MY JOURNEY@イギリス

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国内もいい♪(7)Chester


やはり怖れていた通り、
チェスターに着いた時は駅はほとんど無人状態。
バスもまったくなく、仕方なくタクシーへ。。
怖かったんです・・・今夜はYH(ユースホステル)だから、
早いうちに着かないと駅からも街からも遠いんだろうなぁ
と思ってたので。
やはり、遠かったです・・・
(YHに泊まってるのにタクシー代は痛かった)
でも6人部屋貸切りみたいな状態で2人分払ってるので
それほど安くはないんですが。
もう最悪!
今朝も電話で話してるのに部屋が予約されてないだとか
水も6時過ぎたからって目の前でも売ってくれないし、
ドリンクマシーンはお釣が出ないタイプで
小銭がなくて買えないし、もう入口から最悪続き。
その受付バイトの兄ちゃん、態度悪い悪い!
YHに来たっ!って痛感です。

結局薄暗い中、
もう一度タウンまで行かなければなりませんでした。。
YHってだから不便だよね・・・
今度はバスで行きましたが・・・
その山むこうに帰るバスが40分後か2時間半後という選択肢。。。
それを調べてもらってる間にもう10分経過。。
徒歩は怖いしきついよなぁ(ちなみに外灯はなかった・・)
30分以内で食事して水買って帰るか、
次のバスなら映画館でも行くしかないって感じ、の街の静けさ。
かの有名なチェスターですからとってもきれいなんですけどね、
静かで薄暗くて映画館とレストランが
ぽつんと開いてるだけでちょっと怖い。
変な人もいるし。

結局次のバスに乗ることに決め30分以内でレストランに入って
10分で食事をかきこんでバス停に走りました。水は買えず!
あぁ。。。
山むこうに帰って部屋で超ブルー。
こんな汚い部屋・・・さらに今までの最悪記録を更新。
部屋の電気は裸電球ひとつで暗く、
ベッドの電気は故障しててチカチカ・・・点かず。
暗さで苦労しながらシーツと闘うのですが、
これが説明書を受け付けでもらったほど複雑なシステム。
名付けて「封筒シーツ布団&枕カバー一体型」
疲れてる中、寝場所ができるまで30分かかりました・・・
いやぁ・・・布団、
こんな汚い布団で寝るの?生まれて初めて!って感じだったし
2段ベッド今にも壊れそうで揺れる揺れる・・・
(もうひとつの2段ベッドは電気も点いたし揺れないし
なんでこっちにシーツセットしなかったんだろう・・・
と後悔先に立たず(TT)
あんな面倒なシーツはがしてまたセットなんて死んでもいや!

壁には大きな穴が開いててとにかくあっちこっちめちゃ汚いし
ベッドはほんと小さいし(外国人の人たちは
本当にあれで寝れるの?)
2段ベッドのはしごがこれまた説明できないほど簡易なもので
上り下りする毎に足が激痛に見舞われ、
さらにベッドが揺れるからもう大汗・・・
別室の共用シャワーもトイレも・・・
一番嫌だったのは、泊まったのが屋根裏みたいなフロアで
そこまで続く長い長い細い階段。
火事になったら一瞬で死確約保障って感じ。
そんなんじゃ営業許可おりないでしょーってそんなばかなって
非常階段とか探したんですけど、ほんとにない・・・
いいのか?だからユースホステルなのか?
さっきバイトのお兄さんは「マネジャー怖いんで」って
私に水を売ってくれなかったけど
そんな人ならありうるのかなー・・・

とにかく、私のユースもある意味もうすぐ終わることだし、
この夜の地獄で痛感しました。
これが私の最後のユースホステルです。
もう二度と泊まりません!!!
(私が最年少ってぐらい年配のお客さんばかりなんです、
こちらは。やはりイギリスのホテル代の高さのせいでしょうね。
30代も50代も私のイギリス人の知人はいつもユース、
こんな汚いところなら、私じゃまねできない・・・)
おばあちゃんグループとかもいらして
長い階段にしにそうになってる。。
共用のリビングはふたつあって、
ひとつは「Quiet Room」大人の方々が読書、片方は中国人占拠。別に期待してなかったですけど、
素敵な一人旅男性、いなかったなぁ。。

部屋のあの暗さと静けさが逆に眠れないんですよね。
あまりにブルーでAちゃんと長電話。
小公女セーラが召し使いとなって
屋根裏部屋に押し込まれた気持ちが
今こんなにわかる人は私以上にいないでしょう。。。
気分だけAちゃんに救われました。。

リバプールはまたリベンジで訪ねないないとなぁという感じです。
リバプール、なぜかほんと好き。
次回はレノンバー、マシューストリートギャラリー、
カテドラルに行かないと。。
そしてあの水陸両用車に乗りたい!

そんなこんなでチェスターでのブルーな夜が更けていきました。

6月1日
ユースホステルの朝食は
ベジタリアンメニューまであってびっくり。
でも、どれかを選ばないといけなくて
いかにも「配給」って感じの厳しい盛り付けでびっくり(@@)
ジュースも小さな小さなグラスに1杯。
もしおかわりしたらお金を取られることがごたごたと書かれてる。
え?なんで?ってすごくびっくりしたけど
そうでもしないと、とんでもなく大盛りにしたり
容器に詰めて持って帰っちゃう人がいるのかなぁ。
調味料なんかも自由にかけられない。
んーなんかYHってやっぱ怖い。。
紅茶だけは楽しんで、チェックアウト。
荷物、どうしようか迷ったけど預けました。

預ける時にお兄ちゃんが
「これからどこ行くの?」と聞いてきました。
「チェスターを観光してマンチェスターに向かうの。
今夜サッカーなの」と
若いお兄ちゃんだから知ってるかなと思って言ってみたのですが
「え?!サッカー!」
と驚き、
(そうでしょ~ナショナルチームだからね~)と心中
次の答えを考えてたら、
「君が出るの?! それとも見に行くの?」
と・・・すごい質問・・(--)
出るわけないじゃん。。。
一応お気にのスカートはいてるんですけどねー今日。。
そんなふうに見えるかぁ?

チェスターはイギリスに来た時から来てみたかった場所。
2000年の歴史を刻む城壁の街、
イギリスのローテンブルク、(←私のイメージ)
イギリスではそれほどポピュラーじゃないですけど
日本からの英国周遊ツアーは必ず寄るところです。

まずは市内の美しさにぽーっとしながらも
メインのカテドラルを見学。
10世紀に建てられ、500年かけてつくられた大聖堂。
とっても古くていかつい素敵なカテドラルでした。。
残念ながらその後は雨に降られてしまいましたが・・
でも、それはそれで、
その黒いチューダーの梁と雨がシックにマッチしていたように
思います。有名なローマ人とノルマン人がつくった城壁は
本当にかわいらしくて、メルヘンなデザインは
ロマンチック街道を彷彿と・・・
させないな、やっぱ。
イングリッシュな街です、とっても。

ドイツにもイタリアにもこのような城壁に囲まれた
古い街って訪ねましたが、
イギリスチックで‘ウィンチェスターのお母さん’って感じかな。
どこもかしこもチューダーハウスで白と黒の世界。
そこにいるだけでもタイムスリップしたかのようです。
チェスターは「美しい街」としてとても知られています。
コッツウォルズのような美しさとはまったく別、
でもヨークのような古さともまた違った趣で
ここもイギリスの京都か金沢という風情です。

特にザ・ロウズという建物の2階部分が非常に情緒があって
素敵です。この雰囲気はエジンバラのグラスマーケットという
おしゃれな地域に似ていて、本当に素敵という表現しかできません。私は残念ながら城壁の上を歩いたり、
近くの素晴らしい景観の川沿いまで散策できませんでしたが、
天気のいい夏の午後など最高の街だと思います。
もっと時間を取ってくればよかったな。
街中を一通り歩いて、ビジターセンターまで足も伸ばし、
最後にチェスター一古くて有名なレストラン「ブルーベル」で
ランチをしました。
15世紀末に宿屋だった建物を用いて
19世紀初めに創業したという
クラシックで本格的レストラン、ということで
どのガイドブックにも必ず出ている有名店。

味は確かに絶品でした!
が・・・
サービスしてくれた店員さんが、
新人だったのか、単にやる気がなかったのか、
とにかく遅いわ忘れるわで・・・せっかくの味が!!!
それに・・・すぐ隣に日本人家族が来たのも・・・不運。
しかしまぁ。
この駐在員ファミリーもマンチェスターに向かうようでしたが
いやぁ、奥様はブランドショッピングや
次回のホリデー(ヨーロッパはもう飽きたとかetc)
お子さんたちは某有名校の寄宿舎のお話などが否応にも
聞こえて来て、あまりにもその優雅さに絶句でした・・
やっぱ、駐在員って信じられない大金持ち。。
勝手な、余計な、お世話でしょうが
そんな豪華な暮らしして、
日本帰ってカルチャーショックとかにならないのかなぁ。
広い庭の豪邸、お手伝いさん、高級車、世界一周クルーズ・・・
なんか日本帰って意識とかずれちゃわないですかね・・
(うちの大家さんも若い頃駐在員奥様だったから
やっぱねー国籍問わずすごいんだなぁ。。)

っていうかうらやましい!\(>_<)/ユウガ!ゴウカ!

美味しいランチをエンジョイして、ダッシュでチェスターを後に。
今夜はマンチェスターです!


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