肥料の施し方



日時   :4月23日

場所:趣味のyasu農園




  種を播く時でも、苗を定植するときでも、その周りの土は出来るだけ無肥料の状態が望ましい。
施肥の基本は、全面施肥や株間などの上にやるのではなくて、溝施肥が基本です。全面施肥では根の周囲や近くに肥料などの栄養分があるので、根は発達せず、地上部優先の育て方になりやすい。また、追肥として、狭い株の間に油粕や化成肥料等をやると、それが醗酵する時に種々の細菌が発生して病気の元となるばかりか、根もしびれ手しまいます。
それでは、どのようにすれば良いのでしょうか。



まず、写真左のように、畝の中央に、幅、深さ30cmほどの溝を掘ります。写真では見にくいですが、溝を真っ直ぐに掘るために黄色のたこ糸(大工用、100m 70円)をピンと張ってあります。これで真っ直ぐな溝が掘れます。



 溝の中に粗大有機物(稲ワラ、雑草、モミガラなど)を投入します。水をかけてから足で良く踏んで、固めておきます。ふわふわの状態です。醗酵して体積が減った時に、畝の中央が陥没してしまいます。写真は一年間米糠などを入れて積み置きしておいた枯葉堆肥。



 次に米ぬか、鶏糞、油かす、過燐酸石灰などの有機肥料を入れます。
 堆肥と肥料を別々に使用するのではなくて、一緒に施す事によって堆肥が肥料の効果を和らげてくれ、肥料が堆肥の完全発酵を促進してくれます。それには堆肥の材料が、稲ワラや雑草、モミガラ、落ち葉などの出来るだけ繊維質のものが良いです。
 通常この作業は、時期にも寄りますが、苗の定植や播種の一~ニヶ月前には終了させています。根の発育初期では、根の周囲は出来るだけ無肥料の状態で、下に隠してある肥料分を根が探して下りていくようにします。その頃には下の肥料分も醗酵が済んでいて、根が肥料でしびれると言う事もあまりないでしょう。



 追肥の仕方として、株間の土の表層に油かすや鶏糞などをやるのが一般的です。これでは根の上に肥料をやることになり、この油かすなどが醗酵する時に、根を傷めたり、病気を発生させる可能性が大きくなります。
 根のすぐ上に肥料があるので、窒素優先の栽培になりやすく、しかも上部の肥料は流失しやすいので逆に肥切れしやすい結果にもなります。
 私は、追肥は出来るだけしない主義で、葉の先が黄色っぽくなって追肥が必要な時は、完全発酵有機堆肥+過燐酸石灰を施肥しています。いったん完全に醗酵させた有機堆肥は根の付近に施用しても病気の発生の原因にはあまりならないと思います。
 又、早急の肥効が必要な時は、写真左の水肥を1000倍液にして施肥しています。市販の液肥等も極く薄めにしてやるのも緊急的には良いと思います。





© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: