修羅の道-奴殺死の地獄日記

修羅の道-奴殺死の地獄日記

第二章 覚醒.2


農場の片隅で剣を振るう。
この作業は今日から始めた奴のトレーニングの一つだった。
「うるさいニャー!ここは農場ニャ、武器の練習なら他の所でやるニャ。」
「わかった、わかったから。爆弾だけは止めてくれ。」
奴は渋々と農場を去った。
「なんとしても今日中にはあの技を完成させたいんだけどな。安静にしてないのがバレたら村長から裁きが下るからフィールドには行けないしなー。」
なんて愚痴を言っていると不意に後ろから声がした。
「もうとっくにバレているわい。まったく、元気そうなら最近この近辺に出現したドスギアノスを討伐してきてくれ。」
「くっ。病み上がりの俺にドスギアノスとは、つくづく鬼のような人だ。まあいい、この剣の練習も兼ねて行ってくるか
。」
ーーーーー
某所にて
「どうだ、この村の奴とか言うソウルイーターは?」
「まあまあだな、まだ自分の力に気づいていないようだ。」
「そうか、ならそいつの始末はデルタに任すぞ。」
「イエス、ボス。」
デルタと呼ばれた男は一瞬でその場を去った。
「よかったのかボス。」
「何がだ?」
「デルタを差し向けたことだ。」
「ああ、あいつはもういらぬ駒だ。」


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