最近の中国のニュースから

最近の中国のニュースから

2024年09月21日
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 前回、配送員などの職業について紹介したばかりですが、直後に無茶な働き方をして大金を稼いだ配送員についての悲惨な記事を見ました。こうした人々の不満が高まって、最近の色々な事件につながっているのではないでしょうか。

 その前に、9月18日について書きます。この日は中国では「九一八」と呼ばれ、盧溝橋事件の起きた日です。それに新中国成立75周年ということもあり、最近は中国、中華を讃える記事が多く、19日には北京文化論壇が開かれ、国内、世界に向けて中国の主張を宣伝しています。


九一八国旗掲揚式で「中華を愛し、国防を強化」
 9月18日、鐘の音と共に「歴史を銘記し、九一八を忘れない」--北京市青少年の国旗掲揚式が中国人民抗日戦争記念館で開かれ、300人以上の青少年が歴史を追体験し、国家への思いを育んだ。



 93年前、日本軍は「九一八事変」を起こし、中国人民は14年に及ぶ血生臭い闘争を始めた。

 人民解放軍の退役軍人が、南京大虐殺、宛平の城壁の弾痕など歴史の傷口を語った。「今は国は豊かで軍は強い。貧困で外国に蹂躙された中国は歴史の記憶にしかないが、祖国を愛し、自立自強、国家の繁栄に貢献して欲しい」

 参加した学生は「九一八の歴史の教訓」の詩で祖国への熱愛を示し、「私はもっと抗戦の歴史を学び、友人に伝えたい。落伍すればひどい目に遭う。努力して勉強し、国をより強くしたい」

このような教育が続き、中国はアヘン戦争など西洋からもひどい目にあったのですが、大きな行事は抗日戦争に関するものだけで、反日教育はずっと続き、「反日無罪」とも言われている状態が、先日の深センでの日本人の子供の虐殺につながったのではないでしょうか。

 以下、今日の本題です。配送員たちが社会を支えていますが、労働条件は悪く、この記事を見ると韓国でも死者が出ており、なんとかもう少し改善すべきではないでしょうか。

3年で102万元稼いだ上海の「配送キング」が交通事故にあった
 配送の運転手はスピードを優先するので、交通安全を無視しがちで、事故に遭いやすい。9月18日、3年間で102万元稼いだと自称する配送員の陳さんが交通事故にあった。

 診断書によると、右大腿骨が骨折し、軽い傷ではなく、目下病院で治療を受けている。事故の原因は公式にまだ発表されていないが、多くの人が働き過ぎが大きな原因だと思っている。

 陳さんは3年間で102万元を稼いだと自称し、話題になった。彼は1998年に江西省で生まれ、小学校を中途退学した。地元で食堂を開いたが失敗し、借金を背負って上海へ来た。それから3年の努力で上海の「配送王」の一人になった。

 彼は朝は5時50分から夜12時まで働き、自分の出費は最低限におさえ、借金を返済したら、飲食業で創業したいと語っていた。だが彼は、他の人はこんなにきつい働き方をせずに、身の丈にあった働き方をした方がよいと話していたという。

 ネットには、「彼はすごいが一般の人がやれるわけがない」、「誰もが配送王になれるわけではない」など、普通の人には真似できないとのコメントがあふれている。

 陳さんが交通事故にあったことは多くの人の心を揺さぶった。「せっかく稼いだ金はみんな病院へ行ってしまった」「人間はロボットではなく、身体健康が第一だ」

 つい先日、韓国の41歳の「配送キング」全さんが交通事故で死去した。彼は毎日16時間働き、月収1200万ウォン(6万元余り)、韓国で収入が最高の配送員と呼ばれていた。

 最近、杭州の55歳の配送王もまた突然死したというニュースがあったばかりである。人の一生でお金はもちろん重要だが、健康が全ての基礎であることを忘れないで欲しい。





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最終更新日  2024年09月21日 07時47分33秒
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