ナースを目指したのは・・・？
毎日・・毎日・・厳しい練習。。
鬼・・・コーチ！！”仁”先生。。。
アタッカーのポジションに居た・・私
『馬鹿ヤロ～～！！ なにやってんだぁ～っ！！』
いつも・・いつも・・注意されていた。。弱小チーム・・
仁先生はいつもあせっていた・・
もう一度県大会に出場したい。。。そういっていた・・
先生。。何をそんなに急いでいるの？？
先生。。私にばっかりそんなに期待しないで？？
先生。。期待でつぶれそうだよ・・・
そんな仁先生も練習を休む回数が増えた。。。
試合が近くなっても先生は出てこない・・
変わりの先生に指導していただき・・・仁先生が来たときに
最高の仕上がりになっているようにチーム皆ではりきった・・
いつまでも・・いつまでも・・
仁先生は帰ってこなかった。。。
末期の胃がん・・・ずっと後になってから知らされた・・
会いたい・・・会って試合の報告をしたい・・
チーム皆でこっそり・・電車に乗って会いに行った・・
仁先生ではない人間がベットに寝ている・・
『先生。。。？』 朦朧とする意識の中で目を開けた先生。。
一生懸命話しかけている・・先生なに言ってるかわかんないよ？？
涙を流しながら先生の言葉に耳を傾ける・・・
分からない・・？？
『先生・・ライバルチームに勝ったよ！！』
先生の目から一滴の涙が伝った。。。
全身浮腫・・黄疸・・著しい口内炎・・ 何もできない自分
ビービー泣いているだけの自分・・
情けない・・・
先生の枕元には私達チームの写真が飾られていた。。。
１ヵ月後先生は帰らぬ人に・・・
仁先生の最後の教え子となった私達。。。
厳しい先生・・鬼のようだった・・でも笑顔が優しかった・・
大好きだった・・
先生。。私、ナースになろうかな？？
有難う先生・・・ナースになるよ。。。
その頃のチーム仲間は私の進路に関して・・
以外だわぁ～～～。 と・・・
動機は誰も知らない・・・
仁先生と私だけが知っている。。内緒の話！！
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