂してやっとバブルだったと分った ごく一部の人はバブルだと警告したが、多くの経済学者、政治家、メディアは間もなくアメリカを超えるという大きな喜びに浸っていた。みんなはバブルだと思わず、国の実力だと思った。
2010年03月25日
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二人目解禁で、もちろん二人目を生む人もいますが、予期とはだいぶん差があるようです。子育ての費用が非常に高いだけでなく、雇用者がすんなりと産休を認めないことも原因のようです。 日本は人口減少に悩んでいますが、中国も今のうちに子供二人を根付かせないと、大勢の人が子供は一人か、いなくてもよいと考えるようになってしまうと手遅れになるんじゃないかと他人ごとながら気になります。「二人目の産休期間の給料を払わない」という会社側が敗訴 国が二人目の制限をなくしてから、多くの夫婦が二人目を生もうと考えている。 だが東莞市の袁さんが二人目を生む手続きをすると、会社から二人目には有給休暇がなく、また産休にも制限があり、もし105日以内に仕事に戻らなければ職務を取り消すと言われた。 袁さんは二人目を生むことは国の政策に合っていて、しかも手続きをきちんとしているのだから105日の産休の期間も給料を払うべきだと訴えた。法院は会社は産休期間中の給料も払うべきだとの考えを示し、袁さんが勝訴した。河南省の高校が、女性教師は許可を得てから妊娠することと規定、違反すれば除名 鄭州市中牟県の多くの学校が女性教師は二人目を生むには校長の許可が必要だとしている。 第一高級中学の張先生は、学校の通知に悩んでいる。通知は「当校には女性教師が多いので、業務を順調に進めるために計画生育をする。2016年の上期には15人、下期には16人とする」 教師を取材すると、もし勝手に妊娠したら学校の幹部に嫌われ、担任を外されるだろうという。実際、売店で何人かのお腹の大きい販売員を見たが、彼女たちは以前は授業を持つ教師だった。 だがそれでも彼女たちを羨む人もいた。それは学校に残りながら子供を生む権利を得たからであって、もし違反すると学校におられなくなる恐れもあるからだ。節約しても子供一人の教育に30万元はかかるのに、誰が二人目を生む気になるだろうか ネットを見ると、二人目が欲しいとは思うが、生む勇気がわかないとの意見が多い。 理由の第一は、育児の助けがないこと。家政婦は高くて普通には雇えない。親に頼ろうにも、高齢で弱ったり、まだ働いていたり、中には自分の生活を楽しむために世話をしない人もいる。 第二は、お金がないこと。ある試算では金をかけずに育てても、1人に少なくとも30万元はかかり、幼稚園から大学まで、1人でも大変なのに、2人になると倍になり家庭の負担が大きい。 第三は、仕事である。妊娠した女性に「自発的に」退職させる会社もある。就職やキャリアアップを考える女性は子供を生むことを心配するのは避けられない。 二人目自由化は中国社会の高齢化を緩和し、人口構造を改善するよい政策だが、本当にこの政策を進めるには社会の各方面の政策や措置の支援が必要だ。
2016年05月16日
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日本での話も中国の記事で初めて知ることもあります。先日、「新宿歌舞伎町で女子大生が集団で昏倒し、飲酒のせいか薬を飲まされたのかなどと言われている」と報道され、大勢の女性が倒れている写真がありました。 今日はハリウッドのコメディ映画です。北朝鮮がいくらひどく、コメディ映画だとはいえ、金正恩を実名で暗殺するというのはちょっとやり過ぎではないでしょうか。 北朝鮮外務省の報道官は、ハリウッドが最高指導者金正恩を暗殺する内容の映画を作成したことに、もしアメリカがこの映画の上映を禁止しなければ、北朝鮮は相応の措置を取ると述べた。 この映画は一部西側メディアでも、他国の指導者を暗殺する喜劇を撮影することは無責任だとの評論家の意見をのせて批判した。 朝鮮中央通信社は外務省報道官の話を引用し、「アメリカが公然と朝鮮の最高指導者に害を加えるという映画を制作、放映することは、朝鮮軍民の心の支柱を叩き壊そうとするもので、最も露骨なテロ行為、戦争行為であり、絶対に容認しない」 このハリウッドコメディ映画は「ザ・インタビュー」という題で、「カンフー・パンダ」出演の男優セス・ローガンと「スパイダーマン」出演の男優ジェームズ・フランコが主演である。 この映画の中で、2人の主演はトーク番組のプロジューサーと司会者として金正恩の独占取材をすることになり、CIAが彼らを雇ってチャンスを狙って暗殺するよう持ちかける。 今年10月上映予定で予告編はすでに公開されている。予告編では、特務員が、朝鮮人は金正恩の言うこと一切、彼がイルカと交流できるとか、大小便をしたことがないなどを信じていると語っている。 朝鮮中央通信社はこの映画は「卑劣で、呪いを受けるだろう」「我々は最高首脳部を冒涜し、北朝鮮に敵対行為をする者は、彼らが例え世界のどこにいても、厳しく処罰する。もしアメリカ政府がこの映画の上映を黙認し、庇護すれば、容赦のない措置をとる」写真:http://bjwb.bjd.com.cn/html/2014-06/26/content_191285.htm
2014年06月29日
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日本の都市でも外国人が多く住むところがありますし、人口減少に対応するために外国人をもっと入れるべきだとの意見もありますが、一方トラブルも心配されています。 中国は将来は人口減少が問題になるかもしれませんが、今はわざわざ外国人を増やす必要はないのに、特に広東省でアフリカ人が増えているようです。中国は政治的な面からアフリカと強い結びつきを作ってきましたが、なぜ広東にそれほど集中するのか分かりません。 広州大学が「広州外国籍流動人口管理の現状分析と対策研究」を発表、地理、気候、ビジネスチャンス、都市の包容度などの要素から、広州がすでにアジア最大のアフリカ人の集積地になっている。 我国に常住する外国籍の人間は593,832人だが、広東省は316,138人で全国トップである。2010年に広州各入出国管理所で出入りした外国人は418万人で、広州に臨時に居住する外国人は192万人、常住外国人は2.8万人に達し、全国の大都市で一番多い。 目下広州の外国人流動人口の中でアフリカ系が約半分である。広州のアフリカ籍流動人口は20万人以上で、ほとんどが違法滞在だとしている。そしていくつかの地区に集中している。 外国人の違法滞在はこれまでも広東地区の突出した問題だった。2007年に広東省公安機関は7000人以上の違法滞在外国人を取り締り、内700人余りを拘留、調査した。2008年には1.3万人を取り締り、内刑事犯罪に関係したのが210人だったが、アフリカ人の割合が最高だった。 刑事犯罪以外にも外国人が集団で江騒乱事件を起こすことが時々発生している。2009年7月にはアフリカ人が広州の派出所を取り囲み、2012年6月にはアフリカ人が道路を塞ぎ、示威した。 このため2011年に広東省は外国人管理サービスに関する規定を出した。だが他にも強 姦、エイズ、未婚子女などの問題があり、市民の社会生活と都市の安全安定に影響している。 報告はさらに、外国人が主体の犯罪事件、特に危険薬物犯罪を重視すべきだと指摘している。2012年12月に公安部門は広州で薬物の密輸犯罪を起したアフリカ人を300人以上逮捕したことがある。 広州も含めて国内各地には外国人を中国に招く地下の仲介組織があり、これが外国人の違法滞在の元凶になっているので、これを厳しく取り締まる必要がある。 また広州には違法滞在の外国人を収容する設備がない。ドイツなどのやり方と経験に学び、法律と人道の原則に則って、そうした設備を作る必要がある。 ほとんどの外国人はそれぞれの出身国で自発的に「同郷会」のような団体を作っているので、政府部門もそうした団体と連絡しながら、協力して管理する必要がある。
2014年09月13日
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昨日は人民元切り上げのことを取り上げましたが、中国経済も一部に陰りも見えるようです。浙江省の温州は改革開放で成功し、多くの億万長者を生み出しました。 しかし最近中小企業の倒産が続き、社長さんが夜逃げしたり、自殺する例が増えているということです。温州市はすぐに暴力による借金の取り立てをやめ、銀行には資金引き上げをしないよう要請しました。 これは温州だけに留まらないようで、最近は福建省の経営者も高架道路から飛び降り自殺したという記事もありました。低賃金に頼ったビジネスモデルが崩れているのかもしれません。 最近、温州の中小企業で資金切れのため多くの経営者が夜逃げしているとの噂が絶えない。温州モデルは全国の多くの場所で真似られてきたので、温州の民営企業の今の生存状況が注目されている。 記者は温州へ行って探訪したが、多くの小企業の経営者は「仕事をやっていけない」といい、夜逃げや自殺も一部経営者の仕方なしの選択になっているという。これらは当地の民間金融と関係がありそうだ。 かつて奇跡と言われた温州の民営経済は最大の困難に直面している。温州にはメガネ、靴、玩具、ライターなどの世界の工場があるが、「中国鞋都」と呼ばれる双嶼村はその縮図である。 同村には靴の会社が4,500社あり、流動人口が20万前後いるが、最盛期には6,000社、30万人以上だった。メイン道路の両側は靴会社が並んでいるが人員募集の広告はほとんどない。 河南省から出稼ぎの王さんは、ここで3年になるが、金融危機以降、毎月のように靴工場が閉鎖になるが、一般に数百人の小さな工場だという。ある企業責任者は、労働コストの上昇、銀行から融資を受けられないことが非常なプレッシャーだという。 ここには「正得利」という靴会社があったが、今は扉が閉ざされている。9月27日、社長が飛び降り自殺した。社員は2,000人あまり、給料もきちんと支払われ、事前の兆候は何もなかったという。 多くの元社員が、飛び降り自殺は高利貸しと関係があるという。銀行が金を貸さず、高利貸しから借りていたが、支払いを迫られてどうしようもなく自殺した。だが賭博と関係があるという人もいる。
2011年10月07日
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先日、小学生の学習アプリの問題を紹介しましたが、今度は小学生の女の子の本が話題になっています。2010年に出版が始まった「意林小小姐」シリーズの本がバカ売れしているようです。 私は読んだことも見たこともありません。「意林」の意味は知りませんが、「小姐」は昔バーでお姉さんを呼ぶ言葉でした。この本の表紙では「小小姐」は「小淑女」となっています。 「意林小小姐」のシリーズ本は小学5、6年の女の子に非常に人気だが、多くの父兄が憂慮して、本を破ったり、隠したりして家庭騒動に至ることさえある。 劉さんは娘の読書に不安を感じ、「小学6年の娘は小さい時から読書が好きで、4大名著の縮刷版が最も好きだったが、4年になると意林小小姐に夢中になり、もう80冊ほど買った」という。 「親が厳しく批判し、本を隠したり、電気を切ったりして読むのをやめさせようとしたがダメだった。最近はこの本に夢中で、徹夜をするし、反抗して連続3日学校へ行かなかったりする」 「この本は男女のいかがわしい感情に及び、格調も低い。精神的な毒薬のようなもので子供の精神の元気をなくすから、禁止すべきだ」 記者が劉さんの娘に会ってみると、明るく活発で、よくしゃべり、父親が言うように精神の元気がないという様子はなかった。「学校で起きていること、私たちの生活が描かれていて、中の人物が我々を戒めることはない。名著のように読むのが難しくはなく、物語は少女向けです」 「クラスの友達もたいてい読んでいて、こっそり買った本が親に見つかって破られた子もいます。親たちはインスタント本で栄養がないと言うけど、言うことを聞くつもりはありません」 このシリーズはよく売れ、北京図書大廈でも王府井書店でも、児童書の目立つところに4つの専門の書架を置いた。店員は、子供はこれらの本を好み、売れ行きも非常によいという。 記者は書店で10人の小読者に話を聞いた。小6の李さんは手に「花之女床国」を持ち、これは女の子の冒険の不思議な物語で、知らぬ間に本屋に3時間いて、半分は読んでしまったという。 「本には男女の気持ちも描かれているけど、普通の同級生の関係で、誰でも成長の過程で出会うことで、普通だと思います」 別の床に座り込んで夢中で読んでいた子は、感情や交際の話があるが過度ではないという。 だがかつての「小小姐」の読者は、自分の成長と共に違った見方をするようになっている。「反小小姐吧」というネット掲示板には多くの非難の声があり、大多数は中学校の女の子である。 「武器も使わずに2人で虎を数十頭も殺したなんて荒唐無稽」「『海塩公主』は歴史と違っている、小説は歴史を改ざんしてもよいのか」「ロマンス小説とは言わないけど、実際はロマンスの部分が多い」 ここからは中国の記事に多いいわゆる「専門家」の意見です。 有名な児童図書の推薦者の王林は、少女読物にもタブーを書いたものがたくさんあるという。「国内の作者の中には、感情や愛情のストーリーで、法律など無視して勝手に書いたのがある」 心理コンサルタントの王さんは「私の子供も一時ネット小説に熱中し、私は好きでなかったけど子供と一緒に読み、討論した。子供が青春期に入ってから、いくつかの本を推薦し、色々な時代の人々の愛情についての態度を理解させた」 新閲読研究所の李研究員は、11歳の娘に「キュリー夫人伝」「ジェーン・エア」、および瓊瑤(中国出身の台湾の作家)、亦舒(中国出身のカナダの作家)の作品などのリストを渡した。「これらは子供がいかに感情の萌芽を処理するか、いかに愛を表現するかを助ける本だ」 「でも子供に自分の読書観念を押し付けてはならず、父母は一歩引いて見守り、また密かに子供の読書傾向を見て、それに似たよい本や映画を推薦して、よい方向に導くのがよい」
2018年11月19日
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