拉致問題は「架空の誘拐事件」 北朝鮮外務次官
2007年10月03日12時09分
北朝鮮の崔守憲(チェ・スホン)外務次官は2日、国連総会の一般討論で演説し、 日本と米国を名指しして「敵視政策」の解除を要求した。一方、平壌での北朝鮮と韓国の南北首脳会談については、「平和と共栄、統一に向けた新しい段階を開く上で重大な意義がある」と歓迎した。
崔外務次官は日本について、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)を「抹殺しようとする試み」などが、両国関係の「最悪の状態」を招いたと強調。改 憲によって自衛隊を「先制攻撃を任務とする正規軍に転換しようとしている」と警戒感を示した。
崔氏は演説後、新華社通信など一部メディアの取材に応じ、 拉致問題について「 架空の誘拐事件 に国際社会の目を向けさせ、過去の清算をないがしろにしようとの日本の策略だ」と非難した。
PR
Comments