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染毛剤

染毛剤の危険性

何気なく使っている日用品は危険なものが多いです。大手・有名メーカー品が安全、安心ではなく様々な弊害がでています。シャンプー、歯磨き剤から化粧品など安全、安心なよいものを愛用したいと願うあなただけを精一杯支援いたします。
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◆理容・美容業界にも知らされていない染毛剤の毒性
通産省の統計によると染毛剤は毎年順調な伸びを示し、95年に出荷額800億円を超え今では頭髪化粧品の中ではシャンプーを超えて堂々第1位の躍進ぶりです。これは、高齢化社会を迎え、白髪を気にするお年寄りが増えたのに併せ、茶髪がファションとして若者たちの間に受け入れられたことが大きな要因といえるでしょう。
茶髪ニーズの対応に追われている美容室や理容室は、染毛剤に含まれている毒性物質の問題にどこまで気づいているのでしょうか。厚生省・化粧品業界・マスコミの結託によって情報がシャットアウトされている事情もあって、本当の毒性についてはあまり知らされていないのが実態です。もちろん勉強会などを通じて危険性に気づき、危険性の少ないヘアダイを実践している理・美容室もあります(全体の約1%)
ヘアダイに関して一般の理・美容室がメーカーから注意されていることは、「かぶれることがあるから気をつけて下さい」の一点に集約されます。
あなたも、はじめてのお店で「かぶれることがありますか」・「かぶれやすい体質ですか」と聞かれた覚えがあるでしょう。さらに、「ヘアダイのときは前の晩に髪を洗わないでください」と注意されたことがあるはずです。前日と当日の二回も洗髪すると皮脂が極端に少なくなってバリアゾーンが弱くなり、ヘアダイの薬品が頭皮に浸透して、かぶれる心配があるからです。ですから理・美容室の中には、かぶれだけは起こすまいと神経質になっているところもあります。それでも、神経をとがらせてくれるところはまだいいほうで、実際には、かぶれにさえ注意を払わない不用心なお店も少なくありません。メーカーが理・美容室に対して指導していることは、一見、いかにもお客様本位ですばらしいことのように思われますが、染毛剤には、ガンや成人病との関連性についての説明が一切なされていません。かぶれの問題一点のみに注意を集中させて、背後にあるもっと恐ろしい慢性毒の問題を棚上げにしているのです。もちろん、メーカー側ばかりをせめるわけにはいきません。広告料に目がくらみ見て見ぬふりをしてきたマスコミにも、そして問題点をメーカー側に指摘してこなかった厚生省にも責任はあるのです。

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◆茶髪・ヘアーカラーリングに潜む危険性
茶髪(ちゃぱつ)という言葉は「広辞苑」にも載っているように、一般的に日常語として通用するようになりました。
最近の染毛剤の利用者は、1,000万人をはるかに超えると予測されています。それにしたがって、染毛剤の生産量も10年間で倍増する勢いで毎年伸び続けています。今流行っている茶髪で使用されている染毛剤の影響は果たしてどうなのでしょうか?
米国立ガン研究所は、「髪を染めている女性は、ガンの一種であるリンパ腫にかかる危険性が50%も増す」と報告しています。
国民生活センターに寄せられた染毛剤(ヘアダイ)の相談,苦情には、「頭部にコブができた」「目も開かないくらい顔が腫れ上がった」などの皮膚障害や、「誤使用で目に入り角膜剥離が起こった」などの目の障害が多かったと報告されています。
また、ヘアカラーリンスの使用が増加したことによる苦情として、「期待したほど染まらない」「リンス効果が不足し、髪の毛がパサパサになった」「かぶれた」「髪の毛が抜けた」「手の皮がむけた」等、安全上にかかわるものが増加しています。  

◆染毛剤(ヘアカラー剤)の種類
大きく分けると染毛剤(医薬部外品)と染毛料(化粧品)になります。染毛剤には、ヘアダイなどの永久染毛剤、ヘアブリーチなどの脱色剤があります。
染毛料には、ヘアマニキュアなどの半永久染毛料、カラースプレーなどの一時染毛料があります。
1.永久染毛剤
白髪染めとして利用が多いヘアダイは酸化染毛剤といいます。ジアミン系染料の酸化染毛料とアルカリ剤とトリートメント剤が入った第1剤と、過酸化水素とトリートメント剤が入った第2剤とに分かれているのが一般的です。
ヘアダイでの染色は毛髪内部の皮質で発色・定着するため色持ちが良く、しかも脱色しながら染色することによって、望んだ色に染めることが可能です。
しかし、酸化染毛料には、パラフェニレンジアミン・フェニレンジアミン・アミノフェノールなどの発色剤と、染めあがりの色合いに変化をつけるための修正剤としてメタアミノフェノール・メタフェニレンジアミンなどが含まれ、さらに、着色成分としてのニトロ化合物も含まれています。
これらの化学物質は、発ガン性が指摘されているものであり、主成分のジアミン系化合物はアレルギー性の接触性皮膚炎を起こします。使用するときは皮膚に触れないように注意が必要です。特に黒色系の濃色の場合はジアミン系化合物の量が多いので、更に注意が必要です。
2.半永久染毛料
ヘアマニキュアなどの半永久染毛料は酸性染料が主成分です。染めあがりの色はメラニン色素の色とミックスされるため、毛髪の色が暗いと鮮やかな色は出にくくなります。色持ちは約1ヶ月程度で、徐々にキューティクルの隙間から染料が抜けていって、色が褪せていきます。
ヘアダイよりは安全性が高いといわれていますが、薬品が毛髪内部にまで浸透するので、アレルギーによるカブレの可能性があります。また、タール系色素が入っているものが多く、発ガン性が疑われています。
3.一時染毛料
カラースプレーなどの一時染毛料は、顔料を毛髪表面に付着させることで色をつけるものです。手軽に髪の毛を着色できる点がファッション性としてのメリットですが、持続性がないため、白髪染めで色持ちを求める人には向きません。

◆染毛剤と染毛料の人体への悪影響
●発ガン性
ヘアダイに含まれているフェニレンジアミンやアミノフェノールなどの酸化染料は発ガン性を指摘されています。毛染めをしたからといってすぐに影響がでることは少ないでしょうが、長年に亘って繰り返し毛髪や頭皮からこれらの物質が体内に取り込まれ蓄積された場合、危険性はかなり高まります。
●血液障害
1988年にヘアダイを使うことで再生不良貧血を引き起こす可能性が厚生省の調査で発表されています。再生不良貧血患者の中でヘアダイを使用していた患者の約2%にあたる19人がヘアダイとならかの関係があると判定されました。そこで、ヘアダイを止めたり、止めた上で治療を行ったところ、2人が治癒し、14人の症状が軽くなったとの調査結果が出されています。調査後、厚生省の指導で、「貧血傾向の人はヘアダイの使用に気をつけるように」との注意書を加えることになりました。また、使用上の注意事項として「持続する微熱・倦怠感・動悸・息切れなどがしたり、紫斑・鼻血など出血しやすいとき、月経その他出血が止まりにくいなどのある場合は、使用を避けるよう」指示されています。
●かぶれ
染毛の時に、いくら注意しても皮膚に染毛剤がつき、カブレの症状を起こす危険性があります。このカブレの症状は一般の化粧品による皮膚炎に比べてより激しく全身的な場合がよくあります。カブレの初期は症状は軽く見えても、2~3日後に症状がひどくなる場合があり、ヘアダイでカブレなどのアレルギー症状が出れば、他の化粧品やゴム手袋などでのアレルギー症状が出やすくなります。
●失明の危険性
髪の毛に薬剤を塗って放置している間に汗と一緒に薬剤が流れ落ちたり、洗い流す際に薬剤が目に入ることがよくあります。
ヘアダイにはキューティクルを開く役割のアンモニアなどのアルカリ成分が入っています。このアルカリ成分が目に入ると角膜を傷つけるため激痛が伴います。ひどい場合は、視力の低下・失明の危険性もあります。
1991年に「ヘアダイが目に入り激痛とともに視力が低下し失明の恐怖にさらされた」として、東京に主婦が化粧品販売会社を相手に製造物責任を求めて損害賠償の訴訟を起こしました。主婦はヘアダイを洗い流すためにシャワーを浴びたところ、液が目に入り、病院で診察した結果、右眼の角膜が破れ、左眼の角膜が炎症を起こしていたのです。視力は、両眼とも0.6だったものが0.3から0.1にまで低下してしまい、眼底出血が続きました。
●毛髪へのダメージ
ヘアダイを使って髪の毛がパサパサになるという症状は、主に過酸化水素によって引き起こされています。過酸化水素は毛髪の水分をどんどん外に出してしまうので、髪の毛から水分が失われ、ぱさついてくるのです。
また、ヘアダイの染毛時に発生する酸素は、毛髪を酸化させ傷めることになります。ヘアダイの回数が多いほど、また、短時間での染め直しやブリーチ,パーマ液との連続使用によって傷みの程度がひどくなります。傷みがひどくなると、裂毛・枝毛・断毛などが起こるようになります。

◆銀座、老舗美容院の事件
現実にあった出来事をご紹介します。よし子お婆さんは、家族そろって銀座の老舗 美容院にかよう、とてもオシャレな大奥様です。ある年、よし子お婆さんは、体調をくずして入院されました。入院しても、身だしなみは、いつもキチンとしていました。白髪が少し浮いたと言っては、すぐに染めに来られます。そのよし子お婆さんが、亡くなったのは、ヘアカラーをした翌日でした。担当した二四才の吉田君は、とても気にしていました。もしかして、ヘアカラーのせいなのか…。2週間ほどして、奥様がお見えになりました。吉田君は、胸をしめつけられる思いで、奥様の言葉を待ちます。
『亡くなる前に、キレイにして頂いて、本当にありがとうございました』
『…あ、いえ…お役に立てて良かったです…』
吉田君の胸のうちは、とても複雑でした。実は、こんな話は美容業界では、よくあることです。だからこそ吉田君も、とても気にしたのです。ほとんどの美容師さんが、直接、間接的にこんな話を知っています。
それほどパーマやカラーのあとで、倒れたり、亡くなる人は少なくないと言います。ご紹介した よし子お婆さんの話は、実話です。今回の場合も、亡くなった理由がヘアカラーかどうかは定かではありません。よくあることが、また、起きただけです。

◆農薬と比べてみたら…
パーマ剤、カラー剤。最近ではスーパーでも、カンタンに手にはいるようになりました。それが【スプーン一杯で死に至る可能性がある】とは、おだやかではありません。どのくらいの毒性があるのでしょう。インターネットで誰でも簡単に調べることができます。ある『除草剤』と比べてみます。この『除草剤』を飲んだ人のうち、半数が死にいたる量は、700ccです。700ccは、死のうと思ってもカンタンには飲める量ではありません。ただ、死ぬまで至らなくても、相当苦しむことになりますが…。この【除草剤】、使うときは500倍から1000倍に希釈するのがふつうです。1リットルの【除草剤】を、500リットルの水に入れて使います。もちろん、たとえ500倍に薄めても、日本人なら散布するときに、素手でさわるようなことはしません。必ずゴム手袋を使います。さらに防毒マスクをして、雨ガッパを着るのが当たり前です。それほど恐いという認識があります。

◆強烈だったパーマ剤カラー剤
そこでさっきの週刊誌の記事を、もう一度思い出してください。『ヘアカラー剤やパーマ液は毒性が強く、スプーン一杯で死に至る可能性がある』 というものです。スプーン一杯とは、小さじだと5cc。さっきの【除草剤】が700ccで致死量です。つまり、5ccのパーマ剤カラー剤と、700ccの除草剤とが、同じ毒性というわけです。除草剤より、パーマ剤カラー剤の方が、140倍も毒性が強いことになります。本当かどうか調べてみましょう。ヴァイタル家庭医学事典というホームページから引用します。
『パーマ液、第一液ではアルカリによる粘膜の障害、第二液では臭素酸塩により下痢、腎不全、意識障害をおこすことがあります。毛染液は、パラフェニレンジアミンや界面活性剤を含んでおり、粘膜障害、肝障害、ショックなどをおこします。致死量は20ミリリットルくらいです』
5ccではありませんが、20ccほどが致死量です。ヤクルト一本が36ccですから、その半分ほどが致死量です。確かに子供や、体力のない人なら、スプーン一杯でもかなり危険かもしれません。

何気なく使っている日用品は危険なものが多いです。大手・有名メーカー品が安全、安心ではなく様々な弊害がでています。シャンプー、歯磨き剤から化粧品など安全、安心なよいものを愛用したいと願うあなただけを精一杯支援いたします。
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