Dolphin Checker-ネットの中の健康お助け隊-ドルフィンチェッカー

超音波:魚群探知

超音波と魚群探知機
超音波 関連の5回目です。

前回までは自然界に存在する超音波を取り上げましたが、 今回からは人の手で作られたものを取り上げたいと思います。
超音波を利用しているもので良く取り上げられるものの一つは、 魚群探知機 です。
それに海の中ではドイツ海軍Uボートが登場する映画でもよく聞く潜水艦のソナーも超音波です。 あの緊迫したシーンが脳裏に浮かびますね。

超音波は空気中では減衰(音の強度がだんだん弱くなる)が強くて遠くまで届かないのですが、 水の中では伝搬速度(伝わる)が早くて指向性(まっすぐ進み拡散しにくい)もよく減衰の少ない超音波が利用されます。

魚群探知機は超音波を利用する点ではイルカと同じですが、 イルカが複雑な周波数を利用して交信や餌を識別したりするのに使い分けているのに比べ、 魚群探知機は周波数が固定されているため、 ある程度は魚の種類が分かっても細かい魚の種類まで識別できません。 現在はそれを克服すべくいろいろ実験が繰り返されているようです。

魚群探知機やソナーの歴史をひもとくと、 あの 豪華客船タイタニック号の沈没 が関係しているらしいことが分かりました。
タイタニックが氷山と衝突して沈没したのは1912年。 これをきっかけに水中に超音波を放射して、 そのエコー(反射した超音波)で氷山などの障害物を探知する方法が模索されたらしいのです。
超音波を利用した世界初の魚群探知実験は、1920年代末に静岡県駿河湾で行われたと言う話です。 現在、世界で使われている魚群探知機の半分以上は日本製といわれていますので 日本は魚群探知機においてもトップレベルの技術を持っているんですね。すばらしいですよね

それでは超音波の第5回はおしまいです。



超音波と魚探のブランド、us-dolphin

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2005/04/18最終更新


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