ヨーロッパ旅日記 その１ロンドン
ロンドンはここの別ページ「ロンドン案内♪」で写真入りで紹介してます。
***この日記は、サイトにアップなんて考えもしない当時自分のために書いた記録日記ですから、わかりにくいかも･･***
ミレニアムのロンドン
世紀の年越し！ロンドンはものすごかった！
１９９９年１２月３１日
「ミレニアムを祝う準備はＯＫかい？」
大晦日のロンドンへ向かう矢先の、
ボーンマスのタクシードライバーのおじさんのセリフ。
電車がロンドンへ近づくにつれ、今日がいつもと違う日であることを
電車のタイムテーブルがめちゃくちゃなこと以外では始めて実感。
Wokingではもうすごい人が乗って来て、
みんな頭には思い思い変なかぶりもの。
しかし！Waterlooではさらに宇宙人のような
おかしなかぶりものの人がうじゃうじゃいて、
チューブへ降りるエスカレーターで眺めれば
かぶりもののオンパレードで何もかぶっていない方が恥ずかしいかもってな感じ。ああ、なぜイギリス人はこれほどまでに
何かあるとかぶりものがしたいのだろう？謎だ。
そんなことにお金と時間をかける脳みそがあるのなら、
そのいつでもどこでもおしゃれは黒という発想を改めればよいのに・・
年越し！
サウスケンジントン駅からは花火の音を聞きながら、
迷ったものの電話をしてやっとホテル発見。
なんとあほなことに住所が間違っていたとはいえ、隣のドアを鳴らしてた。
荷物を置いたら早速ウェストミンスターへ向かうものの
既にチューブは大混雑！もー身動き取れない、
やっとの思いでウェストミンスター寺院の横に場所を確保。
本当はビッグベンの下かテムズ河畔まで行きたかったけど、
あまりの人々の狂喜の沙汰に、
川まで行ったら落とされるかもという本当にそんな状況だったので、
２０００年はそこで迎えることに。
みんな手にシャンパンボトルを持ってて手ぶらなのは私たちだけ。
でも聞こえてくる言語は英語以外の言葉ばかり。
さすがに日本語もよく聞こえて来てたのでそういう場所は避けたけど。
いよいよ世紀のカウントダウン！
でもカウントダウンというより、叫び声で新年になってしまい、
その瞬間から花火がドカドカあがって何だかビッグベンの鐘の音も聞こえず、
ただただ人々の大興奮!!!
でも花火がすっごくきれいだったし
海外年越しは日本とは全然違う雰囲気だったので素晴らしかった！
花火は１５分くらい上がっていて本当に感動してしまった。
みんなキスキスキスになるかと期待してたのに
それほどじゃなかったので、
やっぱトラファルガースクエア名物のキスをあびてみたかったかも。
お酒なしだったのが痛かったけど。
次の地獄。。
しばらくしたら帰る人の波で身動きが取れないので
少し待ってからその波に加わる。
酔っ払い（みんな酔っ払いだけど）が
「Happy Millenium」って
誰にも声をかけあってて私たちも頑張って応えた。こ
ういうとこ外国だなーと感激しつつ。さて！
無料の地下鉄を楽しみに駅まで行ったのに
安全上の理由とかで駅が閉鎖されてるではないか。
しかも雨も降り出してみんな大通りへ向かって
人の波が流れているので仕方なくそれをフォローすることに。
みんな怒ってるけど、新年の夜中にこんな沢山の人が
大通りを大行進なんて何だかおかしな感じ。
だって今日はレッドバスもタクシーすら市内中心部は走れない、
完全封鎖されてるのだから！
かなりすごい思い出になった。
道まで聞かれる始末だし・・ちゃんと教えてあげたけどね。
大通りを歩いている頃からトイレに行きたくなって
マクドナルドぐらいなら・・って思ったのは甘かった。
結局その後ホテルにたどりつくまで
凍てつくロンドン中を歩き回る羽目に。
足は棒のようだしそれはもう地獄の数時間だった。。
おかげでロンドンの地理にかなり強くなりました。
ＴＯ ＬＥＴもＴＯＩＬＥＴに見えるくらいだもんね。
いきなり警官団体の乗ったコーチが横付けして
ぞろぞろおまわりさんが出てきた時は笑ったけど、
まー２０００年の年越しはトイレ探しで終わったって感じでした。
平和なロンドンのお正月風景・・
２０００年１月１日
とりあえず観光しようってことで
ウェストミンスターまでまた行って寺院の周りを歩いてたら
何やらものすごい色々なコスチュームを来た人が列をなしていた。
そう、元旦名物のパレード出発地点にいつのまにか迷い込んでたみたい。
お陰でじっくりパレード部隊の人たちを観察して、
その後バッキンガムパレスへ。
ホースガーズは終わった後みたいだったけど、
すごい人だかりで写真を撮って。
Ｔｈｅ Ｍａｌｌにはものすごーく細長い
大きな移動遊園地ができてた！
なんだかワクワクするような風景！
遊園地でホットドックを買って
リージェントパークのベンチでリスたちと一緒に食べて満足。
公園からはビッグベンとロンドンアイが顔を出していて・・
ロンドンの元旦を満喫。
トラファルガースクエアにぬけて、歩いてピカデリーサーカスまで。
「TT亭」でランチして、その後バスでタワーブリッジへ。
タワーブリッジは二度目だったけど、本当にきれいでため息が出る。
タワーブリッジをみながらディナーしたかったのだけど
どこの店も閉まってたり怪しかったからあきらめる・・
一度の下見ですべて把握！
ロンドン観光は私にお任せあれって感じ。
橋から川沿いをすーっと散歩して
夜はサウスケンジントンのインディアンでカレーのコースディナー、
これがすっごく美味しかった。
さすがロンドンのカレーは美味しいとは本当だ。
イギリスでうまいものが食べたかったら中華かインディアンに行け、という
格言は本当のことです！
Ｉ ＬＯＶＥ ケンジントン
２０００年１月２日
ビクトリア＆アルバートミュージアムの建物は本当に美しい。
もしかしてロンドン１では？写真を撮って歩いてケンジントン宮殿へ。
結構入場料高かったし（7.5位？）
日本語のレシーバはなくて使いまわしの紙を
ホッチキスで綴じただけの資料だったけど、
中はとても素敵だったし、ダイアナ妃のドレスコレクションは本当きれいだった。ダイアナ妃の絵葉書を何枚か買いました。
なにより素敵だったのは宮殿から見えるケンジントンパークの眺め。
特に丸い池が弱々しいイギリスの太陽をあびてやわらかく光ってて
そこに優雅な白鳥や水鳥達が集まっていて・・
平和をそのまま切り取ったような風景で惚れてしまった。
以来ケンジントンパークは私のお気に入りとなる。
ケンジントンはロンドン市内からそれほど離れていないのに
閑静で山の手っぽい雰囲気で、お店は少ないけど洗練された街並みで、
とてもいい！
イギリスの目白というか目黒というのか。
写真を何枚か撮って、
ロイヤルアルバートホールがそこにあったのは知らなかった！
これまた素敵な感じでビートルズアビーポーズで一枚。
アルバートホールはビートルズが初めてライブをしたホールなんだよ。
イギリスに来て初めて彼らゆかりの場所を見たので興奮。
この日の宿も慣れた電話でグロセスターロード近くに取ったし、
ヒースローまで行って友達を見送る。
その後の孤独、旅の恐怖を考えると不安で仕方なかったけど・・
この日の夜はイングリッシュブレックファストの丸い絵葉書を買って
早速ホテルで日本あての手紙を書いたりして過ごした。
３日連続初めてのイングリッシュブレックファストは、
始めはともかくきつかったけど、
でもまー思ってるほど素晴らしいものじゃなかったので情報におどってた。。
この日のホテルは朝食はコンチで、
現金払いにはディスカウントもあったのでなかなか好感触。
そして、いざ初めてのヨーロッパ一人旅へ向かったわけです。
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