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ビッグジョン7777さん
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冬になると、寒くなると、出かけたくなります。それも寒いところへ。
もっと陽気のいい時季に行けばいいようなものだけど、
寒い時に寒いところに行きたくなるのです。
意識してそうしているわけでもなく、気がつけばそうなのです。
去年も夫からの誕生祝を”旅”にしてもらっていたものの、
なかなか出掛けられなくて秋になってしまったということや、
ユキちゃんがいないということや、
ユキちゃんが時間をくれたからということや、
見たい画の展示期間があったということや・・・・
と理由がないでもないけれど、 この冬もまたそうでした。
早朝でないと畑仕事もお散歩もできなかった夏と違って
冬はお寝坊の私が今日は早起きして京都に向かいました。
当駅6時半頃の電車に乗ると、あたりはまだ暗く、
東海道新幹線ひかりに乗るために向かう車中で朝日が上り、
その荘厳な美しさに、これから始まる旅への期待が生まれました。
早起きした甲斐があって、京都駅には9時20頃に着きました。
しかも、ホテルは駅から1分。
まず荷物を預けてから、出かけたのは 岩清水八幡宮 でした。
確か、中学の古文で勉強した 徒然草 第52段に出てくる
「仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ~」
というお話の神社です。
仁和寺(ニンナジ)にある法師、年寄るまで石清水(イハシミヅ)を拝(ヲガ)まざりければ、
心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、たゞひとり、徒歩(カチ)より詣でけり。
極楽寺・高良(カウラ)などを拝みて、かばかりと心得て帰りにけり。
さて、かたへの人にあひて、「年比(トシゴロ)思ひつること、果し侍りぬ。
聞きしにも過ぎて尊くこそおはしけれ。
そも、参りたる人ごとに山へ登りしは、何事かありけん、ゆかしかりしかど、
神へ参るこそ本意(ホンイ)なれと思ひて、山までは見ず」とぞ言ひける。
少しのことにも、先達(センダツ)はあらまほしき事なり。
と
法師は山の上の岩清水八幡宮にはお参りせずに帰ってきてしまい、
何事にも先達(先に立って導いていく人。案内者。指導者。)は
欲しいものというお話でしたが、
私の場合予めネットで調べて(私の先達はパソコンということですね )
また、駅の観光案内の係の方にお尋ねして歩き始めました。
石清水八幡宮は山の上にあってほとんどの人はケーブルカーで
登るのですが、私は歩いていきました。
参道 ←
↓ 一の鳥居 を見つけて、そこから参道に入りました。
↑ 静寂な雰囲気の 頓宮殿 を通り、
↓ 高良社 へ行きました。
この小さなお社にはあまり訪れる人もいないようで、(仁和寺の法師は訪れましたが)
森閑とした趣のある佇まいでした。
そして、その傍らに御神木(タブノキの巨木)が立っていました。
こういう木はまさに御神木で神様が宿っている気がします。
お会いできて、うれしくなりました。
できるだけ樹々の中を歩きたくて、 太子坂 を通って行きました。
たくさんの樹に出会いました。竹も多かったです。
こういう中を歩くのはとても気持ちが良くて幸せでした。
鳥さんたちもたくさんいて、あちこちで声が聴こえていましたが、
ある場所で、ぽつんぽつんと何かが降ってくる音が聞こえました。
天気がいいのに何かしらと見上げると、かなり高い樹の上には
たくさんの鳥さんたち。
そして、樹には何か赤い実がたくさん生っています。
その実をついばんでいる鳥さんたちが落としている実が
まるで霰でも降っているかのように絶え間なく降っている音だったのです。
しばらくの間、見とれてしまいました。
豊かな森の楽園といった感じでした。
(動画に撮ったのですが、うまくいきませんでした。残念です。)
それから、この鎮守の森には鳥さんだけでなく他の生き物もいました。
赤い実が降ってくる先の大木の方から、とても変な声が聞こえてきました。
一瞬、警戒して進んでいくと、猫さんでした。
初めは、その声で怒っているのかと思い、「大丈夫よ。何にもしないからね。」と
言いながら傍を通り抜けようとしましたが、怒っているのではなくて
どうも身体を悪くしているようでした。
文字にはできませんが、無理にすれば、「ゴホッゴホッ」に近いような
咳のようなむせているようなそんな声でした。
「具合が悪いの?大丈夫?お大事にね。」と別れましたが、気になりました。
この子の他にも2匹(若くて元気でした)の猫さんに出会いました。
30~40分くらいかかって本殿にたどり着きましたが、
急に大勢の人がいて、驚きました。
皆さん、ケーブルカーで上って来られたようでした。
人が多かったのと工事中だったのとで、本殿ではお参りはしたものの
まったく心を惹かれることはなく、すぐ引き返し、案内の方に教えていただいた通り、
神馬舎 から右手に入り、 松花堂庭園 に向かって下りました。
竹林に沿った下り坂でしたが、まったく誰にも会いませんでした。
つづく ~
歩いた道 ← 地図