1.使用するジャッキは2つ
通常フロントのジャッキアップをするには、サブフレームのタイロッド部分を使って車両を持ち上げるんですが、今回の作業はサブフレームとボディーの間のブッシュを交換するわけですから、ここだけジャッキアップをすると最悪の場合、ボディーが落ちてしまいます。 そこで2種類のジャッキを使用するわけですが、純正のジャッキは非常に安定性が悪く、今回の作業にはやや不安も残ります。 Yajinは使わなくなったパンタグラフジャッキを再利用して、写真のようにホイールナットを溶接し、ミニ対応のパンタグラフジャッキを自作してしまいました(笑) |
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2.お約束の位置でジャッキアップ
タイロッドのステーの位置でジャッキアップします。 これはもう説明しなくても判りますよね。 |
3.作業前の状態
2つのジャッキがこのようにセットされていれば作業にかかれます。 一番安全なのはホイールベースの部分に1本の角材をセットして、ボディー全体をリジットラック(作業ウマ)に乗せてしまう方法ですが、気を付けて作業すればこんな感じでも大丈夫です。 ※この場合は絶対に車の下に潜ってはなりません。車の下に潜る作業が必要な時は、面倒でも必ずリジットラックを使ってください。万が一車が落ちたら内臓破裂や頭蓋骨骨折とか、シャレにならない事態になります。 また、作業は車体からはいつでも離れることができる体制で行うことも常識として認識してくださいね? |
4.サブフレームブッシュの取り外し(1)
牽引用のフックを兼ねたサブフレームマウントボルトを外し、ブッシュを固定しているボルトも外します。この固定ボルトは写真では判りづらいですが、上から手を伸ばして取ることができます。 これでブッシュは遊んでいる状態になりますので、もうジャッキは動かしてはいけません。 |
5.サブフレームブッシュの取り外し(2)
ブッシュが遊んでいるとはいえ、ボディー側に回り止め用のピンがはまっていてなかなか抜けないと思います。 この場合は写真のようにドライバーでこじて外してください。そんなに力は必要ありません。 ※ドライバーでこじた程度ではボディーが曲がることはまずないと思いますが、力を掛けすぎてジャッキを落としてしまうこともありますので慎重に作業を行うことが大事です。 古いブッシュを取り外したら、休憩せずに新しいブッシュも入れて固定してしまいましょう。 取り外せたんですから、逆の手順で取り付けるだけです。 |
6.割れてました(笑)
取り外してみたところ、ブッシュのゴムが切れてあと少しで剥離するような状態でした(笑) やっぱり定期的な点検は必要ですね。(^_^; |