やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2013/10/13
XML
テーマ: 沢登り(77)
カテゴリ: 沢登り
「富山百山」の取材山行から離れて、沢登りが計画された。まあ下降路は取材に関係するのであるが。メンバーは、山ちゃん、S竹会長、N島さん、Dさん、M本さん、やまやろうの6名。

今回は釜谷山に登頂したら、下降路を猫又谷と毛勝の西北尾根にとった。一粒で二度おいしいルート情報である。

4:30 G会館に集合。車2台で片貝川上流へ。車は南又発電所まで入った。

131013-01.jpg
6:23 出発。やまやろうは水を1.5L入れて12.5kgのバックパックとなった。勿論登攀用具込みである。軽量化を最優先にしている。道は始めは舗装されていたものの、廃道となって久しいから歩くにつれてヤブが濃くなり、地面には水が流れた溝ができている。

131013-02.jpg
7:38 南又谷の最終堰堤に立ち、入渓する。沢靴に履き替え、登攀用具で身を固める。

131013-03.jpg
8:13 釜谷出合い。猫又谷は見覚えのある景色が見られたが、釜谷はこんなところだったか。大水で渓相が変わったかもしれない。

131013-04.jpg
庭石にしたい景石がたくさん転がっている。石好きにはたまらない光景だ。

131013-05.jpg
9:00 谷が右にカーブするところで休憩。山肌にはちらちらと紅葉が見える。

131013-06.jpg
9:21 谷は左にカーブする。スカイラインの稜線は、雪で白くなっている。標高を下げた山腹は、紅葉で美しい。

131013-07.jpg
9:44 滑滝が現れる。「渾身の山」でいうところの序段の滝である。

131013-08.jpg
11年前は右岸の滝の際を登り、水流の中にホールドを見つけて突破したが、今回は左岸にルート工作をした。会長がノーザイルで登り、後からロープを渡して確保した。後続はゴボウで突破。

131013-09.jpg
その上は核心部である。大きな岩棚と共に、爆笑の滝が現れた。名称については前掲「渾身の山」に詳しい。

131013-10.jpg
10:22 奥が爆笑の滝である。ここは左岸を詰めて高巻きすることにした。岩壁基部からルンゼを上がりトラバース斜面に出た。

131013-11.jpg
トラバース斜面には樹木がたくさんあって、ロープなしでも滑落するおそれはない。なるべく標高を上げないようにしてトラバースしていくと、懸垂下降地点に出た。11年前にも同じところに出たであろう。

リーダーは当然のように懸垂下降のためにロープの準備を始める。が、ここは何とかしたら本流に降りられるのではないかと思ったやまやろう。潅木を使って降り始め、うまい具合に岩棚を使うことでロープなしで本流までの下降に成功した。

時間短縮のためにはなるべくロープは出さない方がよい。まあ時間はあるから練習ということで出すのも悪くはない。待っている間、やまやろうはカメラ片手にうろうろしていた。

131013-12.jpg
そこで発見したのが、この釜(甌穴=ポットホール)である。下降地点のすぐ下である。まあ見事に円くえぐられている。釜谷という名前の由来になった釜である。往時はたくさんあったのだろう、今となってはどこにあったのかも定かではない。唯一これを発見したのだ。11年前の遡行では見つけることができなかった。上から見ているので正確な直径は分からないが、大人が3、4人は入れるだろうか。

131013-13.jpg
懸垂下降をしているが、ここはダブルではなくシングルロープでよかった。

131013-14.jpg
11:15 降り立った先は広川原。11年前とほぼ同じ地点に立っている。正面の山肌は強い日差しで照り輝いている。

131013-15.jpg
下降地点で昼食兼ねての大休憩。

12:04 出発。この先は登攀はないだろうという意見が出て、ハーネスは外した。遡行図によれば滝はあるのだが。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2013/10/24 07:36:05 AM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

やまやろう

やまやろう

Free Space

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: