ＭＹＪＯＵＲＮＥＹ＠イギリス

史上最も過酷な1学期・・・

（大学寮、初めて住んだマイルーム、Ｓ４７４号室からの景色。
毎朝ながめるのが気持ちよかった！）

２００１年１０月～

右も左もわからない新学期スタート。
クラスメートは約４０人。二人年配の外国人だけど
長年英国在住の人、残り全員イギリス人。イコール私以外全員英語完璧。
とにかく講義が理解できない、どうノートをとっていいのかわからない、
教室の場所もわからない（大学が広すぎて）
とにかく大きな失敗をしないことだけを目標にしていました。
同時に生活での様々なトラブルも後を絶たず、
人生でこれほどげっそりしたことはありませんでした。

１１月にスタジオフラットに引っ越し、（この学期で唯一ラッキーだったこと）
自分専用のキッチンももてたので（それまではキッチンは７人でシェア）
全員女の子のフラットから全員男の子のフラットになったけど、
今のとこまぁまぁ耐え忍べる範囲。。
院と同時に語学コースも併行してるので、
自他ともにみとめる大学一の多忙な時間割。
プラス論文のための個人指導も受け始め、毎日分刻みの忙しさ。
同級生たちと遊ぶ暇もなく、論文提出の迫る頃は
食事もトイレも行く暇もなく、睡眠時間もほとんど皆無で
人間としての生活をどう守ろうかと悩むほど。
これほどハードな生活をしてる学生はそういないと自信があるほどで・・
論文と授業のプレッシャーに加えて、日々のトラブルも絶えず
これほどイギリスという国、イギリス人が嫌になったのも初めてだった。

monte

By Steve Shrimpton
（初公開、大学寮。ひとつの村みたいに巨大で、
こんな棟が15棟？あります。）

チューター、（個人指導教授がイギリスにはいる、
すべての悩みを相談しないといけない担任みたいな存在。
私のチューターは当初最悪だった。
しかし、時間を追う毎に・・今は最高。）
に学業面の相談に行ったら
「君の生活はハードすぎる。僕にはとてもできない。
日本人を探して友達をつくって、遊びなさい」と言われる。
（こないだは「まきは、ロンドン観光はしたのか？」って
渋いジョークで攻めてきた･･･）

日本の大学院での修士論文提出直前の頃を思い出すような
たかが最初の論文提出日でこれほど大変なのかと言葉を失い
何とか初めての２本の論文を提出。
法学レポート：虐待児童のケーススタディ、法律をどうこのケースに
適用させるかってのと、
黒人高齢者が福祉サービスにおいて、社会的圧力を受けている問題についての
批判的考察っていうもの。
法も人種もまったくゼロからのスタートで英語の問題だけじゃなく
専門知識のレベルの高さにも本当についていけない！

イギリス人の同級生たちがげっそりとして
「ついていけない」ともらしているのに
どうして私はここにいるの？っていう１学期、とにかく終了。
しかし、語学コースでトラブル発生、その処理に冬休みの最初の一週間を
まるまるつぶしたものの、とにかく語学コース落第ということになって
３月に試験を受ける条件にまで何とか変更。
（最初は高額な学費と再履修を請求された）
ちなみに落ちたのは私ができが悪かったからというわけでは
なかった！なんつうか社会のシステム、運の悪さ。

やっとひといきつけたところで、プライベートの英語の先生が
試験に向けて特訓しようとはりきってくれて、（有り難いけど）
黙っていたら毎日メールの嵐。
他の学生が４週～８週ある冬休みも私のコースだけなぜか２週間なので
残された１週間を体と心を休めないとこわれてしまうと不安で
これはイギリスを脱出しないと休日が取れないと思い
急遽旅の計画をねり、ギリギリに宿も確保でき、念願の旅へ！
行き先はチェコ、プラハ。もちろん計画はなし。

チェコ旅日記（？というよりただの記録）へつづく・・・

ジャンル別一覧