アシタイロ

アシタイロ

景色


変わらないままで
そして今日も明日も明後日も そうしてすごしてく

意味もなく外を ふらついてみても
見える景色は変わらなくて

商店街のショーウインドウ 映る自分の姿
肩が下がっていた

気づけばまたいつもの公園で ベンチで黄昏ていて
気がつけばまたお気に入りの唄を口ずさんでる

コンビニで立ち読みしている人たち みんな同じ顔をしていて
カフェでデートしているカップルも みんな同じ表情

鳥のように 翼があるならば
飛んで行きたい 真実の下に

夕日は堕ちて 太陽は居眠りを始め
星たちは 『仕事だ』と張り切っている

月のように 毎日 顔が変えられるなら
仮面をつけたい そう 月の仮面を

暗闇の中のイルミネーション それは綺麗過ぎて
自分が 汚いものだと自覚させられた

今目の前に 幸せの門が見えるなら
走り抜けたい 汚れた自分でも

家について 睡魔に負けて
今日もまた 瞳を閉じる

明日は違った景色 見えればいいなと
夢に託して 眠る


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