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百田尚樹さんの作品
田舎町で瀟洒なレストランを経営し、
町中の男を虜にする絶世の美女・未帆。
彼女の顔はかつて畸形的なまでに醜かった。
周囲からバケモノ呼ばわりされ友達もできない悲惨な日々。
そして思い悩んだ末、ある事件を起こしてしまう。
追われるように移り住んだ「美女の街」東京。
そこで整形手術に目覚めた未帆は、
手術を繰り返して完璧な美人に変身を遂げる。
そのとき、甦ってきたのは、
かつて自分を虐げた町に住むひとりの男に対する、
狂おしいまでの情念だったー。
なんという哀しさ
なんというこだわり
なんという意志
読んでいて
ただただ切ないです
だからと言って
読みにくいわけではなく
グイグイ引き込まれていくところが凄っ!!
ひたすら耐え
ひたすら我慢し
ひたすら生きる姿に
彼女の仕事にも
整形後の高ビーな態度にも
軽蔑の気持ちは湧いてきませんでした
主人公は
強い意志と賢い頭の持ち主だったからこそ
より一層の苦しみだったのでしょうか...
面白い面白くないというより
引き込まれるという感じで読み終えたのでした
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