やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2017/04/09
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カテゴリ: 登山
G会の雪上訓練は無事に催行。雨の中だけど。7名
が集合。会員はやまやろう、S竹会長、N島さん、
Dさん。準会員はJ君、Nとさん、Kのさん。

極楽坂スキーセンター(大山町観光開発大山支部:
今年3月末で閉鎖)のピロティーに荷物を置く。
関係者の出入りあり。トイレ、自販機が使えるのは
ありがたい。


到着は8時前。雨が降り続いている。会長の先週の
偵察時には1.5mの積雪があったそうだが、一週間
で土が出てしまった。


スキージャンプ台の斜面が、角度が適度で訓練には
もってこいだ。ハーネス、クランポン、ヘルメット
の完全装備となる。


先ずは雪斜面の登高と下降。準会員には基本中の
基本の行動をしっかりマスターして欲しい。

やまやろうが説明するのであるが、自分が当たり前
のようにやっている歩き方って、実は高度な技術
なのだと改めて思う。登山の本を幾ら読んでも身に
つかないので、実際の登山で経験してください。


支点の作り方。今回はスノーピケット(Tバー)、
ピッケル(これは登りで使うので本来埋めるもの
はバイルだろう)、竹ペグで試した。

土のう袋も持ち込んだが時間がなかったので使用は
持ち越し。GWには残置支点として使うために持参
しよう。

ものの本によれば、スノーピケットとスリングを
接続するには、ガースヒッチではなくロッキング
カラビナを介するのだそうだ。今回は既に結ばれて
いるスリングに、自分のスリングを足して長さ調整
していたが、下手すれば破断するわな。反省。

スリングの長さ調整にしても、ガースヒッチで継ぎ
足していくと結び目で強度低下が起こる。ものの本
によればガースヒッチで30~60%強度低下する
とのこと。やはりカラビナを介してノーノットで
継ぎ足していくのが望ましい。装備が増えて大変
だが。


ピッケルを支点にするために細い溝を掘っている
J君。講習会に多数参加し、最新技術を一番知って
いるN島さんによれば、できるだけ雪面を壊さない
で埋めるのが望ましいそうだ。


二組に分かれてロープワークの基本をおさらい。
準会員にトップで登ってもらい、支点を作りながら
登攀する。ベテランがフリーで動いて確認する。


やまやろうは確保者であったが、練習ということで
ダブルロープを外し、上に下に準会員のやり方を
確認した。確保するだけなら待つだけ暇やし。

ロープのねじれ、カラビナの返し、支点の向きなど
結構細かい指摘をしてみた。


1ピッチ登ったところで、懸垂下降の説明。
ランヤードでエイト環を伸ばし、オートブロックで
バックアップを取った形。これも何度もセットして
身体で覚える必要がある。


ここまでやって13時を回る。全然時間が足りない。
最低限のことを駆け足でやっていかないと終わら
ないと判明。

優先順位をつけて、ビーコン操作と滑落停止は実施
することにした。


午後の部はビーコン操作から。今の機器は矢印に
向かって進むだけなので楽だ。最後のピンポイント
の捜索(ファインサーチ)は、ちょっとコツが要る
のだが。

やまやろうのビーコンを雪に埋めて、宝探しを
やってみた。みんな散らばり結構素早く埋めた
ビーコンに近づいていく。


プロービングの練習。N島さんによれば、40cmの
四角が基本。サイコロの「五」のように中心にも
プローブを差すのだとか。ものの本には25cm間隔
とある。

どちらも同じような間隔だ。やりやすさは、N島
方式でないだろうか。細かさからしても優位。

やまやろうも試してみたが、ダイローブの粗い表面
に削られて、新品プローブの目盛り印刷がぱらぱら
剥がれているではないか。うーん、アルミプローブ
に対してエッチングなり逆印刷(本体印刷、目盛り
無印刷)なりして、目盛りが簡単に消えないような
製造条件にしてもらいたいものだ。


ためしてガッテン。思いつきなのだが、雪に埋没
した人に電話して着信音で発見できないものかと。

結論からしたら無理である。スマホを30cm埋めて
電話してみたのであるが、着信音は聞こえない。
埋めた直上で雪面に耳を近づけてかろうじて聞こえ
る程度。15cm埋めた状態でも、周囲が静かな状態
で耳を澄ませないと聞こえない。そもそも山中で
電波がつながるかも分からない。ええ、ビーコンは
偉大です。


最後は滑落停止訓練。本来ならば訓練最初の登下降
とセットなのだが、濡れたら寒いでしょ。帰る直前
にして身体的負担を減らした。

どんな体勢からでも頭を上、腹ばいになることが
重要であることを口酸っぱく説いた。その体勢に
ならなかったら、滑落停止の動作ができないのだ。

準会員には何度も転がってもらった。これもまた、
身体に覚えさせないといざという時に身体が動いて
くれないのだ。

後にKのさんから質問が来た。そういう技術を使う
状態に陥ったことがあるかと。その時には回答
しなかったから、ここで答えよう。

入会前にMきさんに連れて行ってもらったGWの
剱岳北方稜線。ここの下りでアイゼンを引っ掛けて
転んだことがある。先行していたMきさんと接触
して、アイゼンでMさんの雨具を破いてしまった。

G会に入ってからは、滑落・転倒はありません。
スキーを除く。


15時終了。トランシーバーの使い方とか、1/3引き
上げシステムとか、そんなの全然無理。別途やる
ことにした。本日の雪上訓練そのものも充実はして
いない(時間が足りない)。

ロープワークよりも滑落しない歩き方をマスター
する方が大事なのではないか。実際の山に行かない
と経験値が稼げないのは分かるが、このままGW
合宿に突入するのは心細い。

個人的、会サポート的に登る練習が求められる!
おらーサポートできるか分からんがで、会員の皆様
による準会員へのサポートお願いします。

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Last updated  2017/04/11 09:24:48 PM


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