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泡盛のはなし(第3回)

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第3回 古酒の伝統的なつくり方


しつぎ今回は前回に引き続き「古酒」についてです。
 沖縄では子供が生まれたら「かめ」を買ってお酒を入れ、 「成人式の日までねかせといて子供と古酒を楽しむ」なん て言って古酒づくりを試みるのですが、いざ成人のお祝い のときに「かめ」を開けたら、肝心なお酒は蒸発してなく なってるなんて話はよく聞きます。
 今回は、そんな古酒づくりに欠かせない伝統的な手法の 「仕次ぎ(しつぎ)」を紹介します。

 いくつかの「かめ」を用意して、年代順に酒を注ぎ足し ながら酒を貯蔵する方法です。
 一番古い酒が古酒の「親酒」になります。2番目に古い 酒、3番目に古い酒、4番目に……と順に用意します。
 先ほどの話にもあったように、お酒は自然に蒸発したり、 もちろん飲んだら減ってしまいます。その減った分を注ぎ 足していくのですが、ここがポイント。
親酒(一番古い酒)に注ぎ足す酒が、いくらいい酒でも新しい酒であればせっ かくの熟成された親酒はだいなしです。そこで、親酒に注 ぎ足す酒は先ほど準備した2番目に古い酒を注ぎ足し、2 番目に古い酒には3番目に古い酒を注ぎ足し、4番目に古 い酒には5番目に………という風な感じで注ぎ足していく のです。

 このような「仕次ぎ」の手法により、古酒の風味を保ち つつ熟成させより味わい深い、美味しい酒になるわけです。
また、これが他の酒とは異なる泡盛の大きな特徴といえる のではないでしょうか。





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