『下戸ならぬこそ、をのこはよけれ』
兼好法師の『徒然草』には「下戸ならぬこそ、をのこはよけれ」(第1段)、
「色好まん男は・・・玉の巵(さかずき)の当(そこ)なきここちぞすべき」(第3段)
とある。酒も飲めない、恋愛も出来ない男はそこのない盃みたいなものだと喝破しているわけで、
かなり話のわかる坊さんだったと知れる。
第87段には、馬を引く男が酒によって暴れ、みんなに大怪我させたという件(くだり)も見える。
今で言えば飲酒運転による事故で
『飲んだら乗るな』
と戒めていた兼好はさすがというべきか。


