c - Rakuten Inc
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
125381
HOME
|
DIARY
|
PROFILE
【フォローする】
【ログイン】
WILDハンター(仮)
外伝
今よりもずっと昔、まだ人が文明というモノを築きはじめたころ。セカイにはまだ覇者がいた。飛竜をはじめとした獣たち。自然が生み出したセカイの頂点に立つ存在。人よりも自然と共に生き、摂理を行使する。人は彼らを恐れ、敬い、その摂理を受け入れていた。しかし、それをよしとせず、鎧を身につけ、武器を手にし彼らに戦いを挑んだ者たちがいた。恐れを知らぬ彼らを人は「モンスターハンター」と呼んだ。
ガラガラと走る乗合馬車の座席に二十歳くらいの男が一人で座っている。彼は小さな窓の外をじっと見つめて考え事にふけっているようだ。男の名はアラン・スミシー。それなりの経験を積んだハンターである。長めの黒髪に細面でパッと見、女性と見間違えてしまいそうな整った顔立ちをしているが男性用の赤い軍服のような鎧を身につけているので性別を間違われることはないだろう。
ここでハンターについて説明しておこう。ハンターとは各地方のギルドから依頼を請けてこなす、いわば何でも屋だ。完全実力主義の階級社会。力さえあれば名声だろうが富だろうが好きなだけ手に入る。それに憧れてハンターを目指す者は多い。しかし、死と隣りあわせの危険な稼業でもある。その理由はギルドにかけられる依頼の大半が「モンスターの狩猟」ということによる。一般人には太刀打ちのできないような怪物を彼らの代わりに依頼をうけて狩るのがほとんどのハンターの仕事といって差し支えない。しかしハンターといえど人間に変わりはない。逆に返り討ちにあうこともしばしばだ。もちろんギルドは個々のハンターの力量に見合った依頼を提供するが、それをこなせるかどうかはまた別の問題である。
そしてハンターは狩りにいくとき、それぞれ自分が決めた武器をたずさえていく。ある者は刃を、ある者は火砲を、己が命を預けるに値すると信じたものを握り締めていく。
「ふぅ…、もうだいぶジャンボ村からは離れたな」
ため息まじりにアランは思い出深げに独り言をもらした。彼は五日前までジャンボ村という小さな村でハンターをしていた。そこで出会った人達のことを思い出しているのだろう。居心地の良かった場所を離れるとき人は感傷に浸るものだ。するとまた、ため息をひとつついてポツリと呟いた。
「ドブロクさんは元気にしてるかなぁ」
ジャンボ村で出会ったあるハンターの名前を言って、アランは窓側の壁に立てかけている真紅のライトボウガンに目をやり、彼のことを思い出していた。そう彼と出会ったのは二ヶ月ほど前のよく晴れた日だった。
――二ヶ月前ジャンボ村の入り口――
「くっは~疲れた!」
馬車から降りたアランはそう叫んで勢いよく背伸びをした。まだまだ駆け出しハンターの彼はこのとき、全身をランポスという青い鱗をもった二本足で立つトカゲのようなモンスターから作られた鎧を身につけ右肩には同じくランポスの素材から作られるライトボウガン「ショットボウガン・蒼」をぶらさげている。
これらはアランの父が昔使っていたものだ。彼の父もハンターだったが、彼が幼い頃に消息が途絶えてしまったのだ。彼が10歳のときに届いた最後の手紙には「これからドンドルマにいってくる」とだけ書かれてあり、元々放浪癖があった父を母はまったく心配していなかったが、アランはそんな父を軽蔑していた。それからおよそ10年間なんの音沙汰もない。そのあいだ故郷でもたまに畑がランポスに襲われるので、それを追い払うハンターの真似事をしていたアランは少し自信がつき、ハンターになって父を探しに行くと母に告げ家をとびだし、ドンドルマの街を目指したのだ。その途中で立ち寄ったのがここ、ジャンボ村である。
「さ~て、とりあえず酒場にいって腹ごしらえするかな」
半日も馬車に揺られてからっぽになっている腹をさすりながらアランは村の真ん中にあるオープンカフェ風の酒場に足を運んだ。まだ昼間だったがいくつかあるテーブルには女二人組と男二人と女の三人組のハンターが酒を酌み交わしている。カウンターにも一人男がいたが隣に座っているツボを背負った男と歓談の真っ最中のようだ。なかなか賑やかな場所だと思い心が和んだが、腹がすいてることを思い出しどこに座ろうか迷っていると、
「いらっしゃいませ!先ほどの馬車で着いたハンターさんですか?」
空いてるカウンターの席に座ろうとしたらいきなり声をかけられた。声の主をみるとまだ17歳くらいのウェイトレスがカウンターの奥に立っている。アランは手近な席に座り荷物を置くと答えた。
「あぁそうだけど何か?」
それを聞くと少女は意味深な笑みを浮かべてカウンターの逆側の隅に座ってハンターと歓談していた民族衣装っぽいものを着て、でかいツボを背負ったワシ鼻で耳がとんがっているあからさまに怪しい人物に耳打ちをした。するとその人は目を輝かせて立ち上がり、アランの方に歩み寄ってきてやぶから棒に手を握ってこう言った。
「やぁ!ジャンボ村へようこそ!今この村ではハンターを募集しててね、君もその口だろう?おいらはここの代表をしているんだ!気軽に村長って呼んでくれ!」
あまりの迫力にアランはたじろいでしまったが、ドンドルマの街にいく途中でたまたまこの村に立ち寄っただけだということを伝えることだけはできた。それを聞いて村長はがっくりと肩を落としたが、アランの装備を見て何事か考えると、また声をかけた。
「ふむ…見たところ君はまだまだ駆け出しのようだけど狩りの経験はどれくらいあるんだい?」
「ま…まぁ畑にきたランポスを威嚇して追い返すくらいしか…」
村長の問いにアランはうつむきながら答えた。それを聞いてその場にいたハンターのほとんどが大笑いした。特に三人組の一人は笑いすぎてのけぞった拍子に椅子ごと後ろに転んでしまった。その笑いに耐えかねてアランは顔を真っ赤にしてうつむいてしまった。そんな彼に村長は、真顔でこうきりだした。
「きみがもし急ぐ旅でないのならこの村でハンター修行をしていかないか?」
「え?」
その唐突な申し出にアランはきょとんとしている。数瞬まったくの無音。あれだけ笑っていたハンター達も二人をというよりアランをじっと見ている。まるで何かのタイミングを計っているように。アランの思考は混乱していた。
(たしかに今のままハンターとしてドンドルマにいってもただの足手まといにしかならない、けど自分の目的は父を探して連れ帰ることだけ、でも…)
迷ってるアランに村長が優しく声をかけた。
「ん~今来たばかりなのにこんなことを言って混乱させてしまったようだね。ごめんよ」
「いえこちらこそ即答できずすみません」
「いやいやこっちが急すぎたから気にすることはないよ、さて!では諸君!」
アランへの返事もそこそこに村長は他のハンター達に向かって声をかけた。
「彼が無事にこのジャンボ村へたどり着いたことを祝して歓迎会といかないか?」
その瞬間、酒場にいた三組のハンター計6人以外にもその場にいた村人みんなが声をそろえて叫んだ。
「もちろん!」
「ではわたしも腕によりをかけてお料理を作りますよ」
とウェイトレスの子が言うとアラン以外の全員が固まってしまった。そして口々にそれぞれ作ったものを持ち寄ろうと言いだしてけっきょくそうなった。アランはそれを不思議そうに見ていたが、このあとウェイトレスの子に何か軽いものをつくってもらってその理由が分かった。腹が減っていたからなんとか食べきったがしかし、
「まっずい…」
アランは声に出さずにはいられなかった。それからしばらくたった黄昏どきにアランの歓迎会が催された。
「さ~て、みんな揃ったかな?」
村長がお立ち台に登って集まった村のハンターと村人たちに呼びかけた。すると集まった全員から地鳴りのような歓声がかえってきた。村長は耳をふさいで声がおさまるのを待って続けた。
「それでは今日の主役の登場です!さぁこっちへ!ぁ…」
そこまで言って村長はまだアランの名前を聞いていないことを思い出してバツが悪そうにお立ち台へ歩いてきたアランに聞いた。
「きみの名前は?」
「アランです」
「そうかそうか!ではアラン君が今日無事にこのジャンボ村へたどり着いたことを祝して!」
一拍おいて村長が手にしたジョッキを高々と掲げて叫んだ。
「かんぱぁぁぁぁぁい!!!!」
それに続いてさっきの歓声よりもすごい声が辺り一面にとどろいた。それからしばらくして、それぞれの家から持ち寄られた料理にアランが舌鼓を打っていると、不意に村長が近づいてきて声をかけた。
「アラン君楽しんでいるかい?」
「は…はい、久しぶりにこんなにおいしいものを食べましたよ」
アランの率直な感想とうれしそうな反応に村長は満足そうにうなづくと、
「それで昼間のことは考えてくれたかな?」
急に真面目な声でそう聞いてきた。
「え?」
それにアランは間の抜けた声を出してしまった。が、すぐに昼間のことというフレーズで思い出した。
(ハンターの訓練か…)
正直、このままドンドルマへいってすんなり父が見つかったとしても、今の自分に連れ戻すことができるか分からない。むしろハンターとしてある程度の技量が身につけば父も自分を認めてすんなり戻ってくれるのではないか。そう思ったアランは、
「しばらくこの村にいたいと思います」
そう村長に返事をした。それを聞いて村長は目を輝かせて喜んだ。
「そうかそうか!じゃあ、きみの先生を決めないといけないね!」
村長はそう言うとアランのライトボウガンを見て、昼間話していた髪が白い色黒でこわもてのハンターに声をかけた。
「ドブロクさ~ん!あなたたしかヘビィ使いだったよね?」
「ん?そうだけど今更それを聞いてどうかしたかい?」
ドブロクと呼ばれたハンターはジョッキを片手にもったまま村長に聞き返した。
「いや~実はアラン君に狩りの仕方を教えてほしいんだよ」
村長がアランの肩に手をかけてそう言った。ドブロクは近づいてきてアランを覗き込み、
「ふむふむ、昼間のアレか、別に俺はかまわないよ。最近はそんなに大物が出るわけでもないし、あいつらもいるからね」
そう言うと向こうのテーブルで騒いでいる三人組と二人組のハンターをあごで示した。
「それじゃあ、これからよろしくアラン」
アランの方に向きなおるとドブロクは右手を差し出した。それにとまどいながらアランは握り返すと、気合の入った声で答えた。
「よろしくお願いします!」
これがアランとドブロクの最初の出会い。そしてアランが初めて“ハンター”と出会った瞬間であった。
そのまま村長を交えて話し合い、アランはジャンボ村に滞在するあいだ、ドブロクの家にやっかいになることになった。村長はアランの家を用意すると言っていたがドブロクの、
「狩りを教えるならこっちの方が都合がいい」
という言葉で決められた。アランは最初は不安だったが、ドブロクの家に着いてちゃんと自分の寝床があることに安心した。
それから一週間、アランは徹底的に狩りの基礎を教えられた。獲物の解体は故郷で家畜の腑分けをしていたせいか、手際よくこなし特に何もいわれなかった。問題は、
―パンッ、パンッ…―
「まだまだだな」
「すいません…」
射撃の腕である。的にしている二重円を描いた木の板には、中心から外れたところに銃痕がいくつもできていた。なぜ村はずれの広場でこんな練習をしているのかというと草食竜を狩ったときにアランが一発で標的を仕留められなかったことによる。銃士の基本は急所を正確に撃つこと。無駄弾を減らす意味合いもあるがドブロクが言うには何よりも、
「獲物を楽に死なせてやるのが重要なんだ」
事実、アランは自分の撃った弾で苦しむ草食竜を見ていやな気分になった。だから自分の思ったところに当てることができるように練習している。しかし一朝一夕で上手くなるものではない。そこをドブロクは分かっているのだろう。必要以上にアランを叱咤するようなことはしなかった。しかしアランは焦っていた。まだ練習を始めて六日だが、止まっている的にすら当てられない自分へのいらだちが募っていくばかりだった。
――八日目――
今日、ドブロクとアランの二人は朝早くから村の近くにある密林に狩りに出ていた。目的は食料の確保。といっても草食竜の肉が切れたので仕入れてきてほしいという依頼だ。温暖期の密林ではエリア1と呼ばれる区画でよく草食竜が草を食んでいる。彼らは警戒心が薄くよほど強い殺気を感じなければ逃げ出すことも無い。いわば狩りの練習台である。彼らを一撃で仕留められるようになるのが新人ハンターを卒業した証となる。それほど気をつけないといけない相手でもないので二人とも最低限の弾薬しか持っていかなかった。だが、この日の密林は様子がおかしかった。
「妙だな…」
最初にその異変に気づいたのはドブロクだった。エリア1についたのに草食竜の気配がまったくしないのだ。さらに、周りからは何やら不穏な気配がそこかしこから感じられる。
「アラン、どうやら今日は初の実戦になりそうだ」
そう言いながらドブロクは腰に下げていた銀色のヘビィボウガンを展開させローダーにはめた弾丸を六発装填した。
「やつらがくるぞ」
――ギョエッ!ギョエッ!――
アランが返事をする前になにかの鳴き声が響き渡り、茂みの中からそれは姿を現した。大人の男と同じくらいの大きさをほこり、青い鱗を持つ二本足で立つトカゲ。“ランポス”と呼ばれる肉食竜だ。彼らは群れをなして狩りをする。一匹が姿を現したのをきっかけに次々とベースキャンプへの退路を断つようにランポスが茂みや崖の上から姿を現した。それを見てアランは慌ててパレットシャワーにマガジンを差込みコックを引き絞って構えた。が、二人は12頭ものランポスの群れに完全に取り囲まれてしまっていた。アランは周りを必死に見回しながらボウガンを振り回しているけれど、ドブロクは冷静にじっとランポス達の動きを観察している。ランポス達はドブロクのプレッシャーにいつ襲い掛かるかタイミングを掴みかねているようだ。しばらく膠着状態だったがドブロクが、
「アラン、そこを動くな…」
「え?」
アランが振り返ってドブロクを見ようとした瞬間にアランの方にいたランポス3頭が飛びかかってきた。しかし、
――ドンッ!ドンッ!ドンッ!――
立て続けに3発の銃声が密林にこだました。飛びかかってきたランポス達の爪と牙はアランに届くことはなかった。ドブロクが正確な狙いで彼らの頭を吹き飛ばしたから、
「狩りの最中は相手から目を離すんじゃない!」
そうアランに小言を言うとドブロクは手近にいたランポスの頭を撃ちぬいた。そして立て続けにもう二頭。あっという間の出来事にランポス達は状況が把握できていないようだ。
「さて…これで半分」
そう言いながら、ドブロクは空薬きょうを吐き出させるとヘビィに弾を食わせた。これはかなわないと思ったのだろう。リーダー格のランポスが弱気な鳴き声をだすと残った5匹をつれて崖の上に逃げさった。それを見てアランはほっと胸をなでおろしていたが、
「アランまだ一匹そこに隠れてるぞ」
そうドブロクは言うと、崖際にある茂みの中に石ころを投げ入れた。すると、
――グゥオア!――
野太い声の体がやけに大きいランポスが飛び出してきた。今まで周りを囲んでいたやつらより明らかに発達した鋭い赤い爪とトサカがある。それを見てドブロクはやっぱりか、と洩らして続けた。
「10頭を越える群れにドスランポスがいないのはおかしいからな、しかし逃げまねまでさせるほど優秀なヤツは久しぶりだ」
感嘆の口調でそう言うと、ドスランポスが一鳴きした。すると崖の上にいったランポス達六匹全員が戻ってきた。アランにはドスランポスが威嚇しながら笑ったように見えた。
「アラン」
不意に呼ばれたアランはドブロクを見た。
「周りの六匹は俺がやる、お前はドスランポスを仕留めろ」
「な…ッ!?そんなの無理ですよ!第一、僕の腕じゃあ動いてる標的に当てるなんて…」
言い終わる前にドスランポスが二人に飛び掛ってきた。それをドブロクは華麗に避けるとまだ元の位置にいるランポス達に向かって三回発砲した。次の瞬間、三匹のランポス達の頭に風穴が開いていた。アランはドスランポスのあまりの迫力にたまらずしりもちをついてしまい、パニック寸前の状態になっている。それを横目に捉えドブロクが一喝した。
「馬鹿者!狩り場で気を抜いたら死ぬぞ!」
その言葉もアランの耳には入らなかった。ただ呆然と目の前のドスランポスを見ている。ドスランポスは相手に戦意がなくなったと見るや残ったランポス達に合図をだしてアランを狙わせた。アランは襲い掛かってくるランポス達と目が合った。瞬間、彼らの牙が自分ののどを噛み千切る光景が頭の中に浮かんだ。
(これで俺は死ぬのか)
そう思って目を閉じた直後、
――ドンッ!ドンッ!ドンッ!――
響いた三発の銃声、そしてランポス達の断末魔の悲鳴。アランが目を開けると襲いかかろうとしていたランポス達が頭を撃ちぬかれて死んでいた。わけが分からず辺りを見回すと、弾込めをしながら近づいてきたドブロクに思い切り頭を殴られた。
「いでっ!?」
「何がいでっ!?だ!ほら、あとはお前の仕事だ」
そう言ってドブロクはアランの首根っこを掴んで無理やり立たせると、ドスランポスの方に突き放した。たたらを踏みながらアランは混乱している頭で、目の前のこいつを狩らなきゃこっちが狩られる、ということだけは理解した。おもむろにアランはショットボウガンを構えて狙いをつけると引鉄を引いた。
―パンッ!―
弾はまっすぐにドスランポスの頭めがけて飛んでいったが、当たる寸前にドスランポスは頭をかがめてかわした。
「やっぱりダメか」
ボソっと独り言を呟くと後ろから怒声が轟いた。
「その距離から当たらないんだったら絶対外さない距離から撃て!」
「は…はいっ!」
反射的に返事をするとアランはショットボウガンを抱えてドスランポスに駆け寄っていった。それを見てドスランポスもアランに向かって飛び掛った。アランはそれを避けきれずドスランポスの後ろ足で押さえ込まれてしまった。そしてとどめをさそうとドスランポスがアランののどを食いちぎろうとした刹那、
――パンッ――
乾いた銃声が響きドスランポスが口から血の泡を吐いて倒れこんだ。ゆっくりとドブロクがアランに近づいてきてドスランポスの死骸をどけてやった。
「おつかれさん、やればできるじゃないか」
ねぎらいの言葉に激しい息遣いのアランは呼吸が落ち着くのを待って、
「もうこんな真似はしたくないですよ」
そう言うと、アランはにっこりと笑った。
「そう思うなら修行するしかないな」
「そうですね」
そう言い合って二人はランポス達から剥ぎ取りを済ませると、目的だった草食竜を探し始めた。しかし、ランポス達のせいかこの日は一頭も見つからなかった。
そして月日は流れ、いっぱしのハンターとしての経験を積んだアランは村をあとにしたのだ。いわずもながだが、出発する前夜も村長の提案で宴会が催された。その席でアランはドブロクから今身につけている武具一式を受け取った。もうお前は親父に頼らなくてもいいだろう、と言われて。その翌日アランは新しい装備に袖を通し、今まで使っていた武具一式を故郷へ送ると馬車に乗り込んだ。
それがちょうど五日前のこと。もうそろそろドンドルマの街に着くだろうと馬車の御者に言われ、アランが荷物をまとめていると不意に馬車が止まり、御者が叫んだ。
「あんちゃん!ドンドルマに着いたぞ!」
その声を聞きアランはようやくか、と一息ついて返事をした。
「あぁ、今降りるよ」
アランが降りると御者は待合所の方に馬車を進めながら声をかけてくれた。
「それじゃあがんばりなよ、あんちゃん!すぐくたばらんようにな!」
「せいぜい気をつけるよ!」
それに威勢よく返事をしてアランは街門の方に歩いていった。門番にいくつか質問をうけると、門が開くまで待たされることになった。少しずつ上がっていく門の向こうを見つめてアランは静かに呟いた。
「待ってろよ、親父」
開いた門の中へ悠然とアランは歩き出した。
ジャンル別一覧
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・TV
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
人気のクチコミテーマ
アニメ・コミック・ゲームにまつわる…
【淡島百景】6話感想ネタバレ?光あ…
(2026-05-17 07:00:06)
がんばれ!地方競馬♪
5/17盛岡・金沢・高知・佐賀の1点勝…
(2026-05-16 21:38:58)
REDSTONE
グランドフィナーレ〜♪
(2025-05-18 20:25:57)
© Rakuten Group, Inc.
X
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Create
a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
評判のトレンドアイテム情報
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: